俳優ヒョンビンと女優キム・ソナの主演作、MBCドラマ『私の名前はキム・サムスン(2005)』が韓国のネットで再注目されている。果たしてその理由とは‥。

韓国ドラマの中で”ロマンティックコメディー界のレジェンド”として伝説に残る、俳優ヒョンビンと女優キム・ソナの主演作MBCドラマ『私の名前はキム・サムスン(2005)』。

最高視聴率50%を超え、大ヒット作となった同作は、ダサい名前とぽっちゃり体型にコンプレックスを持ちながらも、パティシエとして堂々と生きていく30代の独身女性キム・サムスンが、傲慢な年下のイケメン御曹司ヒョン・ジノンと恋に落ちるラブストーリーだ。本作が日本でも放送されると、ヒョンビンはすぐさま韓流スターとして人気を集めた作品でもある。

最高視聴率50%を超える大ヒット作『私の名前はキムサムスン』

『私の名前はキム・サムスン』は、最高視聴率50%を超える大ヒット作(画像出典:mbc)

今でも人々の記憶に鮮明に残る『私の名前はキム・サムスン』。劇中、女性主人公を演じたキム・ソナと男性主人公を演じたヒョンビンのアドリブ演技を集めた映像が、韓国の『ウォンテッドTV』にて公開され、同作が再び注目されている。該当映像では、深い演技を繰り広げるキム・ソナとヒョンビンの”努力”と”熱演”を見ることができる。

まず、同作の中で印象深いシーンと言えば、”米粒”のシーンが挙げられるのではないだろうか。

酔い覚ましのスープを飲んでいたサムスンが、ジノンから「僕たち恋愛してみようか?」と言われると、ご飯粒を吹き出してジノンの顔に飛ばす場面だ。実は、本編では放送されなかった部分で、この撮影中にお店の電話のベル音が鳴り、サムスンが「電話が来ましたよ! おばさん!」とアドリブで声を掛け、撮影チームが爆笑している様子が映し出されている。

ヒョンビンに米粒を飛ばすキムソナ

キム・ソナがヒョンビンに米粒を飛ばすシーン(画像出典:mbc)

この他、サムスンとジノンの間に良いムードが漂う中、「父親みたいにはなりたくない。私も少しぐらい注目されたい」と言うサムスンに対し、「うちの店では注目されてるよ。いちばん年上で、いちばん体重が重いから」と皮肉を言うジノン。

放送ではこの時、「ひねくれてるね。どうしていつもまわりくどく言うの? ストレートに言えばいいじゃない(グラスのお酒を飲む)」とサムスンがセリフを言うのだが、アドリブでは「(お酒を飲んだ後)あなたも一杯飲みな。そうやってひねくれ者みたいに生きるのはやめな」と、台本には無かったセリフを加えてヒョンビンを大笑いさせている。

台本にはないセリフでヒョンビンを笑わせるキムソナ

キム・ソナが台本にはないセリフでヒョンビンを笑わせるシーン(画像出典:Wanted TV)

また、済州島のホテルでジノンとサムスンの元彼ヒョヌ(イ・ギュハン)が、サムスンをめぐって取っ組み合いのケンカをするシーンでは、サムスンがヒョヌの腕に激しく噛みつきすぎてスタッフから「カット!」の声が掛かるなど、劇内のアドリブは数え切れないほどだ。

カットの声が掛かった激しい取っ組み合いのシーン

激しい取っ組み合いでカットの声が掛かったシーン(画像出典:Wanted TV)

特に、キム・ソナによるアドリブが多いのだが、彼女は、毎回コミカルなセリフと溌刺とした演技で役柄をこなし、遊び心満載で撮影現場を笑いの海にするという。制作スタッフたちはキム・ソナを”疲労回復剤”と称賛するほどで、ユニークなアドリブが現場をリラックスさせているようだ。

韓国での放送当時、サムスンが発するセリフが女性たちの支持を集め”サムスン・シンドローム”なる社会現象まで巻き起こした同作は、キム・ソナ、ヒョンビンという俳優の力量が冴え渡った作品とも言える。



ヒョンビン

韓国の人気俳優ヒョンビン(ハングル 현빈)。1982年9月25日生まれ。

2003年にKBSのテレビドラマ『ボディガード』(2003)でデビュー。

2005年にMBCドラマ『私の名前はキム・サムスン』(2005)で大ブレイク。韓流スターとして、韓国や日本、中国をはじめアジア全域で人気を博している。

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