• 2023年は韓流が20年を迎える記念すべき年だ。
  • 日本でも高い人気を誇る韓国ドラマでは、第1次韓流ブームから演技活動をしている芸歴20年以上の俳優が、現在でも変わらぬ活躍を見せている。
  • 今回はそんな大御所人気俳優と、彼らの最新主演ドラマをチェックしていこう。

2003年に韓流ブームが巻き起こり、現在も多くのファンに愛され続けている韓国コンテンツ。

ドラマ『冬のソナタ』で人気に火が付き、今年は日本における韓流が20周年を迎える、記念すべき年である。

韓国ドラマで活躍する俳優の中には、芸歴20年以上を誇り、第1次韓流ブーム期から演技活動を続けていた実力者も多い。

2023年下半期にも彼らが主演を務めた新作ドラマが放送され、笑いや感動を視聴者に届ける予定だ。

今回は、韓流の生き証人であり、芸歴20年以上の大御所俳優と、彼らの新作主演ドラマをご紹介する。

チェ・スジョン

俳優のチェ・スジョンは、11月より放送予定のKBS大河ドラマ『高麗契丹戦争』で主演を務め、戦闘を勝利に導くカン・ガムチャン将軍を演じる。

俳優のチェ・スジョンはKBS大河ドラマ『高麗契丹戦争』で主演を務める

KBS大河ドラマ『高麗契丹戦争』で主演を務める俳優のチェ・スジョン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

本作はKBSの公営放送50周年を記念して制作される特別企画ドラマ。高麗の皇帝ヒョンジョンと高麗軍総司令官のカン・ガムチャン将軍が巻き起こす、壮大なストーリーが描かれている。

チェ・スジョンは1987年に放送されたKBS『愛が花咲く樹』で俳優デビューを果たし、今年で俳優生活36周年を迎えた。

韓国俳優の中でトップクラスの視聴率帝王とされており、1990〜2000年代にはKBS『太祖王建(2000)』(最高視聴率60.5%)、KBS『大祚榮 -テジョヨン-(2006)』(36.8%)など、数多くの大ヒットドラマに出演。

2018年に主演を務めたKBS2『たった一人の私の味方』でも、最高視聴率49.4%を叩き出している。

『高麗契丹戦争』は約10年ぶりに出演する大河ドラマであることから、視聴者の期待と注目が集まっている。


高麗契丹戦争

ナムグン・ミン

8月4日より放送がスタートするMBCの新金土ドラマ『恋人』で、ナムグン・ミンは10年ぶりに時代劇に出演する。

俳優のナムグン・ミンはMBC金土ドラマ『恋人』で主演を務める

MBC金土ドラマ『恋人』で主演を務める俳優のナムグン・ミン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

『恋人』は丙子の乱の中で繰り広げられる恋人たちの物語と、民の生命力を描いたヒューマン歴史ロマンスドラマだ。

ナムグン・ミンは主人公のイ・ジャンヒョンに扮し、女優のアン・ウンジンと共演する。劇中には躍動感に溢れるアクションシーンが登場し、見る人の没入度を高める予定だ。

1999年にEBS『君の夢を広げろ』でデビューした彼の芸歴は24年。俳優デビューから絶え間なくドラマや映画で活躍をしており、2022年にはSBS『わずか1000ウォンの弁護士』でコミカルな弁護士役を演じた。

シリアスな悪役演技からロマンスまで、演技の振り幅が広い俳優の一人として多くのファンから愛されている。


恋人

イ・ジュンギ

9月に放送予定のtvN『アラムンの剣:アスダル年代記』(以下、『アラムンの剣』)で、メインキャストを務める俳優のイ・ジュンギ。

俳優のイ・ジュンギはtvN『アラムンの剣:アスダル年代記』で一人二役に挑戦する

tvN『アラムンの剣:アスダル年代記』で一人二役に挑戦する俳優のイ・ジュンギ(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

彼は劇中でアゴ族の総合リーダーであるウンソムと、双子の兄であるサヤを演じ、一人二役に挑戦する。

『アラムンの剣』は、タゴン(チャン・ドンゴン扮)が王座を獲得した約8年後の世界を舞台にした物語。太古の地アスで異なる伝説を作り上げる英雄たちの姿が描かれ、シーズン1と同様、壮大なファンタジーが展開していく予定だ。

イ・ジュンギが俳優デビューを果たした作品は、2003年放送のMBC『ノンストップ4』。

俳優歴20年を迎えた彼は、tvN『悪の花(2020)』、SBS『アゲイン・マイ・ライフ(2022)』など、近年も精力的に活動を続け、作品ごとに異なる魅力を発揮している。

ソン・スンホン

2023年下半期の放送が予定されている、tvN『プレーヤー ~華麗なる天才詐欺師~2』(以下、『プレーヤー2』)。シーズン1に続き、俳優のソン・スンホンが主演を務めている。

ソン・スンホンはtvN『プレーヤー ~華麗なる天才詐欺師~2』で主演を務める

tvN『プレーヤー ~華麗なる天才詐欺師~2』で主演を務めるソン・スンホン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

本作は天才詐欺集団”プレーヤー”が犯罪者の集めた裏金を奪い、悪行を暴いていく痛快アクション作品。

ソン・スンホンは頭の切れる天才詐欺師のカン・ハリ役を務め、端正なルックスと巧妙な話術で相手を欺くグループの中心人物として活躍する。

そんな彼の初めてのドラマ出演作は、MBC『男女6人恋物語(1996)』。その後、2000年に放送されたKBS『秋の童話』で知名度を高め、第1次韓流ブームをけん引した韓流スターの一人としても知られている。

5月に配信されたNetflix(ネットフリックス)『配達人 ~終末の救世主~』では、俳優のキム・ウビンと共演。今後もさらなる活躍が期待されている。


プレーヤー ~華麗なる天才詐欺師~1

チョン・ウソン

俳優チョン・ウソンの10年ぶりのドラマ主演作となる、ENA『愛していると言ってくれ』。

チョン・ウソンはENA『愛していると言ってくれ』で10年ぶりのドラマ主演を務める

ENA『愛していると言ってくれ』で10年ぶりのドラマ主演を務めるチョン・ウソン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

本作は絵で気持ちを表現をする聴覚障害者のチャ・ジヌ(チョン・ウソン扮)と、声で感情を届けるチョン・モウン(シン・ヒョンビン扮)のロマンスを描いたヒーリングラブドラマだ。

1995年にTBS系で放送された同名の日本ドラマのリメイク作品で、豊川悦司が演じた主人公をチョン・ウソンが務めることでも話題となっている。

映画『KUMIHO/千年愛(1994)』でデビューし、映画『私の頭の中の消しゴム(2004)』を大ヒットに導いた彼は、今年で芸歴29年。

近年では映画『ハント(2022)』でイ・ジョンジェとW主演を務め、カリスマ溢れる演技を披露した。8月15日に公開予定の映画『保護者』では、主演を務めるとともに監督デビューを果たしている。

松原紗乃

K-POPや韓国ドラマ関連の記事を投稿している松原紗乃です。日頃から韓国芸能情報をチェックし、アイドルの活躍や新ドラマの配信を楽しみにしています。トレンドを通して、韓国文化の魅力を伝えられるような記事執筆を心掛けています。

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