俳優のヒョンビンが『2020大韓民国大衆文化芸術賞』で輝かしい栄誉を受賞し、祝福ムードに包まれている。ここで思い出されるのが、2018年にBTS(防弾少年団)が成し遂げた輝かしい快挙。ここでは彼らが受賞した、韓国政府で実施する褒章についても見ていく。

ドラマやスクリーンを通じて着実に俳優キャリアを重ねてきた、努力家のヒョンビン
出演する作品はどれも大きくヒットし、演じるキャラクターは女性の心を射抜く。そして視聴者をドラマの世界へと引き込み、最後の最後まで魅了させ続ける彼の優れた演技力は、この先もさらに磨きがかかることだろう。

ヒョンビン

ヒョンビン(画像出典:vast.ent Instagram)

まさに”信じて見る俳優(優れた演技力で安心して鑑賞できる役者)”の王道を歩むヒョンビンが、このほど栄誉ある賞を受賞した。

去る28日の午後、ソウル東大門区回基洞(フェギドン)にある慶熙(キョンヒ)大学平和の殿堂で開催された『2020大韓民国大衆文化芸術賞』。
この日、レッドカーペットにはヒョンビンをはじめ、女優のキム・ヒエ、コン・ヒョジン、俳優のカン・ハヌル、アイドルグループのSEVENTEEN、トロット歌手のイム・ヨンウンなど、今をときめく各ジャンルのスターらが集結した。

ヒョンビンがこの日、受賞したのは、”大統領表彰”。

“大統領表彰”は、政府表彰規定に基づき国家または社会に貢献した人(各種教育)、競技や作品、大会などで優秀な成績を発揮した者に授与されるもので、表彰には”大統領表彰”、”国務総理表彰”、”中央行政機関長表彰”、”各級機関長表彰”などがある。表彰の対象は、俳優、歌手、コメディアン、モデル、漫画家、声優、脚本家、デザイナーなど、現代のポップカルチャーや芸術に貢献した人々が主となっている。
つまり芸能界で活躍する人にとってはこの上ない栄光を手にできる、名誉ある賞なのだ。

"大統領表彰"に輝いたヒョンビン

“大統領表彰”に輝いたヒョンビン(画像出典:vast.ent Instagram)

ご存知の通り、ヒョンビンはドラマ『愛の不時着』で再び韓流ブームを巻き起こした。それも韓国や日本をはじめとしたアジア圏だけでなく、欧州にまでその人気は拡大されている。Netflixを通じて世界へと羽ばたいたヒョンビンの人気を見れば、納得の受賞である。

今回の受賞で思い出されるのは、ヒョンビンと同じく世界中で絶大な人気を誇るアイドルグループのBTS(防弾少年団)だ。彼らは2018年、『2018大韓民国大衆文化芸術賞』にて最年少で”文化勲章”に輝いている。

BTS

BTS(画像出典:Twitter)

輝かしい栄誉を手にしたヒョンビンとBTS。しかし、表彰名を聞いただけではピンと来ない方も多いのでは?
彼らの功績を讃えて、”大韓民国大衆文化芸術賞”について簡単に説明していきたいと思う。受賞について比較するつもりはなく、知識のひとつとして受け取っていただければ‥。

“大韓民国大衆文化芸術賞”とは、大衆文化芸術の社会的地位と大衆文化芸術家の創作意欲を高めるために2010年から始まった賞制度で、賞は”文化勲章”、”大統領表彰”、”首相表彰”、”文化体育観光部表彰”と、4つのカテゴリーに分けられている。
さらに”勲章”は5等級に分けられており、”表彰”は”勲章”の次の品格となる。よって”文化勲章”は”表彰”よりも高い名誉であると見なされている。

説明としてはこのように記されているが、”勲章”を授与された者の方が人気が高い、優れているとった優劣がある訳ではなく、どの賞も優れた人物に贈られるものだ。これまでの受賞者を見ればお分かりになると思うが、彼らの活躍を讃え、今後もさらなる飛躍を望む気持ちが込められて贈られる賞のように映る。

ヒョンビンもBTSも、俳優、歌手と活躍する場は異なり、彼らの目指すべきスタイルやキャリアも異なる。
ただひとつ言えるのは、ともに卓越した才能を開花させた人物であり、韓国を代表するワールドスターであるということだ。



ヒョンビン

韓国の人気俳優ヒョンビン(ハングル 현빈)。1982年9月25日生まれ。

2003年にKBSのテレビドラマ『ボディガード』(2003)でデビュー。

2005年にMBCドラマ『私の名前はキム・サムスン』(2005)で大ブレイク。韓流スターとして、韓国や日本、中国をはじめアジア全域で人気を博している。

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