• 韓国ドラマを視聴することのできる代表的なVOD・OTTといえば、Netflix(ネットフリックス)だった。
  • 2023年はDisney+(ディズニープラス)の躍進が止まらず、いまやNetflixと肩を並べる存在にまで成長を遂げたといっても過言ではない。
  • Disney+の昨年の功績を振り返り、今年も引き続き勢力的な展開を繰り広げる同サービスの2024年の配信予定作品を紹介する。

韓国ドラマを楽しむことのできるVOD・OTTといえば、これまでNetflix(ネットフリックス)が圧倒的な支持を得ていた。

しかし昨年からDisney+(ディズニープラス)の躍進が止まらない。日本の韓ドラファンの中にも魅力的なラインナップにそそられ入会した、もしくは加入しようか検討中の人もいるのではないだろうか。

長年、Disney+がNetflixを追いかけているという構図が続いていた印象だが、いまや肩を並べる存在にまで成長したといっても過言ではない。

そこで本記事では、Disney+が変化の年を迎えた2023年を振り返ってその功績に触れ、引き続き勢力的な展開を繰り広げている同サービスが今後どのようなドラマを配信するのか、気になる2024年のオリジナル作品を3つ紹介する。

また最後には、今年配信予定だが現段階で配信スケジュールが未発表の作品を付け加えた。

風向きが大きく変わった2023年

Disney+は、2023年下半期に大きな転機を迎えた。それに大きく寄与したといえる作品が、全世界から支持を得た『ムービング』をはじめ、『最悪の悪』と『ヴィジランテ』だ。

『ヴィジランテ』、『ムービング』、『最悪の悪』

左から『ヴィジランテ』、『ムービング』、『最悪の悪』(画像出典:Disney+)

いずれも公開後大きな反響を得て大ヒット。Netflixの2023年の期待作『D.P. -脱走兵追跡官-:シーズン2』、『京城クリーチャー』、『Sweet Home-俺と世界の絶望-』シーズン2が話題性を獲得できないなか、Disney+の勢いにますます拍車がかかっていった。

韓国のネット上ではこの快進撃を報じるメディアが数多く登場、VOD・OTTの枕詞のように使用されていた“Netflix”というワードに、Disney+を追加する記事が次第に増えていった。

では、先日Disney+が発表した2024年注目のラインナップを見てみよう。

ロイヤルローダー

『ロイヤルローダー』は、韓国最高峰の財閥家の王座を手に入れるために奮闘するマイナーリーガーたちを描いた犯罪サスペンス。

イ・ジェウクが、殺人犯の息子でどん底の人生から抜け出そうとするハン・テオ役を、イ・ジュニョンが韓国トップを誇る財閥家の婚外子カン・インハ役に扮し、共に王座を狙う計画を立てることに。

そこに幼い頃から貧困に苦しんできたホン・スジュ演じるナ・へウォンが意図的に接近。彼らが繰り広げる複雑な関係性が見どころの1つとなった作品だ。

『ロイヤルローダー』

『ロイヤルローダー』(画像出典:Disney+)

●配信開始予定日:2024年2月28日
●出演:イ・ジェウク、イ・ジュニョン、ホン・スジュ他

支配種

『支配種』は、“人工培養肉”という新鮮な題材を用いたサスペンススリラー。作品ごとに様々な表情を見せてくれるチュ・ジフンと、近年ロマンスもの以外での活躍が目立つハン・ヒョジュが息を合わせる。

人間が動物を食べるという数百万年に渡って続いてきた、支配と被支配の関係を終息させた生命工学企業BFが、培養肉市場を掌握し目覚ましい成長を遂げるなか、BFの代表の足取りに疑問を抱く者たちが次々と現れてはじまる物語。

チュ・ジフンが海軍士官学校を卒業した元軍人で、現在はBFグループの代表取締役のボディガードとして勤務するウ・チェウン役を、ハン・ヒョジュがBFグループの創業者で代表取締役のユン・ジャユに扮する。

『支配種』

『支配種』(画像出典:Disney+公式Instagram)

●配信開始予定日:2024年4月
●出演:チュ・ジフン、ハン・ヒョジュ、 イ・ヒジュン、イ・ムセン他

サムシクおじさん

『サムシクおじさん』は、韓国映画界の大物俳優ソン・ガンホの人生初となるドラマで、1960年代初頭の激動期を生きた2人の男性が繰り広げる時代劇。

「戦争中でも毎日3食を食べさせた」というサムシクおじさんと、超エリート青年のキム・サンが出会って共に夢を叶えようとする物語だ。

たとえ戦争中であっても1日3食を必ず食べるという鉄則を持つパク・ドゥチル役をソン・ガンホが、陸軍出身のエリートで韓国を産業国家にする夢を持つキム・サンをピョン・ヨハンが演じる。

『サムシクおじさん』

『サムシクおじさん』出演者(画像出典:Disney+公式Instagram)

●配信開始予定日:2024年5月
●出演: ソン・ガンホ、ピョン・ヨハン、イ・ギュヒョン、チン・ギジュ他

その他、配信スケジュールは公開されていないものの、キム・ハヌルとチョン・ジフン(RAIN)が出演するロマンス復讐劇『レッド・スワン』、大物女優キム・ヘスがチョン・ソンイルと息を合わせる『トリガー』。

チャ・スンウォン、キム・ソンホ、キム・ガンウの追撃アクション『暴君』、チ・チャンウクとチョ・ウジンの共演が熱い視線を集めている『江南ビーサイド』。

チュ・ジフンとパク・ボヨンをはじめ演技派俳優が終結したと話題の『照明店』も2024年に配信される予定だ。

西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

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