- 韓国ドラマは世界的な人気を誇るコンテンツとなり、その歴史やクオリティーの高さを見直す記事がメディアによって報じられることがしばしばだ。
- そこで取り上げられるのが、約20年前日本に始めて韓流ブームをもたらした『冬のソナタ』。
- しかし実は本作は韓国放送当時、死の組と言われライバルドラマが強豪揃いで、さほど取り沙汰された作品ではなかった。

『冬のソナタ』(画像出典:naver drama 冬のソナタ)
韓国ドラマはいまや、世界的人気を誇るコンテンツの1つとなった。
それに伴い、クオリティーの高さや、歴史をたどってこれまでの流れと傾向を紹介するなど、様々な視点から自国のドラマを見つめ直すメディアが増えている。
そこに高い確率で登場するのが、『冬のソナタ』(KBS2/2002)。約20年前、隣の国の文化に関心のなかった日本を一気に韓流一色で染めた本作は、韓ドラ人気の火付け役として度々取り上げられている。韓国のドラマ史に残る偉業を成し遂げ、歴史に名を刻む名作という位置付けだ。
ところが実は日本で支持されていなければ、“凡作”に終わる可能性があったのをご存じだろうか。
なぜなら韓国では“死の組”と呼ばれ、高視聴率を叩き出したMBC『商道』やSBS『女人天下』と同時間帯に放送されて特段目立った作品ではなかったから。強豪揃いでどちらかといえば苦境に立たされていた。

『女人天下』(画像出典:SBS)
視聴率20%をとるのが珍しくなかった時代に『冬のソナタの』最高記録は28.8%。悪くない数字だが、33.2%を獲得したライバルドラマ『女人天下』にはあと一歩及ばず。
また韓ドラファンならご存じ、『秋の童話』(KBS2/2000)と比較しても視聴率や話題性はそこまで高いものではなかった。

『秋の童話』(画像出典:KBS)
『秋の童話』は、『冬のソナタ』、『夏の香り』、『春のワルツ』と合わせてユン・ソクホ監督の四季シリーズの1つと言われ、今もメディアなどで取り上げられることがあるが、大抵の場合、『冬のソナタ』について言及する過程で少し触れられる程度。
どちらかといえばおまけのようなイメージだが、実は最高視聴率42.3%を叩き出し、当時まだ新人だったソン・スンホンとソン・ヘギョが一躍スターの仲間入りを果たした作品だ。
韓国内での功績だけで考えると『秋の童話』が勝っているのだが、現在も折に触れて取り上げられるのは『冬のソナタ』。どうやら日本での人気が大きく影響したようだ。
事実、『冬のソナタ』が韓流ドラマとしてヒットして以降、日本での成功=韓国内での成功と評価される動きがあり、自国での放送や配信だけに焦点を当てるのではなく、日本人が見ることを念頭に制作された作品が増えていった。
そしてその間にも数々のドラマが日本で楽しまれ、その他の国でも徐々に支持されるようになっていまやグローバル人気を得るように。
このように見ると、近年の世界的な韓ドラブームの火付け役は、『冬のソナタ』ではなく、日本のファンだったのかもしれない。
本作に熱狂し、次々と韓国ドラマを視聴していった人たちがいたからこそだという見方もできるのではないだろうか。
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