• ロマンス時代劇は、韓国ドラマの人気ジャンルであるラブストーリーと史劇を一気に楽しむことができる。
  • 現代劇とは異なる設定で、よりドラマチックな恋が繰り広げられ、視聴者を魅了する魅力を持っているジャンルだ。
  • 日本の韓ドラファンから、2024年現在、高い評価を得ているロマンス時代劇を5つ紹介する。

韓国ドラマの2大人気ジャンルといえば、ラブストーリーと史劇。その両方を一気に楽しむことができるのが、多くの人に愛されているロマンス時代劇だ。

史劇だからこそのどうしようもない障害や困難が描かれ、それを乗り越える主人公の男女の恋はよりドラマチックに。現代劇とは一味異なる独特な魅力を持っている。

しかし毎年のように新作がお目見えされ、どれを観ようか迷っている韓ドラファンもいるのではないだろうか。

Danmee(ダンミ)ではこれまでそんな人のために何度か人気作を紹介してきたが、今回はその2024年版となる最新評価をご紹介。

日本最大級の映像レビューサイトFilmarksとGoogleユーザー評価において、2024年10月11日現在、評判上々なロマンス時代劇を5つピックアップし、大きな見どころを挙げた。

雲が描いた月明り (KBS2/2016)

韓ドラ人気を牽引するトップスターパク・ボゴムと、子役から演技力を磨いてきたキム・ユジョンが主演を務める『雲が描いた月明り』。

ツンデレイケメン王子に、男装女子、身分格差の恋、三角関係など、韓ドラの人気定番要素がギュッと詰め込まれたロマンス時代劇ファンなら押さえておきたい1作だ。

最悪な出会いを果たした世子とヒロインが、徐々に心を通わせていく過程が大きな見どころとなっており、『2016 KBS演技大賞』でベストカップル賞に輝いた主演2人の息の合った掛け合いにもご注目。

●Filmarks評価/レビュー数:★4.0/878件
●Googleユーザー評価:87%
●日本で視聴可能なVOD(2024年10月11日現在):U-NEXT、Lemino、Rakuten TV

画像出典:KBS
雲が描いた月明り
時代劇/ラブコメディ
KBS/2016/全18話

あらすじ

ツンデレ王のイ・ヨン(パク・ボゴム扮)と、恋愛相談家のホン・ラオン(キム・ユジョン扮)が繰り広げる時代劇ラブコメディ。幼少期から男装をして生きているラオン。彼女は恋愛相談家として生計を立てている。ある日、代筆を頼まれ恋文を送っていた相手と会うことに。しかしその人物は、この国の世子ヨンで・・。

キャスト

パク・ボゴム、キム・ユジョン、ジニョン、チェ・スビン、クァク・ドンヨン 他

最高視聴率・受賞歴など

最高視聴率23.3%を記録した本作。主演のパク・ボゴムは「第5回アジア太平洋スターアワード」で男性新人賞、「第1回アジアアーティストアワード」でAAAアジアスター賞、AAAベストスター賞(俳優部門)、「2016KBS演技大賞」で男性最優秀賞、ベストカップル賞、ネチズン賞、「第53回百想芸術大賞」でTV部門男性人気賞、「第12回ソウルドラマアワード」で韓流ドラマ男性演技者賞を獲得した。

口コミ

「軽い気持ちで観られる」
「主演のパク・ボゴムに合った役柄」
「ストーリーが分かりやすい」

予告映像


動画出典:NBCユニバーサル アジア

ミスター・サンシャイン (tvN/2018)

『ミスター・サンシャイン』は、『パリの恋人』(SBS/2004)にはじまり、『相続者たち』(SBS/2013)や『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』(tvN/2016)など、恋愛ドラマのヒットメーカー、キム・ウンスク作家が手掛けた作品。

壮大かつドラマチックで引き込まれるストーリーに印象的なセリフまで、どこを切り取っても完璧でだ。

また、主演のキム・テリ、イ・ビョンホン、ユ・ヨンソク、ピョン・ヨハンの演技バトルは圧巻。切ない四画関係に胸が締め付けられる。朝鮮時代末期ならではの世界観や設定が、4人の関係性をより複雑にし、現代劇とは一味異なるラブストーリーを楽しめる。

●Filmarks評価/レビュー数:★4.1/501件
●Googleユーザー評価:92%
●日本で視聴可能なVOD(2024年10月11日現在):Netflix

画像出典:tvN
ミスター・サンシャイン
時代劇/ロマンス
tvN/2018/全24話

あらすじ

1900年代初頭の激動の時代を舞台に、祖国に捨てられた青年と祖国のために戦う女性の愛と葛藤を描いたロマンス時代劇。

キャスト

イ・ビョンホン、キム・テリ、ユ・ヨンソク、キム・ミンジョン、ピョン・ヨハン 他

最高視聴率・受賞歴など

18.1%

口コミ

「とにかく切ない」
「物語は面白かった」
「一番考えさせられる韓国ドラマだった」

予告映像


動画出典:Netflix Asia

100日の郎君様 (tvN/2018)

『100日の郎君様』は、前出の『ミスター・サンシャイン』の次にtvNで高視聴率を獲得した作品。

放送回を追うごとに、笑いありトキメキありの100日間の期間限定の恋にハマる人が続出し、視聴率1.2%でスタートしたかと思えば翌回で5%に上昇、結局最終回で最高視聴率14.4%を叩き出した。

それに大きく貢献したのが、主演を務めたド・ギョンス(D.O./EXO)。露骨にキラキラとしたイケメン世子ではなく、キャラクターを忠実かつ彼だけの演技で魅力的に描き出して、視聴者にトキメキをプレゼントしている。

●Filmarks評価/レビュー数:★4.0/887件
●Googleユーザー評価:91%
●日本で視聴可能なVOD(2024年10月11日現在):Netflix、U-NEXT、Amazon Prime Video、Rakuten TV、Hulu、DMM TV、FOD、ABEMA、Lemino

画像出典:tvN
100日の郎君様
時代劇/ロマンス
tvN/2018/全16話

あらすじ

完全無欠の世子から、記憶を失い庶民になったウォンドゥク(ド・ギョンス扮)と、婚期を逃したホンシム(ナム・ジヒョン扮)のロマンス時代劇。16年前に父親が謀反を起こして世継ぎとなった世子のイ・ユル(ド・ギョンス扮)。しかし、朝廷の陰謀によって刺客に襲われ、記憶喪失となってしまう。一方、16年前の謀反により父を亡くし、兄と離れ離れになってしまったユン・イソ(ナム・ジヒョン扮)は、自身の身を守るためにホンシムとして生きていくことを決意するのだが・・。

キャスト

ド・ギョンス(EXO)、ナム・ジヒョン、チョ・ソンハ、チョ・ハンチョル、オ・ヨナ 他

最高視聴率・受賞歴など

14.4%

口コミ

「とても分かりやすいストーリーで面白かった」
「とにかく号泣」
「素敵なストーリー」

予告映像


動画出典:moviecollectionjp

恋慕 (KBS2/2021)

先が気になりつい一気見してしまう人が続出した『恋慕』は、全世界で愛された大ヒット作。
韓ドラ史に残る名作の1つだ。

自分の正体を隠して生きることで、好きな人に想いを伝えることができない葛藤や、互いに気持ちを確認しあってもなお、様々な障害が立ちはだかり思うように進まない秘密の恋の行方がなんとも切ない。

それぞれの立場と恋心の板挟みになりながら、純愛を貫くピュアな世子と司書の姿にご注目。演技力に定評のあるパク・ウンビンと、本作を機にさらに人気を獲得したロウンが主演を務めている。

●Filmarks評価/レビュー数:★4.1/1475件
●Googleユーザー評価:92%
●日本で視聴可能なVOD(2024年10月11日現在):Netflix

画像出典:KBS
恋慕
時代劇/ロマンス
KBS/2021/全20話

あらすじ

時は朝鮮王朝時代。王位後継者である双子の兄の死により、双子の妹タミが男装して世子イ・フィとして生きることになった女性の物語を描いたロマンス時代劇。

キャスト

パク・ウンビン、ロウン、ナム・ユンス、チェ・ビョンチャン、ぺ・ユンギョン 他

最高視聴率・受賞歴など

12.1%

口コミ

「初めから物語に引き込まれる」
「ストーリーがしっかりとしてて面白かった」
「最後の最後まで楽しめる」

予告映像


動画出典:Netflix Japan

赤い袖先 (MBC/2021)

近年大成功を収めた作品として、前出の『恋慕』と肩を並べるほど支持されているのが『赤い袖先』。イ・ジュノ(2PM)が、名君イ・サンを色気たっぷりに彼だけのカラーで描き出して世の女性を虜にした作品だ。

また王の貫禄はもちろん、人間味溢れる一面も非常に魅力的。一途にヒロインを愛する姿にときめかずにはいられない。

身分格差の恋を描いた韓ドラ王道の史劇ではあるものの、女性の生き方を題材にした点が他のそれとは大きく異なっており、イ・サンが心を捧げた宮女との結末に乞うご期待。

●Filmarks評価/レビュー数:★4.1/734件
●Googleユーザー評価:93%
●日本で視聴可能なVOD(2024年10月11日現在):U-NEXT、Lemino

画像出典:MBC
赤い袖先
ロマンス/時代劇
MBC/2021/全17話

あらすじ

粛清により一族が没落し、宮中で宮女として仕えることとなったソン・ドクイム(イ・ソラ/イ・セヨン扮)。同じく朝鮮王朝21代国王英祖の孫、イ・サン(イ・ジュウォン/ジュノ扮)は悲劇的な出来事で父を失い、宮中で孤独な時間を過ごしていた。ある夜、サンはドクイムの巧妙な計らいによって窮地を脱する。その時の出会いが、サンの心に淡い感情を芽生えさせるが、運命は2人を再び引き裂いてしまう。数年後、成長したドクイムは聡明さを発揮し、尚宮たちから注目を浴びながらも、自らの生き方を模索していた。ある日、彼女は走っている最中に足を踏み外し、近くにいた世孫を巻き込んで池に転落する。ドクイムは反省文を書くよう命じられるが、中へ入ってきた世孫を司書と勘違いし、無礼な態度で彼を追い返してしまう。怒り心頭の世孫は何度も書き直しを要求し、その過程で2人は徐々に心を通わせていき・・。

キャスト

イ・ジュノ、イ・セヨン、カン・フン、イ・ドクファ、パク・ジヨン 他

最高視聴率・受賞歴など

17.4%

口コミ

「思ったより難しくない時代劇」
「宮女の人生にもフォーカスを当てていて新鮮だった」
「とにかく泣ける」

予告映像


動画出典:KNTV

西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

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