新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国の医療研究陣が感染リスクの高い血液型と感染リスクが低い血液型について研究結果を発表したと伝えられた。果たしてコロナウイルスの耐性が強いと言われている血液型とは..

新型コロナウイルス(COVID-19)がパンデミック状態になったことをWHOが認め、世界中で猛威をふるっている中、中国の医療研究陣がコロナウイルスの耐性が強い血液型について研究結果を発表したと報じられた。

韓国媒体MONEY TODAY(ハングル 머니투데이)は、3月18日に中国媒体のサウスチャイナ モーニングポスト(SCMP)の記事を引用し、コロナウイルスの耐性が強いと思われる血液型を公開した。

全世界で猛威をふるっているコロナウイルス

全世界で猛威をふるっているコロナウイルス(画像出典:YTN SCIENCE)

MONEY TODAYの報道によると、武漢大学中南医院の研究チームが武漢の患者2000人を対象に調査した結果、コロナウイルスの感染が血液型と関連していることが確認されたという。

また、医学分野のプレプリントサービス(論文原稿を完成した時点で一足早く公開するサイト)medRxivでも「ABO血液型とCOVID-19との関係」というタイトルの記事が公開され、感染リスクの高い血液型と感染リスクが低い血液型が発表されている。

研究結果によると、A型が感染しやすく症状も深刻だと明らかになり、これに比べてO型はコロナウイルスの耐性が強く感染しにくいという調査結果が出たそうだ。

中国の医療チームによる研究結果の記事

中国の医療チームによる研究結果の記事(画像出典:中国 医学界呼吸チャンネル キャプチャー)

武漢全体の人口のうち、A型は34%、O型は32%で比率的に似ているが、コロナウイルスの患者のうちA型は38%、O型が25%だと調査された。

また、致死率においてもA型が高いとされ、調査対象の2000人の中で206人が死亡したが、この中でA型が41%(85人)である反面、O型は25%(52人)だという。

これに伴い、研究チームは血液型がA型の人々はコロナウイルスにかからないよう、特に気を付けなければならないと忠告。

研究チームは、血液型とコロナウイルスの関連性をより一層明確にするために、より多くの研究が必要だとも付け加えている。

しかし、この統計結果には一定の方向性があるものの、人それぞれの体質や持病などにより大きな違いがあるため、血液型が全てだと証明する明確な証拠はない。

言うまでもなく、現代社会では大気汚染環境や、デスクワークなどによる運動不足、タバコによる受動喫煙、暴飲暴食などの食習慣において、新型コロナウイルスだけでなく様々な病気になり得る危険因子に囲まれている。

したがって、血液型を心配するのではなく、不健康なライフスタイルを変えることが強い免疫力を作りウイルスに打ち勝つ方法だと強調して伝えられている。

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