- 6月23日、人気脚本家キム・ウンヒの新作ドラマ、SBS『悪鬼』が放送される。
- キム・ウンヒはサスペンスやミステリーなどジャンル物を得意とし、”ジャンル物の大家”と称される人物だ。
- 今回はそんな彼女が手がけた、話題の過去作品をご紹介する。

画像出典:悪鬼(SBS)
”ジャンル物の大家”と称される人気脚本家キム・ウンヒの書き下ろし新作ドラマ、SBS『悪鬼』の初回が6月23日に放送される。
※ジャンル物:サスペンス、ファンタジー、ミステリー、犯罪、ホラーなど
『悪鬼』はキム・テリやオ・ジョンセが主演を務める、オカルトミステリースリラー作品。6月20日にはタイトル映像が公開され、不気味な雰囲気が漂うアニメーションで見る人に恐怖を与えている。
キム・ウンヒが実力を発揮する”ジャンル物”とは、韓国ドラマの主流ジャンルから外れたサスペンスやミステリー、犯罪捜査、ホラーなどを描いた作品のことだ。
今回はこれまで数々の人気ドラマを生み出してきた、キム・ウンヒの”ジャンル物”作品をご紹介する。
サイン
2011年に放送されたSBS『サイン』は、パク・シニャンやキム・アジュンが共演したメディカル捜査ドラマ。

パク・シニャンやキム・アジュンが出演したメディカル捜査ドラマのSBS『サイン』(画像出典:SBS)
法医学を素材とし、医学官ユン・ジフン(パク・シニャン扮)と新米女性法医学官コ・ダヨン(キム・アジュン扮)が事件の真相を暴きながら、社会権力に立ち向かう姿が描かれている。
初回から韓国アイドルの死亡事件が取り上げられるなどの攻めた設定や、実際の事件を連想させるリアルな世界観が話題を呼び、最高視聴率は24.9%を達成。
2019年には日本リメイク版、『サイン-法医学者 柚木貴志の事件-』がテレビ朝日系で放送された。
ファントム
SBS『ファントム(2012)』は、『サイン』の制作陣によって作られたサスペンスドラマ。

ソ・ジソプとイ・ヨニが共演したサイバーサスペンス作品、SBS『ファントム(2013)』(画像出典:SBS)
ソ・ジソプとイ・ヨニの共演作で、目に見えない犯罪者の正体を追い続ける警察庁サイバー捜査隊の姿が描かれている。
韓国ドラマとして初めてサイバー犯罪をテーマにした作品といわれており、ソ・ジソプはサイバー捜査隊のチーム長と、天才ハッカーの2役に挑戦。
脇を固めるオム・ギジュンやチェ・ダニエル、ソン・ハユンの好演も注目を浴びた。
スリーデイズ~愛と正義
2014年に放送されたSBS『スリーデイズ~愛と正義』は、パク・ユチョンが主演を務めたサスペンスラブストーリー。

パク・ユチョンが主演を務めたSBS『スリーデイズ~愛と正義(2014)』(画像出典:SBS)
本作の主人公はエリート警護官のハン・テギョン(パク・ユチョン扮)。劇中では韓国大統領の拉致や暗殺を防ぐ警護官たちの人間ドラマや、主人公を取り巻く2人のヒロインとのロマンスが描かれている。
サスペンスフルなストーリー展開の他、スタントマンなしの激しいアクションシーンも見どころの一つ。
総制作費100億ウォンという作品の圧倒的なスケール感も話題を呼び、出演者たちの演技力も好評を博している。
シグナル
tvN『シグナル(2016)』は壊れた無線機から聞こえる声を頼りに、未解決事件を追う刑事たちの物語。

俳優のイ・ジェフンとキム・ヘスが主演を務めたtvN『シグナル(2016)』(画像出典:tvN)
現在と過去の刑事による緊迫感のあるストーリー展開に加え、登場人物が見せる感動の人間ドラマも視聴者の心を掴んでいる。
巧みな伏線回収も話題を呼び、主演を務めた俳優のイ・ジェフンはシーズン2の制作に期待を寄せていると明らかにした。
2018年には日本リメイク版『シグナル 長期未解決事件捜査班』がフジテレビ系で放送され、BTS(防弾少年団)が主題歌を担当した。
キングダムシリーズ
『キングダム』シリーズは、2019年からNetflixで配信されている、朝鮮時代を舞台にしたゾンビスリラー作品だ。

Netflix『キングダム』は朝鮮時代を舞台にしたゾンビスリラー作品(画像出典:Netflix)
王が病に倒れたという噂が国に広がる中、真実を暴こうと立ち上がった世子のイ・チャン(チュ・ジフン扮)。旅に繰り出した彼の前には疫病が蔓延する世界が広がり、感染者は次々とゾンビに変わってゆく。
世子がどのように民衆を救い真実を暴くのか、手に汗握る予測不可能な展開が視聴者から高く評価され、2020年にはシーズン2が公開された。
2021年にはチョン・ジヒョン演じるアシンを主人公にしたスピンオフドラマ、『キングダム:アシンの物語』が配信されている。
智異山~君へのシグナル~
2021年に放送されたtvN『智異山~君へのシグナル~』は、キム・ウンヒ作家の5年7カ月ぶりとなるテレビドラマ復帰作。

女優のチョン・ジヒョンが主演を務めたtvN『智異山~君へのシグナル~(2021)』(画像出典:tvN)
主演を務めた女優のチョン・ジヒョンもSBS『青い海の伝説(2016)』以来、4年9カ月ぶりのドラマ出演で注目を浴び、キャストにはチュ・ジフンやオ・ジョンセ、チョ・ハンチョル、コ・ミンシが名を連ねている。
本作は智異山国立公園で働く女性レンジャーのソ・イガン(チョン・ジヒョン扮)と、新米レンジャーのカン・ヒョンジョ(チュ・ジフン扮)が、山で起こる奇妙な事件の真相に迫るミステリードラマ。
tvN『トッケビ~君がくれた愛しい日々~(2016)』や、KBS2『太陽の末裔 Love Under The Sun(2016)』のイ・ウンボク監督が演出を務めている。
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。