素っ気ない態度を取りながらも、ピンチの時は優しく接する”ツンデレ”キャラクター。そのギャップで女性の心を鷲掴みにする、韓国ドラマに登場するツンデレ王子たちを紹介します。

韓国ドラマになくてはならないキーワード、それは”ツンデレ”。
“ツンデレ”とは、普段はツンツンと素っ気ないが、好意を寄せた人と2人きりになるとデレデレしてしまう人物や様子、またツンツンとした敵意的な態度と、デレデレとした好意的な態度の2つの性質を持つ人物や様子を指す。

その語源は日本のゲームに登場したキャラクターの性格を”ツンツンデレデレ”と表現したのが始まりと言われている。その後、アニメやゲームといったサブカルチャー文化において天邪鬼的な態度をとることを”ツンデレ”と形容するようになった。ツンな態度(クール、素っ気ない)とデレな内面(とことん優しい)のギャップが魅力的、つまり胸に秘めている恋心と表向きの態度に差があるキャラクターの魅力を表現した言葉だ。

韓国でも同じように、アニメやゲームで表現された”ツンデレ”という言葉がオタク用語として使用されるようになった。その後、インターネットを通じて拡散され、いまや商品のキャッチコピーに使われるなど市民権を得るほど。

韓国語で書くと”츤데레(チュンデレ・ツンデレ)”、語源は”츤츤(チュンチュン・ツンツン)+데레데레(デレデレ)となり、日本語の語源や意味、発音とほぼ同じである。

このように語源が変わることなく使用されている様子を見ると、国境を超えた文化の普及や好きなものに対してのツボは一緒なのだと実感させられる。

前置きが長くなったが、日韓ともに人々を魅了してやまない”ツンデレ”キャラクター。
今回は、韓国メディア・インサイトで取り上げられた、韓国ドラマで女性のハートを射抜いたイケメンツンデレ王子たちを紹介する。

『トキメキ☆成均館スキャンダル』ムン・ジェシン(ユ・アイン)

■放映期間:2010年8月30日~11月2日/KBS2

『トキメキ☆成均館スキャンダル』

『トキメキ☆成均館スキャンダル』(画像出典:KBS)

朝鮮正祖時代を背景に成均館儒生たちが夢と友情、恋を通じて成長する姿を描いた青春ドラマ。

野性的な魅力を持つことから”暴れ馬”のニックネームを持つ通称”コロ”こと、ムン・ジェシン。

『トキメキ☆成均館スキャンダル』

ユ・アイン演じるムン・ジェシン(左)(写真提供:©スポーツ韓国)

パク・ミニョン扮するキム・ユニの聡明で真っ直ぐな姿に触れ、守ってあげたい気持ちが芽生えていく。ユニが女だということを偶然知った後、恋に落ちた彼は一人で孤軍奮闘する彼女を守ろうとするが、結局最後まで告白できないツンデレだ。

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『相続者たち』チェ・ヨンド(キム・ウビン)

■放映期間:2013年10月9日~12月12日/SBS

『相続者たち』

『相続者たち』(画像出典:SBS)

韓国の上位1%を占める財閥で育った10代の高校生たちの話を描いた青春トレンディードラマ。

イ・ミンホ扮するキム・タンとは幼少期からライバルであったチェ・ヨンド。タンに対し何かと吹っ掛けるも無視され続けるヨンドは、彼の弱点がチャ・ウンサンだと気づき接近するが、彼女と一緒にいるうちに不思議な感情が湧き上がってきて‥。

『相続者たち』チェ・ヨンド

キム・ウビン演じるチェ・ヨンド(画像出典:SBS Drama YouTube動画キャプチャー)

学校で一番の問題児ながらも不思議な感情に動揺するヨンドに、ギャップ萌えを感じた視聴者も多いのでは。

『シグナル』イ・ジェハン(チョ・ジヌン)

■放映期間:2016年1月22日~3月12日/tvN

『シグナル』

『シグナル』ポスター(画像出典:tvN)

壊れた1台の無線機を通じて過去の世界にいる刑事と交信しながら未解決事件を追う、サスペンス・ヒューマンドラマ。

過去の世界にいる刑事イ・ジェハンは真面目で人情味のあるキャラクターだ。

『シグナル』

チョ・ジヌン演じるイ・ジェハン(画像出典:tvN『シグナル』HP)

後輩である女性刑事チャ・スヒョンに片思いし、事実上チャ・スヒョンの命の恩人でもある。2000年の事件の頃にスヒョンが告白した際、「今週末には解決されそうだ。全部終わらせてその時に話そう」と提案する。この姿を見るとジェハンも彼女に対して気持ちがあったようだ。ぶっきらぼうながらも優しさが垣間見えていた。

『恋のスケッチ ~応答せよ1988~』キム・ジョンファン(リュ・ジュンヨル)

■放映期間:2015年11月6日~2016年1月16日/tvN

『恋のスケッチ ~応答せよ1988~』(画像出典:応答せよ1988 公式HP)

応答せよシリーズの3作目で、1988年のソウル道峰(トボン)区双門洞(サンムンドン)を舞台に、5組の家族や幼馴染の愛と友情を描いた物語。

キム・ジョンファンは、全てのことに不満が多くて愚痴をこぼすため、最初に「YES」と答えることがない。どのような相手でもなりふり構わず悪口を言い、がさつな態度を取るも、結局は全部やってくれる典型的なツンデレスタイルを披露している。

『応答せよ1988』

リュ・ジュンヨル演じるキム・ジョンファン(画像出典:tvN『応答せよ1988』HP)

『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』ペク・イノ(ソ・ガンジュン)

■放映期間:2016年1月4日~3月1日/tvN

『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』

『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』(画像出典:tvN)

人気ウェブトゥーンを原作に、平凡な女子大生ソルを中心に完璧だけどミステリアスな先輩ユ・ジョン、彼と幼なじみでありながら犬猿の仲であるペク・イノとの胸キュンな三角関係を描いたラブコメディー。

『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』

ソ・ガンジュン演じるペク・イノ(画像出典:tvN『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』HP)

人前では自由奔放で不良っぽく見えるが、本当は一途でピュアな優しい”子犬系”男子イノ。ソルに対して悪態をつくもののピンチの時にはすぐに駆けつける、ツンデレの王道を行くイケメンキャラクターだ。

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『キルミー・ヒールミー』チャ・ドヒョン(チソン)

■放映期間:2015年1月7日~3月12日/MBC

『キルミー・ヒールミー』

『キルミー・ヒールミー』(画像出典:MBC)

多重人格障害を素材に、7つの人格を持つ財閥3世とその秘密の主治医になった女性医師とのロマンスを描いたヒーリング・ロマンチックコメディー。

穏やかで誠実な主人格に始まり、攻撃的な青年や40代の中年男性、自殺願望のある男子高校生など、7つの人格を持った財閥3世のチャ・ドヒョン。主人格と別人格とのギャップがまさにツンデレ姿を描いており、主人格に戻った時のドヒョンの姿はまさに胸キュン。

『キルミー・ヒールミー』

攻撃的な青年セギ(画像出典:MBCdrama YouTube動画キャプチャー)

『キルミー・ヒールミー』

チソン演じるチャ・ドヒョン(画像出典:MBC『キルミー・ヒールミー』HP)

重い題材をベースにしながらも、あらゆるキャラクターを演じ切った俳優チソンは、彼の俳優人生で最高の演技との評価が相次いだ。



ユ・アイン

韓国の人気俳優ユ・アイン。本名はオム・ホンシク。1986年10月6日生まれ。

2003年、ドラマ『四捨五入』でAra(コ・アラ)の恋人アインを演じ一躍注目を浴びる。
2006年『俺たちに明日はない』でスクリーンデビュー。

映画『アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~』(2008)では、チュ・ジフンやキム・ジェウクとともに主役に抜擢され、元ボクシング選手でパティシエ見習いという役柄を演じた。

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