世界を熱狂させ、グローバルな人気を獲得している韓流コンテンツ。K-POP、韓国ドラマ、映画、ビューティーなどの数あるジャンルのうち、海外のファンが最も楽しんだジャンルとは一体何だろうか。
K-POPをはじめ、ドラマや映画と、グローバルな人気を獲得している韓流コンテンツ。
ここで気になるのが、海外で特に人気を集めているコンテンツだ。K-POP、韓国ドラマ、映画、ビューティーなどの数あるジャンルのうち、新型コロナウイルス感染症の発生以前と比べて、海外のファンが最も楽しんだジャンルとは一体何だろうか。
韓国国際文化交流振興院(KOFICE)が発表した『2022グローバル韓流トレンド』報告書によると、海外では”韓国ドラマ”が最も多く消費されていることが分かった。
“韓国ドラマ”はほかのジャンルを抜いて、韓流コンテンツの好感度1位を獲得。多くの回答者は”韓国ドラマ”の魅力を「きめ細かいストーリー」や「俳優の魅力的なビジュアル」と答えているという。
これに続き、映画、芸能、グルメ、ビューティーというランキング結果となった。
その中でも一番人気を獲得したのが、昨年9月に公開されたNetflixオリジナルシリーズ『イカゲーム』だ。続いて、2位には『愛の不時着』が、3位には『ヴィンチェンツォ』がランクインしている。
コロナ禍によりOTT映像コンテンツが人気を高めていったのは確かだが、その追い風となったのが『イカゲーム』だろう。公開直後からグローバルシンドロームを巻き起こし、OTT映像コンテンツ関連の記録をほぼ塗り替えるほどの人気を得た。興行面ではもちろん、カルチャーなどの社会的側面でも本作は驚くべき波及力を見せている。
いずれのドラマも、日本でも多くの話題を集めた作品だけに納得の結果である。では、ドラマに欠かせない”俳優”部門では誰がトップに輝いたのだろうか。
最も好む韓国俳優の1位に輝いたのは、イ・ミンホ。これに続いて、2位にヒョンビン、3位はコン・ユとなっている。
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2位のヒョンビンと大差をつけてトップに君臨したイ・ミンホは、新作や過去作がNetflixで配信されているのをはじめ、Apple TV+では『Pachinko パチンコ』と、あらゆるOTTを通じて作品を発表しているのも人気の理由ではないだろうか。
このほか、韓国映画では1位に『パラサイト 半地下の家族』、2位『新感染 ファイナル・エクスプレス』、3位『SEOBOK/ソボク』、K-POPでは1位にBTS(防弾少年団)、続いて2位にBLACKPINK(ブラックピンク)、3位はIU(アイユー)という結果になっている。
海外では”韓国ドラマ”が最も愛されるジャンルに輝いたが、この一方で、「”韓国”という国を連想させるイメージ」で最も高かったのは”K-POP”だった。 続いて、韓国グルメ、韓国ドラマ、韓流スターという結果になっている。
このランキングでも健闘を見せたのが、”韓国ドラマ”だ。これ以前、”韓国ドラマ”は5位をマークしていたが、『イカゲーム』の公開後、3位にまで浮上している。本作がどれほど世界に影響を与えたのかが分かる。
BTSや『イカゲーム』と、世界を熱狂させるコンテンツを数多く生み出した韓国。もはや”誰もが期待するコンテンツ”へと成長を遂げた。
韓国の大衆文化を進化させ、世界的な市民権を得たのと同時に、製作過程の高度化や国内外資本投資も活発な点を見れば、今後もさらなる進化を遂げていくことだろう。次に我々を熱狂させるのは、どのジャンルなのだろうか。今から楽しみでならない。
(構成:星野沙)
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