BTOB(ビートゥービー)のメンバーユク・ソンジェ主演の『ゴールデンスプーン(MBC)』が好調な滑り出しを見せる中、10月5日にEXO(エクソ)のD.O.(ディオ)が主人公を務めるKBS2『真剣勝負』の放送がスタートした。“演技ドル”と呼ばれる2人のどちらに軍配が上がるのか、今後の行方が注目される。

BTOB(ビートゥービー)のメンバーで俳優のユク・ソンジェ主演の『ゴールデンスプーン(MBC)』が、9月23日に初回放送を迎え好調な滑り出しを見せている。

ユク・ソンジェ主演の『ゴールデンスプーン(MBC)』は、好調な滑り出しを見せている。

好調な滑り出しを見せているユク・ソンジェ主演の『ゴールデンスプーン(MBC)』。(画像出典:MBC)

しかし、それに待ったをかける人物がいるのをご存じだろうか。

高い演技力に定評のあるEXO(エクソ)のD.O.(ディオ/以下、ド・ギョンス)だ。

彼が主演を務めるKBS2の水木ドラマ『真剣勝負』が、10月5日に放送がスタートしたことにより、ド・ギョンスとユク・ソンジェという、韓国を代表する“演技ドル”の対決が幕を開けた。

『真剣勝負』は、ド・ギョンスが主演を務めるKBS2の水木ドラマ。

ド・ギョンスが主演を務めるKBS2の水木ドラマ『真剣勝負』。(画像出典:KBS)

『真剣勝負』は、初回放送から視聴率4.3%を記録。ド・ギョンスが、難易度の高いアクションに加え、これまでに見せたことのない演技を披露して既に注目を集めている。第2話以降の世間の反応が注視されている状況だ。

今のところ視聴率だけでみると、最新話である第4話で5.1%を獲得した『ゴールデンスプーン』が若干優勢だが、まだ第1話しか放送されていないにもかかわらず、熱い視線が注がれている『真剣勝負』が、今後どのような歩みを見せるのか気になるところ。

では、“話題性”という点においてはどうだろうか。

最近、VODや再放送でドラマを楽しむ人が増えてきたことにより、ネット上では視聴率よりも、人気の度合いを知るのに重要視されつつある指標だ。

テレビの話題性分析機関であるgooddata(グッドデータ)コーポレーションが発表した9月5週目の“ドラマTV話題性”ランキングによると『ゴールデンスプーン』は、金土ドラマ部門で他作品に圧倒的な差をつけて1位の座を獲得。

ドラマ全体では、日本でも高い支持を得ている『シスターズ(tvN/Netflix)』にトップの座を奪われるも、なんと2位を手にしている。

一方『真剣勝負』は、今回の分析対象期間中に放送が開始されていなかったため、現段階でまだランク付けされていないが、卓越した演技力を誇るド・ギョンスの登場により、今後ランキングが変わる可能性は未知数だ。

役者としてのパフォーマンスを上げながら勢いに乗っているユク・ソンジェと、俳優歴が彼よりも長く人気作の多い、貫禄溢れるド・ギョンスのどちらに軍配が上がるのか、“演技ドル”対決の行方が注目される。

ちなみに『ゴールデンスプーン』は、貧乏な家庭に生まれた子どもが、偶然手にした“*金のスプーン”を通して財閥という裕福な家に生まれた友人と運命が変わり、後天的に金のスプーンになるというアドベンチャー劇で、現在Disney+(ディズニープラス)から視聴可能だ。

*金のスプーン:親が能力や財力に優れ、豊かな生活環境を享受するお金持ちの人々を韓国ではこう呼ぶ。

一方、『真剣勝負』は、ド・ギョンスが不良さといい加減さで武装した検事のジンジョンに扮し、富と権力が作った聖域やその中の住人、欲張りな人々を爽快にぶち壊すストーリー。

“目には目を、歯には歯を”のハンムラビ方式で、この社会を蝕む不正腐敗した権力者を処し、重苦しい現実を少しだけでも忘れさせるような、痛快さを届ける法廷アクションだ。

現段階において日本での配信に関し分かっていることはなく、今後視聴可能となれば、ぜひご覧になってはいかがだろうか。

(構成:西谷瀬里)




EXO

EXO(エクソ / ハングル 엑소)は、SMエンターテインメント所属の男性アイドルグループ。 韓国人が8人、中国人が4人の計12人で構成され、2012年4月8日に韓国と中国でデビューした。その後、中国人メンバー3人が相次いで脱退し、現在は9人体制となっている。

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