日韓で話題を集めている新ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌(ENA)』。この劇中に登場する父親役の俳優、チョン・ベスの演技に称賛が届いている。これまで数多くの作品で”良きパパ”役を演じてきた彼だが、これ以外にも警察官や悪役などにも扮してきた。ここでは、あらゆるキャラクターを演じ分けられる名バイプレーヤー、チョン・ベスの魅力に迫る。

Netflix(ネットフリックス)で配信中の韓国ドラマ、ENAチャンネル『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』。

ENAチャンネル『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は日韓で話題

日韓で話題のドラマ、ENAチャンネル『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(画像出典:ASTORY 公式Twitter)

6月29日よりスタートしたばかりの新作だが、その注目度は高い。日本でも、Netflixデイリーランキングの5位(“今日のTV番組TOP10″/7月4日現在)にランクインし、早くも話題を集めている。

主人公ウ・ヨンウを演じるのは、KBS2(Netflix)『恋慕(2021)』で世子(皇太子)イ・フィで凛々しい男装姿を披露した、女優のパク・ウンビン。本作では自閉症スペクトラムを持つという、難しい役どころを丁寧に演じ、好評を得ている。

ウ・ヨンウの父親役、チョン・ベス

俳優のチョン・ベスがウ・ヨンウの父親役を演じた

ウ・ヨンウの父親役を演じた、俳優のチョン・ベス(画像出典:ENA)

若手実力派女優、パク・ウンビンが目を引く演技を披露する一方で、その父親役を演じている韓国の名バイプレーヤーにも注目が集まった。

その俳優とは、ウ・ヨンウの父ウ・グァンホ役に扮し、どんな状況でも娘のことを真っ先に考える、良きパパのチョン・ベスだ。

ウ・グァンホは法学部に在籍中、恋に落ちて子どもを授かるが、法曹人としてではなく未婚の父としての人生を選択。

1人で娘を大事に育てながら、生きてきたウ・グァンホは、5歳になるまで言葉が出なかったヨンウが、刑法を暗記する姿に喜びを隠せなかった。

彼は、ヨンウに人の表情と感情を教えるために”人の心”ポスターを作ったり、ヨンウが着る服にメモを貼ったり、娘が食べるのり巻きを丁寧に作るなど、優しくて心強い父親の姿を見せて、ストーリーに深みを加えている。

少し特別な子どもを育てながら、苦労して生きてきたウ・グァンホの複雑で微妙な感情を、視線と表情の演技で絶妙に表現し、格別な存在感を放つ。

プライベートでも”良きパパ”

チョン・ベスは、これ以前にもさまざまな作品で”良きパパ”を演じてきた。

今年1月に放送された、Netflixオリジナルドラマ『今、私たちの学校は』では、責任感の強い消防隊員であり、娘を男手ひとつで育てる父親役を演じた。また、『サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~(KBS2/2017)』でも、ヒロインの父親に扮し、娘想いのキャラクターを好演している。

『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』では"悪いパパ"

『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』では”悪いパパ”を演じている。(画像出典:JTBC)

そんなチョン・ベスは、実生活でも娘と仲良く遊ぶ”自慢のパパ”だという。

本人曰く、育児が上手だそうで、娘が”昼に遊ぶ父親”を友達に自慢しているという。

“昼に遊ぶ父親”とは、文字通り昼間に遊んでくれる父親であり、また、”出勤しない父親”というジョークを交えた表現だそう。つまり、昼間にも子どもの面倒をよく見ていたことがうかがえる。

毎年、数多くの作品に顔を見せる多作俳優

“良きパパ”役で知られるチョン・ベスだが、その一方で、なぜか警察官役も多い。その活躍は、KBS2(Netflix)『椿の花咲く頃(2019)』や、tvN(Netflix)『秘密の森』シリーズ、映画『悪人伝(2019)』などで見ることができる。

これ以外にも、あらゆるキャラクターを演じてきた。それも1年の間で、だ。

『秘密の森2』

『秘密の森2』でのワンシーン。(画像出典:tvN)

特に2017年は、KBS2月火ドラマ『魔女の法廷』、水木ドラマ『マッド・ドッグ~失われた愛を求めて~』、tvN土日ドラマ『ピョン・ヒョクの恋』に登場し、注目を集めた。

『魔女の法廷』では、検察庁内でセクハラを日常的に行い、権力を乱用する部長検事役を、『マッド・ドッグ~失われた愛を求めて~』では、娘にとって大きな力になる他界した父親役を担当。

また、『ピョン・ヒョクの恋』では、事件の糸口を提供するキャラクター、飛行機墜落事故の機長役を演じた。

2022年もすでに5作品に出演しているが、中でも目を引いたのは、JTBC(Netflix)『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』だ。本作では、ソンガン扮するイ・シウの父親役に扮し、これまでとは違う”悪いパパ”を演じている。

毎年、数多くの作品に顔を見せる多作俳優のチョン・ベス。安定した演技力とリアリティーあるキャラクターの表現力は、ドラマの中でもとびきりの輝きを放ち、作品の完成度を高める。

“シーンスティラー”との異名を持つ彼の、これからまだまだ繰り広げるだろう演技の幅に期待したい。

(構成:星野沙)






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