- 韓国ドラマの週末枠作品が、今年に入って最も激しい戦いを繰り広げている。
- 本国ではもちろん海外でも熱い視線をあびるほどすでに強豪揃いだが、数日後にはまた新たに強者が激戦に加わる予定だ。
- 2025年最激戦区間である6月の週末枠ドラマの見どころを紹介する。
今、韓国ドラマの週末枠が激しい戦いを繰り広げている。
2025年最激戦区間と言っても過言ではないほど強豪揃い。本国での視聴率が全体的に好調なのはもちろんだが、グローバルファンからも支持されており、今年に入ってから放送された週末ドラマのなかで特に盛り上がりを見せている。
しかも6月13日からは、百戦錬磨の役者ナムグン・ミン主演の新作ドラマが新たに加わる予定。さらにし烈な視聴率&話題性競争がスタートすること必至だ。
そこで本記事では、ドラマファンを虜にしている6月の週末枠ドラマの、気になる見どころをまとめてご紹介。
各作品題材は異なるが、韓国ドラマの得意技である“共感”が随所に盛り込まれており感情移入しやすい作品ばかり。ドラマを観る前から、面白いことが予想されるほど役者として信頼されている豪華キャストにもご注目。
グッドボーイ (JTBC/2025)
『グッドボーイ』は、パク・ボゴムとキム・ソヒョンが主演を務めるコミックアクション捜査劇。警察の特別採用によって刑事になった元金メダリストたちが、スポーツ競技で培った能力を生かして犯罪組織に立ち向かう物語だ。
それぞれ異なる背景と性格を持つ登場人物が、1つのチームとなった時に巻き起こるシナジー効果が最大の魅力。
アベンジャーズや日本の戦隊ものを彷彿とさせる面白みがあり、正義感に溢れた熱血漢をメインに、ガールクラッシュなヒロイン、心優しい純粋な男、お笑い担当の間抜けなキャラ、いつも冷静沈着なクールガイが、各自のカラーで物語を盛り上げていく。彼らをまとめるはずの警察署長が、愛すべき俗者であるのもポイントだ。
そして、ストーリーに緊張感と深みを与える悪役も秀逸。現代社会が抱える問題にもリンクする冷酷で無慈悲なヴィランの姿は、観る者の怒りを刺激するとともに、主人公たちの活躍を全力で応援したくなる。彼らが、葛藤や苦悩を抱えている点も親しみやすい点だ。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年6月10日現在):Amazon Prime Video

画像出典:JTBC
グッドボーイ
コメディ/アクション/捜査
JTBC/2025/全16話
あらすじ
オリンピック特別採用により警察官となったメダリストたちの物語を描いたコメディアクションドラマ。
パク・ボゴム、キム・ソヒョン、オ・ジョンセ、イ・サンイ、ホ・ソンテ 他
8.1%
「胸が熱くなる作品」
「途中から中だるみな部分がある」
「アクションシーンは見応えがあった」
予告映像
動画出典:Prime Video JP - プライムビデオ
未知のソウル (tvN/2025)
『未知のソウル』は、パク・ボヨン&ジニョン(GOT7)主演のヒーリングロマンチックコメディー。双子の姉妹が、姉は妹のふりをして、妹は姉のふりをして互いの人生を入れ替えて生きることから始まる物語だ。
事の発端は、職場内でのいじめ。精神的に追い詰められてしまった姉を見て妹が代わりに会社に行くことに。その過程で姉がいかに理不尽な扱いを受けていたのかが明らかになっていき、不条理な社会構造に、視聴者が憤りを感じるストーリーが展開される。
また他にも、社会に出ればよく見る到底納得できない光景なども登場して共感を呼ぶ。“無理をしなくていい”、“誰かに頼ってもいい”など、“逃げる”とは違う勇気ある登場人物たちの“選択”が、観る者をそっと温かく包み込んでくれる作品だ。
1人2役を務めるパク・ボヨンの演技も一見の価値あり。性格が全く異なる姉妹の心の傷や感情を見事なまでに差別化するだけでなく、物語の没入度まで高めている。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年6月10日現在):Netflix

画像出典:tvN
未知のソウル
ロマンス
tvN/2025/全12話
あらすじ
顔以外はすべてが異なる双子の姉妹が人生を交換する嘘で本当の愛と人生を見つけていくロマンスドラマ。
パク・ボヨン、パク・ジニョン、リュ・ギョンス、イム・チョルス 他
8.4%
「パク・ボヨンの演技がすごかった」
「心が癒される作品」
「社会や人間関係に疲れた現代人におすすめ」
予告映像
動画出典:Netflix Japan
労務士のノ・ムジン (MBC/2025)
『労務士のノ・ムジン』は、『賢い医師生活』シリーズでお馴染みのチョン・ギョンホ主演作。幽霊が見える労務士が、無念の死を遂げた者たちのために労働現場で起こる様々な問題を解決していくコミカルファンタジーだ。
平凡で現実的なキャラクターの労務士が、庶民のリアルな労働問題を解決する姿が大きな感動を与える作品で、重めのテーマを扱いながらもコミカルに描かれているのが特徴。面白いが軽すぎず、絶妙な塩梅で社会的メッセージ性まで兼ね備えた作品だ。
それに加え、幽霊が見える労務士という斬新かつファンタジーな要素も本作の魅力。現実社会の物語とフィクションがミックスされたストーリーは、独特の展開を辿って視聴者を楽しませてくれる。
もちろんチョン・ギョンホの安定感抜群な演技も、本作を盛り上げているポイントの1つ。そっとドラマのテーマを匂わせながら、時にコミカルに、時に温かく劇を引っ張っている。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年6月10日現在):未定

画像出典:MBC
労務士ノ・ムジン
法廷/オフィス/ファンタジー
MBC/2025/全10話
あらすじ
幽霊が見える労務士のドタバタ労働問題解決記を描くオフィス・ファンタジー。
チョン・ギョンホ、ソル・イナ、チャ・ハギョン、タン・ジュンサン、ユ・ソノ 他
5.6%
-
予告映像
動画出典:KNTV
私たちの映画 (SBS/2025)
『私たちの映画』は、6月13日からスタートする予定の、ナムグン・ミンとチョン・ヨビンが主演を務めるラブストーリー。スランプに陥った映画監督と、余命宣告された女優志望のヒロインが繰り広げる物語だ。
数々の作品を成功へと導いてきた役者2人が主役の作品であることから早くもヒットが期待されており、心に傷を負った者と夢を持つ者が、互いを癒して成長していく過程をどう描くのか注目されている。
また、“愛”という普遍的なテーマが、視聴者の深い共感と没入を呼ぶことが期待されており、両者の熱演と相まって大きな感動をプレゼントするのではないかとの声も。
切迫した状況下で花開く真実味のある感情をメインに展開される本作は、前出の作品同様、視聴者の心を鷲掴みにすることが予想されている。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年6月10日現在):Disney+(6月13日独占配信開始予定)

画像出典:SBS
私たちの映画
ロマンス
SBS/2025/全12話
あらすじ
2年目のジンクスにがんじがらめとなり、次のない人生を生きている映画監督と、余命宣告を受けた俳優の物語を描いたロマンスドラマ。
ナムグン・ミン、チョン・ヨビン、ソ・ヒョヌ、イ・ソル、ソ・イソ 他
4.2%
「一本の上質な映画を観ているようだった」
「観てよかったと思える作品」
「とにかくきれいな作品」
予告映像
動画出典:ディズニープラス
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