女優のムン・グニョンが、インスタグラムで公開したセルフショットが童顔だとして、視線を集めている。彼女は子役出身俳優として有名だが、定着したイメージを変える過程で、ある疑惑に巻き込まれてしまった過去がある。そんな彼女の、女優人生を一部紹介する。

女優のムン・グニョンが、童顔だと話題を呼んでいる。

自撮り写真を自身のインスタグラムで公開したムン・グニョン。

ムン・グニョンが自身のインスタグラムで公開した自撮り写真。(画像出典:ムン・グニョンInstagram)

8月12日に、彼女は自身のインスタグラムに数枚の自撮り写真を投稿。そこには、現在35歳(日本年齢)とは思えないビジュアルを誇った姿が写っており、子役時代を彷彿とさせる美貌が目を引いた。

『秋の童話』

『秋の童話』でソン・ヘギョの子ども時代を演じたムン・グニョン。

ムン・グニョンと言えば、韓国ドラマが誇る子役出身女優である。

彼女が世間にその名を広めたのは、2000年に出演した『秋の童話(KBS2)』。主人公ソン・ヘギョの子役として登場し、静かに一筋の涙を流すシーンは視聴者の涙腺を崩壊させた。

以降、お茶の間とスクリーンを行き来しながら活躍してきたムン・グニョンだが、残念ながら、子役のイメージから抜け出せずにいた。

彼女が新作ドラマや、映画出演を発表するたびに、韓国メディアには“国民的妹”というキャッチコピーが必ず付いてまわったのだ。それは、彼女が成人を迎えても変わらなかった。

“子役”というイメージに封じ込められそうになった彼女は、それを払拭するためか、さまざまな作品に出演し“大人”を演じ始める。

その一例が、2005年の公開映画『ダンサーの純情』だ。本作では、彼女の描き出した純粋なキャラクターが好評を得て、観客から大きな愛を受けることに成功。

映画『ダンサーの純情(2005)』は、ムン・グニョンが出演した。

ムン・グニョンが出演した、映画『ダンサーの純情(2005)』(画像出典:naver movie)

2008年に放送されたSBS『風の絵師』では、子役時代を除き時代劇で初めて主演を務め、男装という難しい役柄に挑戦。『2008 SBS演技大賞』で、歴代最年少で大賞を受賞する快挙を成し遂げた。

また、2010年のKBS2『シンデレラのお姉さん』では、悪役のように見えて実は寂しさを隠すために強がっている主人公に扮し、高い演技力が必要とされるにもかかわらずこれを見事に演じ切り、子役イメージからの脱却に拍車をかけた。

KBS2『シンデレラのお姉さん(2010)』は、ムン・グニョンが、イメージチェンジにほぼ成功した作品。

ムン・グニョンが、イメージチェンジにほぼ成功したと言われている、KBS2『シンデレラのお姉さん(2010)』(画像出典:KBS)

ムン・グニョンの挑戦。その極め付きは、“喫煙者を演じる”ことだった。

しかし、その果敢な挑戦が、思わぬ波紋を広げてしまう。

2010年、『CLOSER』で舞台デビューを果たしたのだが、劇中でたばこを吸う姿があまりにも慣れた様子だったことから、「プライベートでも喫煙しているのでは」との疑惑が浮上し、議論へと発展。

ファム・ファタール(悪女)というキャラクターの生き様を、よりリアルに描くための演出だったのだが、作品の評価よりも『国民的妹がたばこを吸った』という、刺激的な見出しがオンライン上で独り歩きを始める。

それでもムン・グニョンは、観客の没入感を高めるためか、議論に対してノーコメントを貫いた。

ちなみに現在まで、その真偽の程は不明のままだ。

イメージチェンジを図ろうとした結果、一時は思わぬ噂に巻き込まれてしまったムン・グニョンだが、現在は数々の作品を通して、韓国を代表する女優としての地位を築いている。

今年35歳を迎えるムン・グニョン。多くのファンは“役者”としての彼女の挑戦を見守り、応援している。

(構成:西谷瀬里)






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