- 韓国ドラマの恋愛ものに欠かせない要素といえば、胸キュン必至のキスシーンだ。
- 韓ドラファンの間では、ロマンチックなシチュエーションをさらに盛り上げるのは男女の身長差だと言われており、事実制作者側も高身長の女優は避けがち。
- しかしハン・ヒョジュやコン・ヒョジンなど、そんなハンデをもろともせず、ロマンスもので活躍する170cm以上の女優を紹介する。
韓ドラのロマンスものの醍醐味の1つといえば、ロマンチックなキスシーンだろう。
ネット上には、そこだけに注目したブログやサイトが多数見られるほどだ。
そんなドラマファンの間で言われているのが、”男女の身長差は20cmがベスト説”。女性ヒロインが顔を上げ背伸びをし、男性ヒロインが相手役を包み込むような構図をよりドラマチックに感じる人が多いようだ。
演技だけでなく視覚的な面においても非常に重要なメロドラマ。制作者側も身長を意識しているようで、物語最大の盛り上がり部分になっていることが多いキスシーンに困るのか、高身長の女優は恋愛ものに起用されにくい傾向が。
すらりとして美しい彼女たちだが、相手役が限られてしまうためどうしても避けられがちだ。
しかし中には、170cm以上にもかかわらず恋愛もので活躍する女優が。
本記事では、高身長でありながら個性豊かな演技と才能でメロドラマの主役に抜擢、視聴者を魅了した錚々たる面々の活躍を紹介する。
ハン・ヒョジュ
ハン・ヒョジュは新人ながら、4人の男女のラブストーリーを描いた『春のワルツ』(KBS2/2006)の主役に抜擢され、お茶の間デビュー後2作目にして一躍世間に名を知らせることになった女優。
そしてそんな彼女をスターにしたのが『華麗なる遺産』(SBS/2009)。イ・スンギ扮するソヌと爽やかな恋模様を繰り広げドラマは大ヒット、キュートなルックスはもちろん、素直で芯が強く媚びない性格のキャラクターを熱演して多くの視聴者に愛された。
また『トンイ』(MBC/2010)でも、朝鮮第19代王・粛宗(スクチョン)とのロマンスを描き出し、『W-君と僕の世界-』(MBC/2016)ではイ・ジョンソクとW主演を務め、漫画の主人公と恋に落ちるファンタジーラブストーリーが好評を得た。
シン・へソン
『生まれ変わってもよろしく』(tvN)で、想いを寄せる大切な男性に直進するヒロインを熱演しているシン・へソン、今まさにラブストーリーで大活躍中の女優だ。
次期作もロマンスものに出演することが決定しており、チ・チャンウクと『ウェルカム・トゥ・サムダルリ』(JTBC)で息を合わせることが分かっている。
また以前には、『哲仁王后~俺がクイーン!?~』(tvN/2020)、『ただひとつの愛』(KBS2/2019)、『死の賛美』(SBS/2018)、『30だけど17です』(SBS/2018)などで、ロマンス演技を披露し、女優としての地位を着実に築いてきた。
コン・ヒョジン
韓国のラブコメを語るうえで抜きにはできないと言っても過言ではないコン・ヒョジン。数多くの出演作をヒットへと導き”ロコクイーン”という異名まで持っている女優だ。
それだけにこれまで残してきた実績には目を見張るものがあり、なんと『パスタ~恋が出来るまで~』(MBC/2010)にはじまり、『最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~』(MBC/2011)、『主君の太陽』(SBS/2013)まで、3作立て続けに最高視聴率20%以上を獲得。
その後出演した『大丈夫、愛だ』(SBS/2014)、『プロデューサー』(KBS2/2015)、『嫉妬の化身~恋の嵐は接近中~』(SBS/2016)も20%には届かないまでも10%台を叩き出し、視聴率が低迷している昨今、『椿の花咲く頃』(KBS2/2019)ではなんと23.8%を記録した。
現在は、2024年に放送される予定の『星たちに聞いてみて』(tvN)でイ・ミンホとどのようなラブストーリーを描き出すのか期待が高まっている。
キム・ダミ
『梨泰院クラス』(JTBC/2020)に出演し、安定した演技力を披露したキム・ダミ。長年韓ドラ界で活躍してきたかのような存在感を放った彼女だが、実は本作がドラマデビュー作。
ラブストーリーがメインの物語でなくそこまで恋模様が濃く描かれていたわけではないが、主人公パク・セロイ(パク・ソジュン扮)に惹かれるキャラクターを熱演、観る者に強い印象を残した。
そしてドラマ2作目となる『その年、私たちは』(SBS/2021)で本格的なメロドラマに挑戦。男性ヒロインを務めたチェ・ウシクと息の合った演技が好評で、熱愛説が浮上しなかったのが不思議なほど甘いシーンを描き出して話題に。
たった2作で、ロマンスもので活躍する女優というイメージを獲得したと言っても過言ではない。
クォン・ナラ
クォン・ナラの出演作はロマンスをメインにした作品が少なく、前出の4人に比べるとそこまでメロドラマに出演しているイメージはないが、各作品で着実に爪痕を残してきた。
特に、『あやしいパートナー~Destiny Lovers~』(SBS/2017)では、ヒロインの恋のライバル役と、予想外の恋に落ちて戸惑う感情を繊細に表現。
『梨泰院クラス』では欲望と友情、恋心の狭間を行き来する立体的なキャラクターを作り上げ、物語をより一層盛り上げた。
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