今月30日に最終回を迎える、JTBC『スノードロップ』。放送前には歴史歪曲議論が、放送後はヒロインを演じたBLACKPINK(ブラックピンク)ジスの演技力議論と、あらゆる批判世論が巻き起こった作品だ。世論に屈しドラマを早期終了する選択もあったはずだが、制作側は最後まで放送を止めなかった。韓国メディア・エンタメディアは「彼らが”満身創痍”になりながらも守りたかったものがあったからだ」と評価している。
今月30日に最終回を迎える、JTBC『スノードロップ』。
俳優のチョン・ヘインと、本作でドラマデビューするBLACKPINK(ブラックピンク)ジスの共演で大きな関心を集めた作品だ。

“歴史歪曲”議論で12月より放送となったJTBC『スノードロップ』。今月末に最終回を迎える(画像出典:JTB)
しかしこの放送前、北朝鮮スパイのチョン・ヘインと女子大生のジスが恋に落ちる設定に対し、大衆からは民主化運動の卑下を疑うといった問題提起と共に、”歴史歪曲”議論が勃発。
これに対し、JTBC側は「批判世論とは違う作品だ」として放送をスタート。放送序盤には、説明と反論内容が盛り込まれた3話を1週にまとめて放送するなどし、批判的な空気を一掃すべく危機打開を模索していた。
しかし、いざ放送がスタートすると、今度はヒロインを演じたジスの”演技力”議論が持ち上がってしまう。だがこれも、制作側の粘り強い説明や俳優本人の努力が実ったことで、批判的な意見は徐々に薄らいでいく。
そして今月30日、全16話の『スノードロップ』はすべてを完走し、その幕を降ろす予定だ。

制作側が最終回まで放送を止めなかった理由とは‥(画像出典:JTBC)
去る1月24日、韓国メディア・エンタメディア(www.entermedia.co.k)は、視聴率は思わしくないままであったが、最終回まで放送を続けたことで、JTBC側は”歴史歪曲”が無かったことを証明したと評価している。
仮に、批判世論に屈してドラマを早期終了していたら、今後も”歴史歪曲”という無実の汚名を背負い、そのレッテルが貼られたままになってしまったはずだ。
あらゆる議論が巻き起こり満身創痍になったが、制作側は作品を予定通り完結し、大衆世論の作品に対する判断と行動がより発展した次元で扱われる場を設けた。批判世論に屈し作品を終了してしまったら、今後も同じことが続くからだ。
2021年3月に”歴史歪曲”議論で早期終了となったドラマ、SBS『朝鮮駆魔師』から、依然として制作側と脚本家をはじめとした創作側が”大衆検閲”から自由ではない状況になっている。
ドラマ制作にあたり、制作と創作に対する自由の尊重はもちろん、大衆からの声もドラマの価値向上の役割を果たしているとは言える。
それゆえ、双方の議論は必要ではあるものの、今後はもう少し賢明な解決方法を踏んでいかなければならないのではないだろうか。実際に作品を見れば、あらゆる議論が過剰な心配、つまり杞憂に終わるということもあるからだ。
このような背景がありながらも『スノードロップ』が満身創痍で守ったものは、身の潔白はもちろん、創作の自由という誇りのように見える。
BLACKPINK
BLACKPINK(愛称 ブルピン / ハングル 블랙핑크)は、韓国のガールズグループ。2016年にYGエンターテインメントによって結成。
メンバーは韓国出身のジス、ジェニー、オーストラリア出身のロゼ、タイ出身のリサによる4名。公式ファンクラブ名は「BLINK(ブリンク)」。
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