日本のドラマファンにはお馴染みの名俳優、チョ・ソンハ。あらゆるキャラクターを完璧に演じ切る彼だが、その卓越した演技力は過去のアルバイト経験が糧となっているよう。(写真提供:©TOPSTAR NEWS)

韓国ドラマファンなら目にしたことがある、ベテラン俳優のチョ・ソンハ。名脇役として数多くの映画やドラマに出演し、作品の人気を支えている人物だ。

チョ・ソンハは貫禄ある王様から庶民的な父親まで、あらゆる役柄をこなす

貫禄ある王様から庶民的な父親まで、あらゆる役柄をこなす俳優のチョ・ソンハ(写真提供:©TOPSTAR NEWS)

特に強烈なインパクトを残したのが、テギョン(2PM)とソ・イェジが主演を務めたOCN『君を守りたい~SAVE ME~』だろう。
謎の集団に捕われたヒロイン、イム・サンミ(ソ・イェジ)を助けるために、大学生になったハン・サンファン(テギョン)が仲間と共に命がけで救い出すストーリーを描いた作品で、チョ・ソンハは劇中、謎の集団、つまりエセ宗教集団の教主として、身の毛もよだつ不気味な演技を披露した。

一点の曇りもないことを証明しているかのような純白のヘアスタイルに、慈愛に満ちた笑み、柔軟で巧みな話術を見せる聖職者の顔と、それとは真逆の悪魔のような素顔を持った人物でもある。

どちらの顔もカリスマ性あふれる説得力のある演技で演じ分け、チョ・ソンハの魅力が最大限に発揮されたと称賛を浴びている。

ドラマだけでも30作品! 韓国ドラマに欠かせない人物に

どの作品でも名演技しか披露しないチョ・ソンハだが、意外にも彼のデビュー作はミュージカルの『キャッツ』だそうだ。

これをスタートに、その後は映画とドラマをメインに活躍を見せ、韓国の平凡な市民、落ち着きと貫禄のある史劇キャラクター、さらにチンピラやギャングと、どのような役柄も無理なく演じられる、群を抜いた演技力を持つ俳優として名を広めている。

代表作に、映画『美しき野獣(2006)』、『哀しき獣(2010)』、『サスペクト 哀しき容疑者(2013)』、『ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆~(2015)』、ドラマでは『ファン・ジニ(2006)』、『トキメキ☆成均館スキャンダル(2010)』、『THE K2(2016)』、『100日の郞君様(2018)』など、時代劇から現代劇までマルチに活躍を見せている。

数々のアルバイト経験が演技に深みを添えた

豊かな表現力を持つ俳優として知られていることは前述したが、それを納得するエピソードがある。

チョ・ソンハは俳優として活躍する前、経験したことのないアルバイトが挙げられないほど厳しい時代を過ごしたそうだ。白菜や植木鉢などの販売業や警報機販売、タクシードライバーまで、あらゆる業種を経てきたという。

タクシードライバーという仕事を選んだのは「タクシーに乗れば、たくさんの人に会えると思ったから」という理由から。チョ・ソンハは「多くの人のファイルが私の頭の中に入れば入るほど、より豊かなキャラクターを創造できると思いました」とし、俳優としての役作りの一環を担えると感じたからのようだ。

しかし現実はなかなか厳しく、タクシーの中で出会ったのは、主に酔っ払い、喧嘩を売る人、人生に懐疑を感じる人だったそう。

険しい道となったタクシードライバー時代だったが、このような経験が後日、演技に役立ったという。

彼は、2012年の映画『非情な都市』で、タクシードライバーの役をリアルに演じ切った。実際にタクシーの運転手として働いた経験を活かし、アドリブも披露。お客さんとの会話やタクシーの中で生活する時の行動、目配り、反応が身についていたので、あまり悩まずに演技に反映できたという。

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これまで経験してきたことが、彼の天職でもある”俳優”に活かされているチョ・ソンハ。

そんな彼の次回作は、今月22日よりスタートするtvN新月火ドラマ『ナビレラ』だ。70歳でバレエを始めたドクチュルと、夢の前で彷徨う23歳のバレエダンサー チェロクの成長を描いた青春ドラマで、チョ・ソンハはソン・ガン扮するチェロクの父親役を演じる。

2021年もドラマを通じて彼に出会うことが多くなる一年となりそうだ。




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