- Netflixオリジナルシリーズ『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』パート2の舞台挨拶が行われ、主演を務めるソン・ヘギョらが参加した。
- 出演陣が見どころや撮影ビハインドを明かす中、脚本家のキム・ウンスクの語った作品の執筆理由と、ストレートな発言に注目が集まっている。
- キム・ウンスクが口にした直接的な発言と、世間の反応とは?

3月10日に公開を控えている『ザ・グローリー』パート2(画像出典:Netflix)
Netflixオリジナルシリーズ『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~(以下、ザ・グローリー)』パート2の舞台挨拶が行われた。
会場には主演を務めるソン・ヘギョなどが出席。彼らは『ザ・グローリー』の見どころや撮影秘話などを明かし、パート2への期待を高めている。
そんな中、脚本を務めたキム・ウンスクが口にした、ある発言が注目を浴びている。
彼女の発言はストレートな表現でありながらも、視聴者からはポジティブな反応が寄せられているようだ。
今回はそんな話題となったキム・ウンスクの発言と、『ザ・グローリー』公開後の世間の反応についてご紹介する。
パート2の舞台挨拶が開催
3月8日、『ザ・グローリー』パート2の舞台挨拶が行われ、主演を務めるソン・ヘギョやチョン・ソンイル、キム・ヒアラなどが出席した。

視聴者の期待を高めた『ザ・グローリー』パート2のティーザー予告(画像出典:Netflix Korea 넷플릭스 코리아 YouTube キャプチャー)
日本でも注目を集めた『ザ・グローリー』のパート2は、3月10日から配信される。
事前に公開されたパート2のティーザー予告では、主人公ムン・ドンウンが、校内暴力の加害者に対する復讐を本格的に実行する姿が描かれており、今後どんな展開が待ち受けているのか、視聴者の関心を誘っている。
舞台挨拶では主演俳優たちが作品の見どころや撮影ビハインドを語り、会場を盛り上げたが、その中でも脚本家のキム・ウンスクが口にしたある発言が話題となった。
キム・ウンスクのストレートな発言
キム・ウンスクは舞台挨拶にて、『ザ・グローリー』を執筆することになったきっかけについて明かした。

ストレートな発言が注目を浴びた作家のキム・ウンスク(画像出典:韓国オンラインコミュニティー)
彼女が作品を書いたのは、娘のある一言がきっかけだという。
「私が死ぬほど殴られてくる方がいい?死ぬほど殴ってくる方がいい?」
キム・ウンスクは娘の質問の答えを探すために、『ザ・グローリー』の執筆を始め、最終的に娘が校内暴力の被害者になる方が良いという結論に至ったそうだ。
彼女は娘が被害者の立場であれば解決方法があるとし、「私には加害者たちを最後まで地獄に連れ込む金があります」「なので、いっそ殴られてくる方が良いという結論が出ました」と語っている。
キム・ウンスクはさらに劇中の主人公を引き合いに出し、「『ザ・グローリー』のドンウンはそういうことができません。世の中の彼女のような方々は、ほとんどできないと思います」「私のようにお金のある両親に会うことができなかっただろうし、そういう家庭環境がないと思います」「そんな方々を(作品で)応援してみたかったです」と付け加えている。
「ザ・グローリー」公開後 世間の反応
2022年12月末に『ザ・グローリー』のパート1が公開され、社会的な人気を集めると、韓国ネット上では加害者側に回った自分の過去について、謝罪や猛省する書き込みが増えたという。

社会に大きな影響を与えた『ザ・グローリー』(画像出典:KBS News YouTube キャプチャー)
その流れは海外にも広がり、タイでは人気俳優が過去に校内暴力に加担していたと公式的な謝罪文を公開したことが話題を呼んだ。
そんな懺悔の書き込みには中傷コメントも寄せられており、一部では反省している人を責め立てる”魔女狩り”のようだと批判的な声も上がっている。
しかし、過去の過ちを振り返ることは、校内暴力の問題について考え、心を改めるきっかけになるとし、懺悔の書き込みには批判ではなく、評価をするという雰囲気もある。
今回のキム・ウンスクの発言は、金の力で校内暴力を解決し加害者を反省させるという、一見過激なコメントであったが、ネット上では「正直な発言にスカッとした!」「自分ができない代わりに作品にしてくれてありがとう」というポジティブな反応が寄せられた。
その一方、「実際にはドラマで代理満足するしかない」「被害者が加害者に対して復讐をするのは現実的に不可能に近い」と、被害者が泣き寝入りするしかないという厳しい現実を嘆く声も少なくない。
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