ブラウン管復帰作であるtvN新ドラマ『サイコだけど大丈夫』の放送を控えた俳優キム・スヒョン。彼の心温まるエピソードが韓国のテレビ番組で紹介され、視聴者の心を熱くさせているという。そのエピソードとは。

アジアの星と称される韓国俳優、キム・スヒョン。
6月20日より放送予定のドラマ復帰作、tvN新土日ドラマ『サイコだけど大丈夫』で主人公である精神病棟の介護士ムン・ガンテ役を演じる。

ムン・ガンテは立派なフィジカルと優れた頭脳を持ったキャラクターで、見かけは全てが完璧だが、自閉スペクトル障害を持つ兄の世話をしながら献身的に生きていく人物だ。

介護士役を演じるキムスヒョン

新ドラマ『サイコだけど大丈夫』で介護士に扮するキム・スヒョン(画像出典:tvN公式Youtubeキャプチャー画像)

このような”人を助け、支える”仕事に就く青年を演じる訳だが、実生活でもドラマと同じように周りにいる大切な人々を惜しみなく支えているようだ。

去る25日に放送された韓国番組『風の便りで聞いたショー』で、キム・スヒョンの心温まるエピソードが紹介された。
ある記者が「ご存知だと思うが、キム・スヒョンは経済的に余裕のある状況にいる」とし「現在、父親である”セブンドルフィンズ”のキム・チュンフンをはじめ、腹違いの妹である歌手キム・ジュナとその母親にまで経済的な支援をしている」と、キム・スヒョンの家庭事情を伝えた。

これに対し、司会者らは「なんて親孝行な人なのか」とキム・スヒョンを称賛した。

韓国俳優 キムスヒョン

誠実な人柄が披露されたキム・スヒョン(画像出典:ゴールドメダリスト)

実父の新しい家族にまで惜しみなく配慮をし、経済的に支えているというキム・スヒョン。
彼がこのような行動をするのには彼の人柄はもちろん、父であるキム・チュンフンとの信頼関係も大きいようだ。

番組では、キム・スヒョンと父親にまつわるエピソードや父親の経歴も紹介されている。

俳優キムスヒョン

キム・スヒョンと父親 キム・チュンフン(画像出典:YouTube 채널에이방송영상 映像キャプチャー)

父親が所属していた”セブンドルフィンズ”は、アルバムを1枚だけ発表した悲運のグループだったが、その1枚のアルバムだけでも当時は一大旋風を巻き起こしたという。
また、180センチを超える長身にジョージ・マイケル似の外見を兼ね備えたキム・スヒョンの父、キム・チュンフンは大変な人気を呼んでいたそうだ。

キムスヒョンの父親が所属していたセブンドルフィンズ

発表したアルバムは1枚だが、その1枚のアルバムで一大旋風を巻き起こしたセブンドルフィンズ(画像出典:YouTube 채널에이방송영상 映像キャプチャー)

ある日、キム・スヒョンが父親に「なぜ地上波で成功できなかったのか」と辛辣な質問を投げかけた。これに対し、父親のキム・チュンフンは「当時、”ソンゴルメ”が出たからだ」と語ったという。

当時の背景はこうだ。
1987年4月に”セブンドルフィンズ”がアルバムを発表し、旋風を巻き起こしたが、その1ヵ月後の5月に”ソンゴルメ”という不世出のグループがデビューした。”ソンゴルメ”の出現により大衆からの人気を集めることが出来なかった”セブンドルフィンズ”は、残念ながら活動を終えることになったという。

また、家庭の事情により父親のキム・チュンフンと悲しい別れをしたキム・スヒョンだが、彼は普段から父親に「会いたい」という話をよくしていたという。
キム・スヒョンは「”お父さん”心配はしないで、 私は大丈夫です」と言い、普段から父親に向かって愛嬌を振りまいているようだ、と番組は伝えている。

このように、父親との悲しい別れをした後でも縁が途切れることなく惜しみない愛を送っているキム・スヒョン。実生活でもドラマの主人公のように家族を愛し、支えているキム・スヒョンの行動に視聴者の心も温まった様子だ。



一方、キム・スヒョンは今年1月、10年所属していた事務所キーイーストを離れ、映画『リアル』のイ・ロベ(イ・サラン)監督と手を組んだ。イ・ロベは新生エンターテイメント会社のゴールドメダリストを運営しており、今年1月にキム・スヒョンと専属契約を締結したと発表している。

また、tvN新土日ドラマ『サイコだけど大丈夫』では、久しぶりに視聴者と向き合うキム・スヒョンの新しい演技が見られると、放送前からファンの期待指数を高めている。


『風の便りで聞いたショー』(動画出典:Youtube 채널에이방송영상)

キム・スヒョン

キム・スヒョンは韓国の俳優。所属事務所はゴールドメダリスト。1988年2月16日生まれ。

デビュー作は、ドラマ『キムチ・チーズ・スマイル』(2007)。

ドラマ『ドリームハイ』(2011)で初めて主演を務め一躍注目を浴び、2012年2番目の主演ドラマ『太陽を抱く月』では初めて時代劇に挑戦、視聴率40%を越える国民ドラマとなり、名実ともにトップスターになった。

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