【韓流20周年企画- チョン・ソンモ編】2022年は、日韓同時開催が話題となったFIFAサッカーワールドカップから20年を迎える年となる。振り返ると日本の韓流ブームの歩みも、同じようなタイミングだったのではないだろうか‥今回は、『製パン王 キム・タック』をはじめ、大ヒットドラマの悪役として名を知らせ、日本のドラマファンを唸らせてきた俳優のチョン・ソンモを紹介します。
韓国ドラマに欠かすことのできない、悪役というポジション。
巧みな手段を使って主人公を追い詰めていく様は、視聴者にギリギリとした思いを抱かせる。
そんな気持ちになるものの、彼らの存在はクセが強ければ強いほどストーリーを盛り上げ、ドラマを面白くしていく。
最高視聴率50%を超える、驚異的な記録を残したレジェンドドラマ『製パン王 キム・タック(2010)』。
ここで記憶に残るような悪役を演じた俳優が、2020年に大ヒットしたドラマ『ペントハウス』シリーズでも類稀な悪役を演じ、視聴者の怒りを買っている。
(関連記事)12年前、幻になりかけた名作韓ドラ「製パン王 キム・タック」
悪役専門俳優と称賛を浴びる、チョン・ソンモ
その俳優とは、チョン・ソンモ。
悪役専門と言われるほど数々のドラマで敵役を演じ、その名演から視聴者に多く愛されている俳優だ。
『製パン王 キム・タック』をはじめ人気ドラマの悪役として、韓国だけでなく日本のドラマファンも唸らせている。
チョン・ソンモは『製パン王 キム・タック』の劇中、コソン食品会長秘書室長のハン・スンジェ役に扮した。
ハン・スンジェは、コソン食品の会長であるク・イルチュン(チョン・グァンリョル)の友人であり、秘書としてサポートする右腕的な存在だ。
彼は過去、愛したソ・インスク(チョン・インファ)が、友人であるク・イルチュンと政略結婚することになり、そのショックから廃人になってしまう。だがその後、心を入れ替え、友人の妻になったソ・インスクのために生きていくことを決心する。
そんな過去を持つハン・スンジェは、ク・イルチュンの忠実な部下を装いながらも、裏ではキム・タックを何度も窮地に陥れるよう仕向けていく。
大ヒットドラマで視聴者から憎まれた悪役は、その10年後に再び、前代未聞と言ってもいいほどの”悪の顔”を見せた。
2020年よりスタートした、SBSドラマ『ペントハウス』。
このシリーズでは、主人公の1人であるチョン・ソジン(キム・ソヨン)の父であり、国内最高の私学財団チョンア財団の理事長、チョン・ミョンス役を担当した。
彼の悪行が全ての始まりであり、皆を不幸へと導いていく‥という、悪役の中の悪役といったキャラクターを熱演している。
素顔は、無邪気な笑顔と茶目っ気に溢れた性格
悪役として韓国ドラマ界に欠かせない存在のチョン・ソンモ。
1956年10月生まれの65歳(日本年齢)という年齢ながらも、役者として精力的に活動を続けている。
元々は演劇界にいたが、ドラマ俳優を目指して各放送局のオーディションにチャレンジ。7回にわたる挑戦の末、公開採用タレントになったことでも有名な人物だ。
1995年に新人賞を受賞した後、しばらくスランプを体験したが、それを乗り越え再起に成功。ドラマ界では心優しいキャラクターから悪役まで、幅広い演技力を披露しながら活躍を見せてきた。
悪役も多く演じていることから強面なイメージがついてまわるが、実際は茶目っ気の多い性格だ。
『製パン王 キム・タック』に出演した際、演じた役柄は悪役だったが、実際にはいたずらもたくさんし、冗談もたくさん言っていたそうだ。タックの母、キム・ミスン役の故チョン・ミソンさんが、演技中に笑いをこらえるのに大変だったというエピソードもあるほど。
****
数々のドラマで憎まれ役を演じ、ストーリーを盛り上げてきた名優チョン・ソンモ。彼の”憎まれる”名演があるからこそ、”愛される”作品へと昇華されている。
彼が次に演じる役は、果たしてどれほど視聴者をゾクゾクとさせてくれるのだろうか。期待しかない。
(投稿:星野沙)
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