韓国で空前の大ブームを巻き起こすほど絶大な人気を得ていた大女優、故チェ・ジンシルさん。彼女がこの世を去ってから、今日(2日)でちょうど12年が過ぎた。多くの愛を受けていたチェ・ジンシルさんの生涯を振り返る。
先月末、40歳という若さでこの世を旅立った女優・故竹内結子さん。
“韓国人の初恋アイコン”として韓国のファンからも多く愛されていた彼女の訃報は、日本国内だけでなく韓国国内でも大きく報じられている。
このような悲しいニュースが続く中、思い出されるのは、12年前に他界した韓国の大女優チェ・ジンシルさん(1968~2008 享年39歳)だろう。韓国では年齢を数え年で表すことが一般的であるため、チェ・ジンシルさんも竹内結子さんと同じ40歳で私たちの傍を離れたことになる。

国民的女優として多くの愛を受けたチェ・ジンシルさん(写真提供:©スポーツ韓国)
チェ・ジンシルさんは1988年、MBCドラマ『閑中録』で女優デビュー後、ドラマ『われらの天国』、『約束』、『嫉妬』、『魅惑』などに出演してその名を広めた。続いて、ドラマ『星に願いを』、『あなた、そして私』、『追憶』などで披露した素晴らしい演技により、視聴者から大きな愛を受けた。
出演する度に称賛を受ける彼女は”国民的女優”と呼ばれ、大衆から確固たる人気を得ている。その人気は、現在、韓国を代表する活躍を見せる女優‥ソン・イェジンやソン・ヘギョ、キム・テヒらをも勝るほどだった。
一方、プライベートでは、2000年に当時読売ジャイアンツに所属していた野球選手のチョ・ソンミンと結婚したが、4年目にして離婚となる。
その後、ドラマ『バラ色の人生』、『悪い女、善い女』、『ラスト・スキャンダル』などで高い視聴率をはじき出し、大女優として華々しいカムバックを果たす。しかし、親友の夫である故アン・ジェファンさん(死因:自殺)にお金を貸したという悪質なデマに苦しみ、その結果、極端な選択をしてしまうことに‥。その後、2010年3月に実弟のチェ・ジニョン、2013年1月に元夫のチョ・ソンミンが、自殺により生涯を終える。

80年代、絶大な人気を誇っていた故チェ・ジンシル(右) 故チェ・ジニョン(左) 姉弟‥二人とも自殺で生涯を終える(画像出典:Daum Blog)
多くの作品で熱演を見せ、彼女が扮したキャラクターたちは視聴者に大きな感動とともに安らぎを与えていた。ドラマや映画だけでなく、CMにも出演し、常に大衆の傍でほほ笑んでいた”国民的女優”だったチェ・ジンシルさんの訃報は、韓国国内を大きな悲しみで染めていた。
それぞれの国を代表する笑顔の素敵な女優、竹内結子さんとチェ・ジンシルさん。
彼女たちは生前、ドラマやスクリーンを行き来し、多くのヒット作でフィルモグラフィーを重ねている。さまざまなキャラクターに扮し幅広い演技力を披露した2人は、国民から多くの愛を受けたトップ女優であった。
さらにプライベートでは子どもを儲け、母親としての人生も歩んでいた。
このような共通点を持っていた2人は、ともに40歳という年齢でこの世を去ってしまう。
大衆にとって輝く星のようにキラキラとした存在であった日韓の女優。
彼女たちはもう私たちの傍にいないが、彼女たちを愛する多くの人々の胸の中で永遠に輝き続けることだろう。どうかそこでは苦痛や悲しみなどなく、安らかであることを心から願う。
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