日韓で話題のドラマ、tvN(Netflix)『私たちのブルース』。この劇中、10代の若者が妊娠するという描写が盛り込まれている。これに対し、視聴者の間では賛否が分かれているようだ。社会問題を取り上げたことを称賛する人もいれば、その一方で否定的な意見も多く見られている。視聴者が懸念する理由とは。

豪華キャストの出演で話題のドラマ、tvN(Netflix)『私たちのブルース』。

人生のゴール、もしくはクライマックス、そしてスタート地点に立っている全ての人々を応援するというコンセプトを、オムニバス方式で展開。様々なキャラクターの人生模様が描かれている。

tvN(Netflix)『私たちのブルース』はイ・ビョンホンをはじめ、シン・ミナなど豪華キャストが顔を揃えた話題作

イ・ビョンホンをはじめ、シン・ミナなど豪華キャストが顔を揃えた話題作、tvN(Netflix)『私たちのブルース』(画像出典:tvN)

去る4月23日に放送された第5話では、18歳の登場人物が妊娠する姿が描かれた。

18歳の高校生、パン・ヨンジュ(ノ・ユンソ)とチョン・ヒョン(ペ・ヒョンソン)は密かに恋愛中だ。

全校1、2位になるほどの優等生である2人が、交際を秘密にせざるを得ない理由は父親だ。ヨンジュの父、ホシク(チェ・ヨンジュン)と、チョン・ヒョンの父親イングォン(パク・ジファン)は、仲は良いものの、目を合わせるだけで吠える犬猿の仲でもある。よって、ヨンジュとチョン・ヒョンは口をつぐまなければならなかった。

妊娠問題は全校トップの彼らにも解決できない問題だった。それでも父親に打ち明けることが出来ずにいた。

深刻な恋愛模様が描かれた、高校生のパン・ヨンジュとチョン・ヒョン

高校生であるパン・ヨンジュとチョン・ヒョンの深刻な恋愛模様が描かれた(画像出典:tvN)

身近でありながらも、深刻な社会問題が描かれた『私たちのブルース』。

韓国でも日本と同様に、未成年者の妊娠や出産はイシューとなっており、ドラマで登場した今回の描写については視聴者の間で賛否が分かれているようだ。

社会問題を丁寧に取り上げたことを褒める視聴者がいる一方で、安易に扱う問題ではないと否定的な意見も見られている。

韓国では、10代で親となった人たちにスポットを当てた『大人は知らない高校生のお母さん(原題/MBN)』というバラエティー番組がある。ここには10代で出産し母親となった女性が登場し、彼女たちの体験記をはじめ、専門家による10代の性についての実情も明かされている。

この番組に対しても、現実的な問題であるのに、バラエティー番組に10代の母親を出演させるというのは少々軽率ではないかという声も届いているそうだ。

10代の妊娠・出産について語られた番組でさえ、批判めいた意見が見られた中、それを全国民が視聴するドラマで取り上げるのはいかがなものか、涙をさそうといったワンシーンで済まされない現実的でデリケートな問題だ‥というのが否定派の主な意見のよう。

視聴者からは厳しい意見も見られている、韓国の社会問題となっているテーマなだけに

韓国の社会問題となっているテーマなだけに、視聴者からは厳しい意見も見られている(画像出典:tvN)

もはや目を背けることができない社会問題である、青少年の妊娠や出産。

青少年の性そのものをタブー視する大人たちにとって、このような素材の作品は眉をしかめてしまうだろう。

しかし、だからといって現実で起きていることに背を向けるなら、ヨンジュやチョン・ヒョンのように苦しい状況に置かれている青少年たちを助けることはできない。それをタブー視すれば、当事者の子どもたちが苦しむことになる。

大人が意識を改める必要もあるというメッセージも含まれているように見えるが、視聴者からは、子どもが妊娠について気軽に考えてしまう恐れもあり、ドラマに盛り込むのは時期尚早なのでは、という意見の方が多いようだ。

厳しい意見も見られる中、ドラマはストーリーを展開していく。ヨンジュやチョン・ヒョンがどのような決定をするかは分からないが、彼らの選択が何であれ尊重されることを望む。その判断はすべて彼らの責任であり、いかなる非難も不当である。

果たして、ノ・ヒギョン作家はどのような答えを見せるのだろうか。新人俳優たちで1話を展開した果敢な試みも興味深い。







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