イ・ジアが、年齢を重ねても変わらない美貌を放ち話題だ。彼女といえば、デビュー作『太王四神記(MBC/2007)』でヒロインに抜擢、2020年から始まったSBSドラマ『ペントハウス』シリーズで好演を繰り広げたことでも知られる。そんなイ・ジアの活躍をご紹介。

イ・ジアが、9月23日に自身のインスタグラムで公開した写真が話題だ。

イ・ジアは女優。

女優のイ・ジア。(画像出典:BHエンターテインメント公式サイト)

そこにはクロップド丈のトップスにデニムを着用したイ・ジアが写っており、今年44歳を迎えたが、年齢を重ねても変わらない美貌を放つ姿は見る者の目を引いた。

インスタグラムで写真を公開したイ・ジア。

イ・ジアがインスタグラムで公開した写真。(画像出典:イ・ジアInstagram)

そんな彼女といえば、莫大な制作費を投じた『太王四神記(MBC/2007)』で、新人ながらヒロインに大抜擢され女優デビューした人物として有名。

『太王四神記(MBC/2007)』は、イ・ジアがヒロインに大抜擢されたドラマ。

イ・ジアがヒロインに大抜擢された『太王四神記(MBC/2007)』。(画像出典:namu.wiki)

なんと同作のオーディションには、ハ・ジウォンやキム・テヒなど、すでに人気のあった女優陣が参加していたというから驚きだ。

こうして激しい戦いの末、彼女が手にしたのは熊族の女戦士セオと、その生まれ変わりスジ二の2役、主人公ペ・ヨンジュンと深く関わる大役を務めることに。

出演者には、前出のペ・ヨンジュンをはじめ、ムン・ソリやユン・テヨンなどそうそうたる役者が名を連ねていたが、イ・ジアは彼らに埋もれることなく、ドラマ初出演だとは思えない高い演技力で好評を得た。

また、これをきっかけに韓国で有名な企業のCMに複数携わるチャンスを手にし、以降華々しい活動を繰り広げていく。

途中、2011年にチョン・ウソンとの熱愛報道が流れたのを機に、1997年頃に極秘結婚していたソ・テジとの離婚が明らかになり、一時世間を騒がせたことがあったが、現在に至るまで主にドラマ界をメインにバラエティー番組などでも活躍してきた。

中でもシンドローム級の人気を誇り、驚異的な視聴率をはじき出したSBSの名作ドラマ『ペントハウス』シリーズでの好演が記憶に新しい。

『ペントハウス』は、イ・ジアが好演を繰り広げたSBSの名作ドラマ。

イ・ジアが好演を繰り広げたSBSの名作ドラマ『ペントハウス』。(画像出典:SBS)

同作は、100階建てのペントハウスに住む、近づくことができない“クイーン”、欲望に溢れた“プリマドンナ”、上流社会に入るため疾走する“女性”が、それぞれ満たされない欲望を抱きながら繰り広げるストーリー。子どもを守るために悪女になるしかなかった女性たちの、歪んだ欲望と不動産での成功の物語だ。

シーズン3まで放送され、イ・ジアはキャストの変更なく全作に出演、ドラマの中心人物として登場し、双子姉妹の1人2役を演じ切っている。

劇中、双子姉妹が、お互いを演じるシーンが登場するため、韓国視聴者は「1人2役ではなく、1人4役」と舌を巻いたという。

ネタバレになるため詳細は割愛するが、シーズンごとに彼女が演じたキャラクターがあまりにも異なるため、シーズン3からは視聴者の間で“キャラクター崩壊議論”が勃発することに。

制作者側がキャラをひねりすぎたのか、イ・ジアの演じる役柄の少々矛盾した言動が、見る者に違和感を抱かせたのだ。

韓国ドラマでは、ストーリーの最後に流れる次回予告を衝撃的な内容にし、その後の視聴率を獲得しようとする傾向が強い。

このため一部からは、“イ・ジアがこの犠牲になったのではないか”との声が上がったほど。

ところが彼女は、迷子になりかけた役柄を、最終的には高い演技力で説得力を持たせることに成功。

特に、当初は優雅で品格のある上流階級女性として登場した彼女が、母性愛を掲げ急に悪役に変身した姿は反響を呼び、韓国のネット上では称賛の声が上がった。

そんなイ・ジアの気になる次期作は、2023年に放送予定のtvNドラマ『レディ』。彼女は壮絶な復讐劇を披露することが予告されている。

現段階で日本での配信に関し分っていることはないが、『太王四神記』にはじまり『ペントハウス』まで好演を繰り広げてきたイ・ジアの活躍が期待される。

(構成:西谷瀬里)





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