ファッションやビューティーなど、あらゆるものにトレンドがあるように、”外見”にもその時々で流行がある。現在、韓国でトレンドとなっているのは”ウルフ顔”のよう。ここでは、韓国を代表する”ウルフ顔”俳優をピックアップ!
芸能界で活躍する有名人を、調味料の特徴になぞって”醤油顔”や”塩顔”、”ソース顔”と、はたまた動物に例えて、”ネコ顔”や”イヌ顔”などと呼び、ビジュアルの傾向や好みをジャンルに分けて表現することがある。
ファッションやビューティー、インテリアなどにも時代ごとにトレンドがあるように、”外見”にもその時々で流行がある。現在、韓国でのトレンドは”ウルフ顔”のよう。
今回、韓国メディア・ファストピック(fastpick.co.kr)が、韓国ドラマや映画で大活躍中の”ウルフ顔”俳優2人にフォーカスを当てているので、ここで紹介したい。
ソン・ソック
最近、特に話題になっている”ウルフ顔”俳優は、まさにソン・ソックではないだろうか。
男性美あふれるビジュアル、それと対比される突拍子もない魅力で女性ファンの心をときめかせている。
近作は、先ごろ最終回を迎えたJTBC(Netflix)ドラマ『私の解放日誌』と、映画『犯罪都市2』。この2作品を通じて、ソン・ソックの魅力がさく裂している。
ドラマ『私の解放日誌』では、劇中、地方から来たク氏役に扮し、ワイルドで哀愁のあるキャラクターを熱演。
毎日欠かさずにお酒を飲むク氏は、その本名も過去も謎に包まれた人物だ。ミステリアスさに加え、無口で寡黙な姿には男らしさも溢れていた。
一方、映画『犯罪都市2』では、悪党のカン・ヘサンを演じている。
カン・ヘサンは、暴力的で残忍なだけでなく、お金に並々ならぬ執着心を持った人物だ。衝動的性向が強く、本音が分からない表情に戦略家的気質を見せている。
劇中、このキャラクターを演じたソン・ソックは、表情や立ち姿から、歩き方、タトゥーなど、外的な容姿にも緊張感を持たせた。
カン・ヘサンを演じるために10キロ増量し、衣装やタトゥーの模様についても、スタッフと長考し相談しながら決めたそうだ。
公開前から話題性と期待感がバツグンだった本作は、公開されてから3週間で観客動員数1000万人を突破。コロナ禍以降、韓国映画で”千万観客数”を達成したのは、この作品が初だという。
ドラマや映画を通じて、カリスマあふれる魅力を誇示したソン・ソック。演じたキャラクターがシナジー効果を起こし、最近最もホットな人物となっている。
その人気と注目度は、日本でも急上昇中だ。
ソン・ソックとチョン・ジョンソが主演する、映画『恋愛の抜けたロマンス』が日本で7月8日より公開される。
ダークな雰囲気のキャラクターが多かった彼が、新感覚のリアルラブコメディーに挑戦した姿は必見だ。
ファン・インヨプ
少年のようなビジュアルを持つファン・インヨプは、1991年1月生まれの31歳。きゅっと上がった目じりにシャープなフェイスラインと、クールなビジュアルがオオカミの姿を連想させる。
元々は、すらりとした身長とスリムな体型を活かし、モデルとして活躍を見せていた。
俳優ではなくモデルの仕事を先に始めることになったきっかけは、モデルは1人でも挑戦できるが、俳優は誰かが決める職業だと思ったためだという。
しかし、モデルの仕事をしながらも時間が経つほど俳優という職業に未練が残り、結局俳優に挑戦することになったそうだ。
以後、KBS2『ノクドゥ伝~花に降る月明り~(2019)』、JTBC『18アゲイン(2020)』で助演として顔を知らせ、tvN『女神降臨(2020)』を通じて自身の名前を広く知らせた。
期待の俳優として注目を集めた彼は現在、韓国にて放送中のSBS金土ドラマ『なぜオ・スジェなのか』に出演中だ。
この作品は、成功だけを追って心が空っぽになった冷たい弁護士オ・スジェと、そんな彼女を守るためなら、何も怖くないロースクール学生の、悲しいが心ときめくストーリーを描いている。
劇中、ファン・インヨプが演じているのは、ソジュン大ロースクール1年生のコン・チャン役。
コン・チャンは人の心を察することができ、助けと慰めを与えようと努力する暖かい青年だ。そのため周りからは、彼が温かい家庭で愛情をたっぷり受けて育ったと思われている。だが、彼にも運命が狂った歪んだ過去があった。
そんな難しいキャラクターを演じ、好評を得ているファン・インヨプ。特有の反抗心に満ちた魅力も発散し、女心をときめかせている。
(構成:星野沙)
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