先日、元SMAPの森且行がオートレーサーに転向してから日本選手権で初優勝し、初めて日本一になったという喜ばしいニュースが飛び込んできた。人気絶頂期のアイドルからオートレーサーへの転向は当時世間の人々を驚かせたが、数年前、韓国でも芸能界とはまったく別の世界へ転向した子役が話題になったことがある。

2006年に放送されたMBCドラマ『宮~Love in palace 』は、チュ・ジフン、ユン・ウネが主演し、アジア中で大ヒットした人気ドラマだ。このドラマで、ユン・ウネが演じた主人公シン・チェギョンの弟シン・チェジュン役で出演していたのが、キム・ソクだ。

キム・ソクはユン・ウネの弟役を演じた

ドラマ『宮~Love in palace 』でユン・ウネ演じるシン・チェギョンの弟役を演じたキム・ソク(写真左)(画像出典:『宮~Love in palace 』HP)

キム・ソクは1992年8月10日生まれの現在28歳。1997年、5歳のときに映画『ナンバー・スリー』で子役デビューを果たした。SBS『張吉山』(2004)、SBS『薯童謠(ソドンヨ)』(2005)、MBC『朱蒙(チュモン)』(2006)など、ドラマは時代劇をメインに出演しながら子役としての経験を積んでいった。

韓国で130万部を売り上げたベストセラー小説『9歳の人生』を映画化した『僕が9歳だったころ』(2004)では、田舎に住む正義感の強い素朴な小学生、主人公ペク・ヨミンを熱演した。この映画は第12回春史大賞映画祭で作品賞を受賞、キム・ソクは子役賞を受賞し、子役としてますます知名度を上げた。

『僕が9歳だったころ』でペク・ヨミンを演じたキム・ソク

キム・ソクは映画『僕が9歳だったころ』で主人公ペク・ヨミンを演じた(画像出典:movie.naver)

しかし、2009年にMBC『善徳女王』に出演したのを最後に、キム・ソクはなんと馬術選手に転向した。そして今から10年前の2010年、広州アジア競技大会で男子馬術国家代表のニュースを伝え、その思いがけない事実に多くの人々が驚きを隠せなかった。

『善徳女王』の出演を最後に、馬術選手に転向していたキム・ソク

『善徳女王』の出演時のキム・ソク(画像出典:옛드 : 옛날 드라마 [드라맛집] YouTube動画キャプチャー)

2014年には第17回仁川(インチョン)アジア競技大会の男子馬術国家代表に選出され、2015年の第51回会長杯全国乗馬選手権大会では団体戦優勝、S1クラス大学の部でも優勝を果たしている。2018年には第18回ジャカルタ・パレンバンアジア競技大会の馬術国家代表を経験した。

馬術選手として活躍するキム・ソク

馬術選手へと転向したキム・ソク(画像出典:Penacova YouTube動画キャプチャー)

現在は江原道馬術協会に所属しているとのことだが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、こういった大会の中止が相次ぎ、韓国馬術界でも活動に支障が出ているようだ。

子役として成功し、俳優としての成長を楽しみにしていた人は多かったかもしれないが、現在の馬術界での活躍ぶりを見れば、転向の選択に間違いはなかったことがわかる。新型コロナウイルスの流行が終わればきっとまた、馬術界で素晴らしい結果を残してくれることだろう。