『梨泰院クラス』のチャン・グンス役で日本でもお馴染みの俳優、キム・ドンヒ。これまで演じてきたキャラクターから”家庭不和専門俳優”と呼ばれることも。弱冠21才ながら説得力のある演技を披露しているのは、どうやら彼の背景にヒントが隠されているようだ。

21歳という若さながら既に演技力に定評のある俳優、キム・ドンヒ。主役はもちろん脇を固める役どころでも、その実力をいかんなく発揮している。

韓国だけでなく海外にも彼の実力の高さを知らせたのは、Netflixで配信された『梨泰院クラス』だろう。脇役でありながら視聴者の視線を奪い、心地よい印象を残している。その後、主演を務めた『人間レッスン』では、持ち前の卓越した演技力を魅せる決定打を放った。

俳優 キムドンヒ

キム・ドンヒの繊細な演技力はどこから?(画像出典:キム・ドンヒ公式Instagram)

高い演技力はもちろん、誠実さを感じさせるすっきりとした美顔を持ち、どこか愛嬌のあるビジュアルで幅広い世代から愛されているキム・ドンヒ。

このようなビジュアルであるからか、彼の扮する役はどこか影があったり寂しげな表情を持つものが多い。デビュー以来、出演している全てのドラマがヒットしている一方で、全ての作品において家族に恵まれない息子役という共通点があり、”財閥2世のセレブ専門俳優”であると同時に”家庭不和専門俳優”などとも言われている。

(関連記事)‘梨泰院クラス’ キム・ドンヒの異名‥父親に恵まれない’気の毒な息子’役専門俳優

では、このような役どころを完璧にこなす説得力と吸引力のある演技力はどこから来たのだろうか。

その答えは、去る17日に放送されたtvNバラエティ番組『ユークイズ・オン・ザ・ブロック』で明かされている。

キムドンヒ

家庭史を語るキム・ドンヒ(画像出典:tvN公式Youtubeチャンネルキャプチャー画像)

番組ではキム・ドンヒが自分の家族について話す姿が放送された。
この日、MCからの「人間”キム・ドンヒ”はどんな人物なのか」という質問に、キム・ドンヒは「我も強いようだし、我を所信に変えようとする人のようだ。平坦な人生を送ったとは言い難い」とし「苦しまなかったことは一度もなかった」と答えている。

続いて彼は、どこかで一度は話したかったと前置きし「家族は僕と母の二人きりだ。母が一人で私を育て、多くの苦労をしてきた」と語った。

さらに「母の年齢はとても若い。いま考えると心がとても痛い。出来なかったことがとても多い」とし「母は僕のために犠牲になって体も悪くなったようだし、これからは僕が母の青春を返してあげたいという気持ちが大きい。母と少しでも長くいたい」と、家族史とともに母への思いも語っていた。

これからの活躍が期待される俳優キムドンヒ

これからの活躍が最も期待されている俳優、キム・ドンヒ(画像出典:キム・ドンヒ公式Instagram)

彼の背景にあった家庭の事情。
母子二人で乗り越えてきた難局が幾つもあったことが伺え、さらに母の苦労を目の当たりにしてきた彼の、感謝とともにもどかしさを生じた辛い経験があったことが感じられる。

まだ20年ほどの若い人生を振り返った時に「平坦な人生を送れなかった」「苦しまなかったことは一度もなかった」との言葉が出るということは、どれだけの苦労をしてきたことだろうか。

辛く苦しい経験をしてきた彼は、そこで人として優れた感情や思考が育ったのかもしれない。そう考えると、この経験が彼の演技をさらに引き立てているようにも思える。

実際、彼の演技を見れば、眼差しや視線の動かし方、声のトーン、ふとした表情、抜群の”間”‥と五感全てを使い、キャラクターの持つ悲しみや苦労を繊細に表現している。

もちろん技術面から見ても、同世代俳優では右に出る者はいないほどの高い演技力を持つのだが、そこに深みを持たせたのは彼の人生であり、彼の感じてきた気持ちであるように思う。



若手俳優の中でも断トツの演技力を誇り、人の心に響く芝居を披露するキム・ドンヒ。
演技力はもちろんのこと、作品を選択する際の見る目も非常に優れているとも言われている彼の、さらなる成長と今後の活躍に多くの期待が寄せられている。

[su_spacer size=”30″]





[su_spacer size=”30″]

ご意見を自由にコメントしてください!

記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。

編集部おすすめ記事blank

サイトの広告について

Danmee(ダンミ)は、収益化の一環としてオンライン広告を展開しております。広告の内容(公序良俗を害するもの)や、可読性の低下につながる広告に関するご意見はこちらのフォームをご利用ください。

この記事と関連度が高いトピック

現在読まれています!

最新記事

RECENT TOPICs