• 韓国俳優のファンがドラマ作品を観る時と、一般的なドラマファンが観る時には「温度差」がある?
  • 本記事では、韓国俳優の日本ファンが選んだNo.1ドラマ(Danmee調べ)と、一般的な韓ドラファンの評価を比較。その結果に違いがあるのかどうかを調査。
  • 今回は、いま最も輝く演技ドル、イ・ジュノの出演作品について調べました。

2PMのメンバーとして2008年に歌手デビューし、現在は俳優としても大活躍中のイ・ジュノ。

2021年の除隊後に出演したドラマは『赤い袖先』(MBC/2021)、『キング・ザ・ランド』(JTBC/2023)と連続ヒット。

アイドルと俳優の両面で輝きを増し、いま最も勢いのある演技ドルと言っても過言ではないパワーを発揮しています。

以前、Danmee(ダンミ)では日本ファンを対象に、イ・ジュノのファンが選ぶNo.1ドラマをアンケート調査しました。

ランキング結果は以下の通り。

日本のイ・ジュノファンが選んだランキング

1位 ただ愛する仲

2位 赤い袖先

3位 キム課長とソ理事 ~Bravo! Your Life〜

4位 自白

5位 油っこいロマンス

6位 記憶〜愛する人へ〜

詳しいランキング結果はこちら。

(関連記事)【978名回答】 日本ファンが選ぶ、2PMジュノ 韓国ドラマ 代表作 1位~6位

※アンケートは『キング・ザ・ランド』放送前に実施したため対象外となっています。

では、イ・ジュノのファンが選んだNo.1作品と、一般的なドラマファンが高評価した作品に差はあるのでしょうか。

もしかすると、俳優ファンと韓ドラファンの間には「温度差」があるかもしれません。

本記事では、映画やドラマのレビューサービスを提供するFilmarks(フィルマークス)での評価(2023年9月時点)を一般的な韓国ドラマ視聴者の評価として格付け。

今回は、イ・ジュノのファンが選んだ作品と「温度差」があるかどうか調査してみました。

6位:油っこいロマンス(2018)

評価:★3.6 /5.0 レビュー数:1,211件
●ファンが選ぶランキング:5位/6作品中

『油っこいロマンス』(画像出典:SBS)

6つ星ホテルの高級中国料理店でスターシェフとして順風満帆な人生を送っていたソ・プン(ジュノ扮)。妻がホテルの社長と浮気していることが発覚し、ホテルの前にある潰れた中国料理店を復活させて客を奪うことを決意するが‥。

コメディ要素が多めで、さくっと気楽に観られるドラマとしても人気の本作。ジュノのツンデレな役柄も好評でした。

5位:キム課長とソ理事 ~Bravo! Your Life〜(2017)

評価:★3.9 /5.0 レビュー数:1,530件
●ファンが選ぶランキング:3位/6作品中

『キム課長とソ理事〜Bravo! Your Life〜』(画像出典:KBS Drama Classic YouTube キャプチャー)

地方の町でヤクザ組織の経理を担当するキム・ソンニョン。横領がバレたことから大手企業TQグループに転職するが、ソ・ユル理事(ジュノ扮)は、実は使い捨てにする人材としてソンニョンを採用し‥。

ジュノとナムグン・ミンのケミ(相性)が人気を博し、男性同士でベストカップル賞を受賞。ドラマ内でナムグン・ミンがジュノの頬にキスをするシーンが最高視聴率を記録したことも話題になりました。

4位:自白(2019)

評価:★4.0 /5.0 レビュー数:520件
●ファンが選ぶランキング:4位/6作品中

『自白』(画像出典:tvN)

ある殺人事件容疑者の弁護を引き受け無罪判決を勝ち取ったチェ・ドヒョン(ジュノ扮)。数年後、類似した殺人事件で逮捕されたのはドヒョンの弁護によって釈放された男だった。ドヒョンは再び男の弁護を引き受けることになるが‥。

硬派で緻密なストーリーがドラマファンから好評でした。ジュノはクールな弁護士を演じ、ほとんど笑わないながらも、どこか人間味がにじむ演技を披露しました。

3位:ただ愛する仲(2017)

評価:★4.0 /5.0 レビュー数:2,115件
●ファンが選ぶランキング:1位/6作品中

『ただ愛する仲』(画像出典:JTBC)

12年前に発生したショッピングモールでの事故で、奇跡的に救出され生き残ったガンドゥ(ジュノ扮)とムンス。それぞれ痛みを抱えながら人生を歩んでいた2人が偶然にも再び出会い‥。

ジュノのファンから一番人気を獲得し、演じた役の中で「一番のはまり役だと思う」との声も多い本作。ストーリーが派手ではないからこそ際立つ演技で魅せたジュノに称賛の声が集まりました。

2位:記憶〜愛する人へ〜(2016)

評価:★4.2 /5.0 レビュー数:821件
●ファンが選ぶランキング:6位/6作品中

『記憶〜愛する人へ〜』(画像出典:tvN)

パク・テソクは華々しく活躍する凄腕弁護士。若手弁護士チョン・ジン(ジュノ扮)は脅迫まがいの手段も厭わないテソクのやり口に幻滅していた。ある日、自身がアルツハイマー病であることが分かり一人葛藤するテソクだったが、徐々に日常生活に支障をきたし始める‥。

ジュノのドラマデビュー作となった本作。人生や家族について考えずにはいられないストーリーが高く評価され、2018年には日本版としてリメイク。ジュノはカメオ出演で日本のドラマに初出演しました。

1位:赤い袖先(2021)

評価:★4.2 /5.0 レビュー数:1,162件
●ファンが選ぶランキング:2位/6作品中

『赤い袖先』(画像出典:MBC)

自らの人生を自分で選び取ることを願う宮女と、愛よりも国が優先だった第22代国王イ・サン(ジュノ扮)の身分違いの愛を描いた切ないロマンス時代劇。

ジュノの除隊後復帰作で、並々ならぬ努力で役作りをしたという本作が、ドラマファンから最も高い評価を受けた作品となりました。

正祖イ・サンをモチーフにした作品は数多くありますが、その人生のロマンチックな一面に焦点を当て、恋愛面を深堀りして描くという新しいスタイルの史劇。アジア中で高く評価され、シンドローム級のブームを起こした作品として知られています。

***

今回は以上のような結果となりました。

温度差として最も特徴的だったのは、ファン投票で6作品中6位だった『記憶〜愛する人へ〜』が、一般ドラマファンの結果では2位と、かなり高評価となった点。

ファン投票で6位となったのはメイン主役ではない影響かもしれませんが、ドラマデビュー作が一般ドラマファンから高く評価されていることは素晴らしい結果と言えるでしょう。

韓ドラ界のヒットメーカーとなりつつあるイ・ジュノ。次回作はどんな作品になるのか、大きな期待が集まっています。

小原 エリ

Kカルチャーの新鮮な情報を、身近な言葉でシンプルにお伝えできるように頑張っています。主にまとめ記事を担当。新しいK-POPや韓国ドラマとの出会いのきっかけを作れると嬉しいです

記事一覧を見る(157件)





ご意見を自由にコメントしてください!

記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。

編集部おすすめ記事blank

サイトの広告について

Danmee(ダンミ)は、収益化の一環としてオンライン広告を展開しております。広告の内容(公序良俗を害するもの)や、可読性の低下につながる広告に関するご意見はこちらのフォームをご利用ください。

この記事と関連度が高いトピック

現在読まれています!

最新記事

RECENT TOPICs