今月6日よりスタートした新ドラマ『ハイクラス』。本作は、上流階級や子どもの教育といった、韓国ドラマの人気要素を詰め込んだサスペンス劇だ。これまで人気を博してきた同ジャンルの作品を超えるかのような期待が持たれたものの、いざ蓋を開けてみれば、その描写に物足りなさが‥。その理由を韓国メディアが辛辣に報じている。
続々と新作が登場している韓国ドラマ界。その中でも特に話題を集めているのは、tvN新月火ドラマ『ハイクラス(原題)』だ。
今月6日にスタートした本作は、映画『パラサイト 半地下の家族(2019)』で一躍時の人となった女優のチョ・ヨジョンを主演に迎え、パラダイスのような島に位置する超豪華インターナショナルスクールを背景に、死んだ夫の女と絡み合うことから繰り広げられるサスペンス劇。
『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』(以下、SKYキャッスル)や『ペントハウス』と同じく、韓国社会において多くの関心を集める富裕層や教育をキーワードに掲げ、韓国の上位0.1%の女性たちの完璧な人生に隠された嘘と秘密の中に、傷と痛みが徐々に姿を現していく様子をミステリアスに描いている。
同じテーマを掲げた『SKYキャッスル』や『ペントハウス』がシンドローム級のヒットを放っていることもあり、『ハイクラス』も放送前から多くの期待が寄せられていた。
しかし、いざ放送が始まると視聴者からは「上位0.1%の富裕層に見えない」といった声が届けられた。
韓国メディア・エンターメディアはこれを「あらら~ 韓国の最上位0.1%の女性がこれ? 素朴な”ハイクラス”」と題し、「『SKYキャッスル』は中流層? ところで”ハイクラス”はなぜ上流層に見えないのか」と、作品に対し辛口評価を見せている。
同メディアはまず、『ハイクラス』の劇中に登場した『SKYキャッスル』を思わせるセリフを引用。
「少し前に、『SKYキャッスル』とかいうドラマがありましたよね? それは大峙洞(テチドン)の中流層の入試成功ストーリーです。本物のハイクラスたちは、ああやって医大に命をかけません。医大を出て医者になっても結局はサラリーマンなのに、医者や弁護士がお金を稼いでいた時代はもう終わったでしょう」
このセリフに対し、同メディアは「初っ端から堂々と『SKYキャッスル』を”中流階級”の話として位置づけている」とし、「『ハイクラス』が織り成す教育の物語は、一言で言って、それとはレベルの違う上流階級の物語だということを明確にしたのだ」と分析。
同時に「露骨に、”『SKYキャッスル』とこのドラマが織り込む教育の物語は異なる”と標榜したが、『ハイクラス』は、その物語の構造が『SKYキャッスル』や『ペントハウス』と似通っている」とし、その共通点も説明している。
韓国上位0.1%の女性たちが、子どもたちに良い教育を受けさせるため躍起になるところが『SKYキャッスル』と似ていて、中流層ではなく上流層の生活に向き合うという点が『ペントハウス』を彷彿とさせるようだ。
このように分析したエンターメディアは、『ハイクラス』について厳しい一言を述べている。
「『ハイクラス』が公開する彼らの人生が、上流層のそれのようには見えない」とし、「ドラマで登場したシチュエーションや映像美が『SKYキャッスル』や『ペントハウス』と比べてそれほど華やかではなく、最近放送された『Mine』と比べると素朴な雰囲気に感じられる」と指摘。
続いて「何よりも『ハイクラス』がタイトル通り”ハイクラス”の感じを与えることができないのは、人物からそれほどの上品さが感じられないからだ」とし、「もちろん、その上品さは虚像かもしれないが、少なくとも対外的な空間で見せるものは、近づけないような”何か”で包装されるべきではなかっただろうか」と厳しい意見を述べていた。
つまり韓国メディアは、挑発から始まった作品であるが、ドラマが描く上流階級の女性たちが素朴すぎるのではないか。そういう意味で、その演出ができていないのでは‥といった辛辣な評価を呈している。
どうやら『ハイクラス』の第一印象は、初回放送で派手な演出を披露したものの、それに続く描写に”韓国上位0.1%”という上流階級の豪華さや説得力が見えず、物足りなさを感じてしまうドラマといったよう。
だが、『ハイクラス』はまだ始まったばかりだ。
今後、どのような展開と映像美を盛り込んでいくのだろうか。辛辣な評価を跳ねのけることは出来るのか、視聴者だけでなくメディアからも注目が集まっている。
『ハイクラス』予告ティーザー(動画出典:Youtube)
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