現在放送中のENA(Netflix)ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』が、韓国の一部ネットユーザーの間で「日本のドラマのようだ」との意見が上がり、ひいては最近の韓国ドラマ自体が「“日本風”になってきている」との声まで登場。本記事では、その理由を一部紹介したい。
現在放送中のENA(Netflix)ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』。

世界的な人気を得ているENA(Netflix)ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(画像出典:ASTORY 公式Twitter)
天才的な頭脳と、自閉スペクトラム症を持つ新米弁護士のウ・ヨンウ(パク・ウンビン扮)が、仕事やプライベートのさまざまな壁を乗り越え成長していく姿を描いており、世界的な人気を集めている。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』キャプチャー画像(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
そんな中、韓国の一部ネットユーザーの間で「『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』が日本のドラマみたい」「『ウ・ヨンウ~』は、日本ドラマの影響を受けた感じがする」「日本ドラマの演出が用いられてると思う」などと話題に。
さらには「最近、韓国ドラマが日本風ブームだ」という反応まであり、賛否両論が巻き起こっている。
では、本作はなぜこのような印象を与えたのだろうか。それには、いくつか理由があるようだ。
1.“法廷ジャンル”であるという点
まず1つめの理由は、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』が、“法廷ジャンル”であるという点が挙げられる。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で女優のパク・ウンビン扮する、ウ・ヨンウ弁護士が登場した1シーン(画像出典:ASTORY 公式Twitter)
日本のドラマにはシリーズ化され、長きに渡り視聴者から愛されているカテゴリーに、法廷や推理、警察や医療関連のものが多い。
対して、これまでの韓国ドラマは“愛”や“絆”をテーマに取り上げた作品が多かったのだが、近年“法廷系”や“推理系”が増えてきたことから、“日本風”だと言われるように。
2.オムニバス形式
ストーリーに連続性があるものより、1話完結のオムニバス形式が採用されるドラマが散見されるようになってきた点が挙げられている。
去る6月、成功裏に最終話を迎えたtvN(Netflix)ドラマ『私たちのブルース』がその代表例だ。主人公となる俳優が、毎話変わることでさまざまな人生模様が描かれ、視聴者の没入度を高めていた。
韓国ドラマは長編で1作品約50話程度、短くても20話前後で構成され、放送回を重ねるごとに視聴者を没入させてきたスタイルだと考えると『私たちのブルース』は、視聴者の目に比較的新鮮なドラマとして映った模様。
3.劇中の人間関係がクール
韓国ドラマの醍醐味の一つ、登場人物のドロドロとした過剰で現実味のない関係性が、最近の作品では描かれない傾向にあると感じている人がいる。
4.自閉症スペクトラムを取り上げている点
韓国のネットユーザーの中には、日本のドラマで多く用いられている題材の一つだというイメージを持っている人が一定数いるようだ。
5.ファッションやインテリアがファンシー
多くのアイテムが集まりつつも、調和のとれた衣装やセットから、日本の雰囲気を感じたという意見があった。
***
以上、さまざまな面から『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』をはじめ、最近の韓国ドラマが“日本風”だとの声が上がったが、その一方で、異なる見解を示したネットユーザーも。
「韓国社会や人間関係の変化によるもので、決して日本のドラマの影響を受けたわけではない」
「法廷ものや推理ものは、昔から韓国ドラマにも多い」
「海外市場(VOD)で人気を勝ち取るためには、1話完結の方がウケが良いからだ。事実アメリカもその形式をとっている」
「自閉スペクトラム症を題材にした作品は、以前から韓国ドラマにもある」
などがそれだ。
両者の意見には、それぞれ一理あるように見えるが、「韓国ドラマには創作性や柔軟性があるため、海外ドラマの良さを自国のドラマに取り入れて、上手にオリジナルに変えている」という冷静な分析も見られた。
これらはあくまで韓国の一部ネットユーザーの意見であり、ドラマ業界の現状を示しているものではない。
しかし、いずれにせよ時代の変化や視聴者の興味に合わせて変化していくことはあれど、“韓国ドラマらしさ”を失わないでほしいという、日本の韓ドラファンは多いのではないだろうか。
(構成:西谷瀬里)
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