薬物の使用疑惑で物議を醸したファン・ハナ被告(ハングル 황하나)の控訴審に世間の関心傾いた。検察側の「懲役2年を求刑」VS ファン被告側の「1審判決を維持」。控訴審の量刑に置いて両者が鋭い対立を見せている。

薬物使用疑惑で世間を騒がせている、韓国財閥の孫娘ファン・ハナ被告(以下:ファン被告)と、検察側が鋭い対立を見せている。

ファン被告側は「熱心に治療を受けている」とし、執行猶予が言い渡された1審判決を維持して欲しいという姿勢を見せている反面、検察側は変わらず懲役2年を求刑している。

控訴審で懲役2年を求刑されたファンハナ

控訴審で懲役2年を求刑されたファン・ハナ被告(画像出典:MBN News Youtube capture)

水原(スウォン)地方裁判所・第3刑事部は10月15日午後3時、ファン被告の薬物使用疑惑における控訴審を開いた。

これに先立ち、ファン被告は7月19日に開かれた麻薬類管理に関する法律違反の1審判決で、懲役1年・執行猶予2年・追徴金220万560ウォン(約20万円)を言い渡され、保護観察40時間と薬物治療を命令された。

ファン被告は、薬物に手を染めた理由について不遇な環境から始まった愛情不足と、うつ病が原因だと説明。

ファン被告の弁護人は「現在、父親をはじめとするファン被告の家族が、治療に気を遣っており、この環境によって再犯する可能性は無い。持続的な薬物治療を受けていて、様々な治療を通じて社会に復帰できるよう、1審判決を維持してほしい」と主張した。

また、裁判所側が、ファン被告に対して「知人だというある人が、ファン被告からの勧誘で薬物を投薬したという陳述書を書いたが知っているか」と質問。

これに対してファン被告は「誰にも薬物を勧めたことはない」とし「私の知人だと言って、全く知らない人々が陳述書を書いたこともあった。色々なデマのせいで大変な思いをしている」と伝えた。

ファン被告は、2015年の5月、6月、9月にソウル・龍山区(ヨンサング)の自宅などで数回にかけてヒロポンを投薬し、2018年4月に向精神薬クロナゼパム成分が含まれた薬品2つを不法服用、今年2月から3月に3回にわたりヒロポン1.5gを購入し、自宅で7回の投薬をした疑惑で4月6日に拘束されて1審判決を受けた。

検察は、ファン被告が過去にも大麻の吸引で起訴猶予処分を受けた点と、2015年5月から2019年3月までの長期間薬物を買収して投薬した前歴があるとし、量刑不当を理由に控訴した。

控訴審の最後、あらかじめ準備をしていた陳述書を読んで涙を流したファン被告。

「罪を犯した私のために、愛する人々が苦しい思いをしているのを見て、世の中から消えてしまいたいと思ったこともある。家族に良い姿を見せたい。一度だけ機会が与えられるのなら、新しく出発して今まで出来なかった親孝行をしながら良い娘として生きたい」と訴えた。

さらに「日常の大切さを悟ることができず、世間を知らずに生きてきた私自身が恥ずかしい。時間を戻せるなら間違った道には進まない。心から反省する」と付け加えた。

これに対してオンライン上では「麻薬による犯罪を犯したにも関わらず、財力や社会的な地位のために“軽い処罰”で終わるのは許されない」と非難の声が上がっている。

また、一部のネットユーザーの間では「有銭無罪・無銭有罪(財力があれば罪を免れ、財力が無ければ罪になる)」ということわざを用いて、ファン被告の控訴審を表現する人々も見受けられた。

ファン被告の控訴審の宣告は、11月8日午前11時に行われる予定だ。