現在、絶賛放送中のENA(Netflix)『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』が好調だ。放送直後には、“ウ・ヨンウ”の言葉がSNSで溢れ返り、名シーンや名セリフを噛みしめる視聴者が続出。実は、この作品が誕生するきっかけとなった映画が存在するのはご存じだろうか。

ENA(Netflix)『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』9話の視聴率が、*15%を突破した。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』

いよいよ物語も折り返しを迎えた『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(画像出典:ASTORY)

放送直後には、“ウ・ヨンウ”の言葉がSNSに溢れ、名シーンや名セリフを噛みしめる視聴者が国内外で続出している。最終回までに、20%まで手が届きそうなほどの勢いだ。

*ニールセンコリア(全国基準)調べ

実は、この作品が誕生するきっかけとなった映画が存在するのはご存じだろうか。

それは、2019年に公開された映画『無垢なる証人(邦題)』である。

『無垢なる証人』

『ウ・ヨンウ~』を書くきっかけになったという映画『無垢なる証人』((C)2019 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.)

映画を観た一部の視聴者は、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』放送前から、同じ系統ではと推測していたという。

そんな2作品の脚本を手掛けているのは、作家のムン・ジウォン氏。

『ウ・ヨンウ~』を制作しているASTORY関係者は、あるメディアで「『無垢なる証人』を観て、ドラマを企画した」と明かしており、映画の脚本を担当したムン・ジウォン氏に依頼したことを告白。

その後、台本が完成するまでに、実に2年もの時間を要したという。

『無垢なる証人』に登場する、自閉症スペクトラムを持つ女学生ジウ(キム・ヒャンギ扮)の夢は、弁護士だった。劇中、ジウは「私はきっと弁護士にはなれない。自閉症だから」と言っている。

ジウ(右)とヨンウ

作家のムン氏はジウ(右)か叶えられなかった弁護士の夢をヨンウで叶えた。(画像出典:ASTORY、naver movie)

しかし3年後の2022年、ムン氏はウ・ヨンウを通して、弁護士になりたかったジウの夢を実現させるのだった。

つまり、“ウ・ヨンウ=ジウの未来の姿”だったのである。

実際『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』と『無垢なる証人』の接点が、何度か垣間見えた。

ジウが殺人事件の唯一の目撃者であり、証人として立った一審の裁判長と、ウ・ヨンウが初めて弁論を引き受けた時の裁判長は、どちらも俳優のキム・ハクソンが演じている。

『無垢なる証人』と『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』

映画『無垢なる証人』の裁判シーン(上)と『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の裁判シーン。(画像出典:YouTube 요것봐라、고몽動画キャプチャー)

また、ウ・ヨンウの親友であるドン・グラミ(チュ・ヒョニョン扮)は初めて裁判に臨むヨンウに『無垢なる証人』について言及。

さらに『ウ・ヨンウ~』の初回放送で登場した、“人の心”と書かれ、ヨンウの父がさまざまな表情をしている写真の分類表は、ジウの部屋にも同様のものが確認できる。

この関連記事を目にしたネットユーザーは、

「『無垢なる証人』のおかげで、ウ・ヨンウに出会えたんだ」

「ドラマも映画も、質問を観ている人に投げるために書かれた感じがする」

「ジウは弁護士になりたかったけど、きっとダメだと自暴自棄になっていたが、数年後にウ・ヨンウへとつながったのはとてもうれしい」

と、驚きと喜びの混在する反応を見せるのだった。






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