• KBSの新週末ドラマ『本物が現れた!』が放送スタート。出演俳優は「視聴率50%」と高い目標を掲げる。
  • しかし視聴者は、久々にドラマ復帰する主演のアン・ジェヒョンの存在に注目。
  • 度々議論になってきた彼の演技力が、高視聴率を取れるかの“鍵”を握っているようだ。
アン・ジェヒョン×ペク・ジニ主演の『本物が現れた』が放送スタート

アン・ジェヒョン×ペク・ジニ主演のKBS週末ドラマ『本物が現れた』が放送スタート (画像出典:KBS)

3月25日、KBSの新週末ドラマ『本物が現れた!』の放送がスタートした。

このドラマは、土日の夜8時からの放送だが、この時間帯は、視聴率20%を超えても「大コケ」と言われてしまう。

そんな曰くつき(?)の枠にもかかわらず、出演俳優は「視聴率50%目標!」と強気な発言。

しかし高視聴率を取れるかどうかの“鍵”は、久々にドラマ復帰する、アン・ジェヒョンの演技力にかかっているようだ。

制作発表会では「視聴率50%目標」という意気込みも伝えられた

制作発表会では「視聴率50%目標」という意気込みも伝えられた (画像出典:KBS drama 公式Twitter)

3月22日、放送開始に先立ち、制作発表会が行われた。

ハン・ジュンソ監督、主演を務めるアン・ジェヒョンとペク・ジニ、チャ・ジュヨン、チョン・ウィジェなど主要キャストを含む、豪華俳優陣が勢揃い。

作品への意気込みなどが語られる中、大御所俳優のカン・ブジャは「私たちの作品は、視聴率50%を上回るのではないかと思う」と強い自信を見せた。

「視聴率50%」とは日本ではありえない数字に思えるが、実は『本物が現れた!』が放送される時間帯は、平均視聴率が30%を超えていないと、あたかも惨敗に終わったような扱いをされるという。

3月に放送を終えた同枠ドラマ『三兄弟が勇敢に』の視聴率は27.5%、全51話の平均視聴率22%と、他局であれば「大ヒット!」と大喜びするところだが、KBSでは“不振”と厳しい評価‥。

韓国経済専門紙のソウル経済(sedaily.com)も「視聴率不振に陥っている枠を継ぐ『本物が現れた!』の肩は重い」「不振なKBS週末ドラマのリリーフ(救援)投手になるか?」と報じている。

土日の夜8時の放送は、“曰くつき”の枠なのだ。

(関連記事)視聴率20%超えでも「大コケ」と言われる韓ドラ枠がある・・高視聴率キープのワケ

主演を務めるアン・ジェヒョン(左)とペク・ジニ

主演を務めるアン・ジェヒョン(左)とペク・ジニ (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

ドラマのストーリーは、お腹の赤ちゃんをめぐる、シングルマザーと未婚男性の偽の契約ロマンス。妊娠、出産、育児を通じて家族に生まれ変わる、彼らの成長期が盛り込まれる。

ペク・ジニは、インターネット講義界のスーパールーキーとしてキャリアを積みながらも、婚前妊娠し、ジレンマに陥ったオ・ヨンドゥ役を演じる。

アン・ジェヒョンは、不妊クリニックの産婦人科医で、優雅な孤独死を夢見る未婚主義者、コン・テギョン役に扮する。彼は「最善を尽くして準備した。週末8時を気楽にしてあげたいという気持ちで取り組んでいる」と意気込む。

しかし、久々のドラマ復帰を果たした2人に期待が高まる一方で、「視聴率50%が目標」には「うーん‥」と首をかしげる人も多かったよう。

そしてその大半は、アン・ジェヒョンに向けられたという。

アン・ジェヒョン

JTBC『僕が見つけたシンデレラ~Beauty Inside~』(画像出典:JTBC)

2016年5月、公開恋愛中だった女優ク・ヘソンと結婚したアン・ジェヒョンは、多くのイシューの末、2020年7月に離婚。

俳優活動は、2019年11月から放送されたMBC『欠点ある恋人たち』が最後。その後は空白が長く、ドラマ出演は約3年振り。

2013年に放送されたドラマ『星から来たあなた』で俳優デビューした彼は、初主演を務めた『ディア・ブラッド~私の守護天使(2015 )』、日本でもお馴染みの『シンデレラと4人の騎士<ナイト>(2016)』、『僕が見つけたシンデレラ~Beauty Inside~(2018)』などに出演している。

しかし、自身の初主演作『ディア・ブラッド~私の守護天使』では、演技力の面でかなりの酷評を受けたのだとか。

韓国のウィキペディアと言われるnamuwiki(ナムウィキ)によると、彼の演技はネットで度々議論となり、酷評の対象は大きく2つ、台詞が聞き取りにくいという活舌問題と、運動音痴レベルのアクションシーンだったという。

そのため、久し振りの演技となるアン・ジェヒョンを心配する声が強まり、新作ドラマの成功は、彼の演技力が「鍵になるのではないか」とも囁かれている。

劇中写真。アン・ジェヒョンの演技に注目が集まっている

『本物が現れた!』劇中写真。アン・ジェヒョンの演技に注目が集まっている (画像出典:KBS)

そして第2話までの放送を終えた今、視聴率は、初回が全国平均17.7%、第2話は20.8%となっている。

韓国のオンラインコミュニティー(theqoo )に投稿されたドラマの感想を見てみると、やはりアン・ジェヒョンの演技力に対する反応が多い。

コメントの中には「演技が本当に上手になったよ!」「1話を少し見たけど、発声が良くなった」との感想がある一方で、「上達はしたけど、上手いということではない‥」など、賛否両論が巻き起こっている。

ネットユーザーの反応を見る限り、ドラマが高視聴率を狙えるかは、やはり彼の活躍が大きく影響しそうだ。

KBSの新土日ドラマ『本物が現れた!』は、全50話の予定。視聴率50%のキーパーソン、アン・ジェヒョンに注目が集まっている。

酒井知亜

韓国のデパ地下が大好き、酒井知亜です。韓ドラファン歴が長いですが、主にK-POP関連の記事を発信しております。韓国SNSで話題の最新イシューやスターの気になる素顔などを、読者のみなさんにわかりやすく伝えることをモットーに奮闘中です。

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