- 2026年に韓国でスタートするKBSの新作ドラマ『文武』が早くも話題です。
- 豪華キャストで繰り広げられる三国統一を舞台にした本格大河作品という点に加え、AI技術の導入が耳目を集めています。
- 『文武』は、韓ドラ界の新たな金字塔となるのか、AIを活用することにした理由を紹介します。
2026年の解禁を前に、KBSの新作ドラマ『文武』が早くも注目を集めています。
豪華キャストで繰り広げられる、韓ドラ界において久しぶりとなる本格大河作品。物語の舞台が、韓国史のハイライトの1つである三国統一時代という点も、ドラマファンの関心を刺激しています。
そしてなんといっても大きな話題を呼んでいるのが、本作の目玉となるAI技術の導入。大河ならではの魅力である重厚な世界観と最新技術のコラボレーションは果たして成功するのか。
現代劇の要素が盛り込まれたフュージョン作品が増えつつある昨今、正統派時代劇好きにはたまらない1作となりそうな予感をさせています。
韓ドラ界の新たな金字塔となることが期待されている『文武』と、なぜAIを活用することにしたのかその理由を紹介します。
三国統一を描く正統派時代劇『文武』
物語の舞台となるのは、高句麗・百済・新羅という3つの国がしのぎを削り、さらには巨大帝国であった唐までもが介入していた激動の三国時代。弱小国とされていた新羅が、三国統一を成し遂げるという韓国史に残る1ページを描いています。
日本の歴史で例えるなら、戦国時代における天下統一のような、国民なら誰もが知っているといっても過言ではない大きな転換期を、勝利にすべてを懸けた者たちの視点から丁寧に掘り下げた物語です。
キャストには、主演のイ・ヒョヌクをはじめチャン・ヒョク、キム・ガンウ、パク・ソンウン、チョン・ウンイン、チョ・ソンハなど、華やかな経歴と時代劇経験のある実力派俳優が大集結。

『文武』の豪華キャスト陣(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
『花郎<ファラン>』(KBS/2016)や『99億の女』(KBS/2019)などを手掛けたキム・ヨンジョ監督と、2021年にKBSの脚本公募ミニシリーズ部門で当選したキム・リホン作家がタッグを組み、史実に基づいた作品に仕上げる予定なのだとか。
「ドラマという性質上脚色はするものの、歴史の歪曲はないだろう」と、監督自ら制作発表会で宣言した骨太の史劇だけに、リアルにこだわった1作になっているよう。
近年、ファンタジーやミステリーを盛り込むなど、歴史にそこまでとらわれない作品が増えているなか、正統派の登場に多くの時代劇ファンが歓喜しています。
AI導入の理由
その一方で、AIを積極的に取り入れることも明かされており、どこまでリアリティーを追求したものになるのか、注目視しているドラマファンも。
主に戦闘シーンで活用されるそうですが、史劇において抜きにはできないハイライトと言える場面で導入されることから、効果的に活用することができるのか、本国では懸念する声もちらほら上がっています。

『文武』で主演を務めるイ・ヒョヌク(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
しかし、これにはどうやら制作者側にとって仕方のない事情があるようで、コスト削減の観点からやむを得ないのだとか。
KBS史上最高の製作費である300億ウォンが投入されているものの、全28話をまかなうには十分とは言えず、近年の物価高も影響し、少ない金額でドラマファンの期待に応えるための打開策にはAIしかないと判断したそうです。
日本でも生成AIをフル活用した新作ドラマ『TOKYO 巫女忍者』(日本テレビ)が、来年にお目見えされるなど、AIを導入した作品が目立ち始めていますが、『文武』が韓ドラ史における次世代ドラマの幕開けを告げる作品となるのか期待されます。
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