3月10日に配信がスタートする『ザ・グローリー2』(写真提供：スポーツ韓国、画像出典：Netflix)

Netflixオリジナルシリーズ『ザ・グローリー2』が、3月10日に配信スタートします。

そんな中、パート1に続きパート2も青少年観覧不可の判定を受けたとして、韓国のドラマファンの間で話題に。

年齢制限が設けられたことにより、むしろ世間は関心を触発されさらに本作に対する興味が増したようです。

規制されると、なぜか余計に気になってしまうのが人間の心理。

R指定作品は、暴力的もしくは、扇情的シーンなどが過激過ぎるあまり批判の声が上がりがちで、視聴者の好みは二分する傾向にありますが、裏を返せばクセのあるドラマ好きには、これ以上に分かりやすい付け札はないのではないでしょうか。

そこで本記事では、韓国でR18指定となった見る者のアドレナリンが騒ぐ作品を5つご紹介。

映画やドラマなどのレビューサービスを提供するFilmarks(フィルマークス)で、レビュー数と評価数が多かったものを調査しました。

他人は地獄だ (2019)

評価★3.7/5　レビュー数 349件

『他人は地獄だ』(画像出典：OCN)

●あらすじ：
釜山(プサン)から上京した青年が、*考試院(コシウォン)で生活しながら経験する奇妙な物語を描いた衝撃のミステリー・スリラー。
*考試院：主に韓国の学生が勉強するために作られた宿泊施設。

●主演：
イム・シワン、イ・ドンウク他

●レビュー
“不気味”、“気持ち悪い”というワードが非常に目立ち、中には暗く地獄のような世界感に耐えかねて途中で見るのをやめてしまったという人が。

その一方でこの手の作品を好む視聴者や最後まで見た人からは、｢見始めると止まらなくて一気に観てしまった。恐ろしくて痛くて怖すぎるけど、作品として面白かった｣など、好評を得ています。

また、｢精神を蝕まれ本性を現していくイム・シワンと、不気味だけど魅力的なイ・ドンウクの怪演に拍手｣と、主演2人の好演に対する称賛の声も目立ちました。

●現在視聴可能な動画配信サービス：
・dTV
・Amazon Prime Video
・Rakuten TV
・FOD
・Hulu

夫婦の世界 (2020)

評価★3.8/5　レビュー数 1149件

『夫婦の世界』(画像出典：JTBC)

●あらすじ：
人が羨むような家庭を築いていた女性が、1本の髪の毛をきっかけに夫の不倫を知り、緻密な計画の末に復讐を果たす、スリルと緊張感たっぷりな愛憎劇。

●主演：
キム・ヒエ、パク・ヘウン扮

●レビュー：
｢旦那がクズすぎて見てるだけでイライラする｣など、どうしようもない夫のキャラクターに苛立ちを感じたという意見が多数上がっており、没入して楽しめる作品という評価を受けています。

全32話からなる長編ドラマのため、中には途中で離脱しそうになったとの声もありますが｢あいつ(夫)を地に落とすまでやめられない｣と、不倫した夫に制裁が下ることを期待し、完走した視聴者もちらほら。

R指定の対象となったシーンに関しては、倫理観が崩壊したような壮絶すぎる展開に、これぞ韓国ドラマだと言わんばかりのドロドロとした世界感を楽しんだ人が多かったようです。

●現在視聴可能な動画配信サービス：
・Netflix
・U-NEXT
・FOD
・Amazon Prime Video
・Rakuten TV
・TELASA
・Hulu
・Disney＋

ある日～真実のベール (邦題/2021)

評価★3.9/5　レビュー数 475件

『ある日～真実のベール』(画像出典：coupangplay公式Instagram)

●あらすじ：
一夜にして殺人事件の容疑者になってしまった平凡な大学生と、彼の無実を信じそれを立証するため奔走する落ちこぼれ三流弁護士の激しい生存を描いたハードコア犯罪スリラー。

●主演：
キム・スヒョン、チャ・スンウォン

●レビュー：
｢韓国ドラマ特有のネガティブ要素が満載だからこういう描写が多いことを知っていないとキツそう｣と、目を塞ぎたくなるようなシーンが含まれていたとの声が上がった本作。

中でも大学生役のキム・スヒョンが、刑務所内で受けるいじめシーンは強烈な印象を残したようです。

また彼の演技力の高さに称賛を送っている人が非常に多く、容疑者になってから最終回まで刻々と変化する顔つきに感嘆。

ストーリーについては、｢すごいものを見せてもらった。これをドラマでやっちゃうんだから本当に韓ドラ恐るべし｣など、映画のような出来映えに満足した人が多かったです。

●現在視聴可能な動画配信サービス：
・U-NEXT
・dTV
・Amazon Prime Video
・Rakuten TV
・TELASA
・Hulu

わかっていても (2021)

評価★3.9/5　レビュー数 4134件

『わかっていても』(画像出典：JTBC DRAMA公式Instagram)

●あらすじ：
同名の人気ウェブコミックが原作で、愛は信じていないが恋愛はしたい女性と、恋愛は面倒だが、友達以上恋人未満ではいたい男性が描く、ハイパーリアリズム・ロマンス。

●主演：
ハン・ソヒ、ソン・ガン

●レビュー：
ラブシーンを含む20代の強烈で正直なロマンスがリアリティーたっぷりに描かれているため年齢規制を受けた作品ですが、ハマってしまってはいけないと分かっていても、危険な男性に虜になってしまう描写や女性主人公に共感した視聴者が多かった作品です。

映像や音楽が好評を得ており、｢美しかった｣とドラマの世界感を楽しんだ人が多数で、その中でも特に主演2人の完璧なルックスが絶賛され、視聴する上で大きな見所の1つとなったようです。

また、ソン・ガンに沼入りしたという声もあり、｢ソン・ガンの色気がやばい｣、｢ソン・ガンがかっこよすぎる｣という声も。

●現在視聴可能な動画配信サービス：
・Netflix

ペントハウス (2020)

評価★4.3/5　レビュー数 210件

『ペントハウス 』(画像出典：SBS)

●あらすじ：
100階建てのペントハウスに住む、近寄りがたい“クイーン”、欲にまみれた“プリマドンナ”、上流社会に入ろうと疾走する“女性”が、満たされない欲望を抱き繰り広げるサスペンスやブラックコメディー要素を含んだ愛憎劇。

●主演：
イ・ジア、キム・ソヨン他

●レビュー：
｢ドロ沼劇の最高峰なんじゃない?!｣との声が上がり、ドロドロとしたストーリー展開を満喫した人が多く、｢止まらない！後半につれもっと面白くなる！｣や、｢ぶっ飛んだ世界観、ジェットコースターのような疾走感にすっかりハマり、21話を一気見でした！｣という声も。

個性溢れる登場人物に関しては、｢全員に非がありすぎて誰にも肩入れできないのが面白かった｣という意見が上がっています。

一部放送回に、集団暴行や残忍性を感じるシーンが含まれるなど過激な描写がありますが、その部分に対し反応したレビューはさほど多くなく、前出の4作と比較するとR指定という観点においては見やすい作品となったようです。

●現在視聴可能な動画配信サービス：
・U-NEXT
・Amazon Prime Video
・Rakuten TV
・TELASA

その他、『悪の心を読む者たち』(2022)や『怪物』(2021)などもR指定作品で、日本の視聴者から支持を得ています。

リアリティー溢れる描写が見所の1つと言われている韓国ドラマ。刺激的なものを好まれる人はぜひご覧になってはいかがでしょうか。

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