オール日本人ガールズグループとして、デビュー前から注目を浴びていたXG。6月30日、韓国の音楽番組『M COUNTDOWN』で2枚目のシングル『MASCARA』を披露した。現地メディアも注目している中、ある発言を巡り、韓国ネット上で嘲笑と不評の声があがっている。

オール日本人ガールズグループとして、デビュー前から注目を浴びていたXG(エックスジー)が、現在韓国ネットで話題となっている。

韓国の音楽番組でデビュー後初のステージを拾うしたXG

韓国の音楽番組でデビュー後初のステージを拾うしたXG(©TOPSTAR NEWS 提供:XGALX)

6月30日、Mnetの音楽番組『M COUNTDOWN』に出演したXGは、2枚目のシングル『MASCARA(6月29日発売)』を披露。7人のメンバーが放つ、ダイナミックな魅力とカリスマで視聴者を圧倒した。

今年3月にデビューして以来、このステージは彼女たちにとって”初ステージ”であった。

オール日本人のガールズグループが、韓国の音楽番組を”初ステージ”として選んだ理由について、メンバーは「厳しい基準を持つK-POPの本場で認められたいから」と述べている。

そんな彼女たちの挑戦に、多くの韓国メディアが関心を示している。

同日、大手日刊紙の朝鮮日報は「”非凡で特別な少女たち(Xtraordinary Girls)”が、ジャンルに縛られることなく、音楽とパフォーマンスで世界の人々を勇気付けている」と、XGの活躍とポテンシャルを詳細に紹介。他現地メディアは、収録のためにテレビ局を訪れた私服姿のXGを生配信するなど、熱い視線を注いだ。

SNSやコミュニティーサイトでも、XGへの関心は熱い。デビュー前から、メンバーのボーカルやダンスを映像で見ていたネットユーザーからは「ボーカルとダンスが完ぺき」「穴(実力が劣っているメンバー)がない」など、絶賛の声も上がっている。

しかしその一方で、嘲笑と不評が多いのも事実。これに火を付けたのは、XGをローンチしたavexの取締役会長、松浦勝人氏の発言のようだ。

同氏は6月末、Youtubeライブを通して以下のように語っていた(一部抜粋)。

韓国のプロデューサーとのプロジェクトなので、韓国のレーベルとのあれじゃないよ。
全員日本人です。K-POPぽくはないよ。アメリカっぽいんだよ。
これは攻めますよ。全員日本人です‥(中略)‥韓国のプロデューサーを使っただけで、全権利はavexが持ってます。

韓国のネットユーザーは、松浦氏の真意よりも「韓国のプロデューサーを使っただけ」という言葉のみを切り取り、「K-POP業界のマンパワーを下請け扱いしている」と批判。

それに加えて「K-POPぽくないよ。アメリカっぽいんだよ」という発言を巡っては、「K-POPの力を借りているのに、K-POPを卑下しているようだ」と憤るネットユーザーも。

以下は、その反応。

「韓国に対する愛憎がすさまじい」

「初ステージをなぜ韓国で? アメリカでやればよかったのでは?」

「韓国スタッフの助けがなかったら、ここまでこれた?」

「*Weverseにも参加してるよね?」

*XGは、HYBEのファンコミュニティープラットホームであるWeverse(ウィーバス)に、今年3月から参加している。

「*YGのガールズグループのように見せかけて、K-POPアイドルのふりをしてたんだね」

*韓国メディアの誤報と判明。

もちろん、このような”敵対視”は、松浦氏の発言に起因する部分もなくはないが、「アジアではK-POPが頭2、3つ抜けている」という優越感も見て取れる。

BTS(防弾少年団)やBLACKPINK(ブラックピンク)など、グローバルで大活躍中のアーティストが次から次へと輩出されており、その自負心はもはや”天狗レベル”と言ってもいいだろう。

現在アジアをはじめ、世界各国の若き才能たちが、K-POPアイドルを目指して韓国に集まっており、K-POPの規模と風格はさらに大きくなっていくと思われる。

そのため、近年K-POPコンセプトをベンチマーキングする動きも著しく、もはやK-POPアーティストは、世界における”アイドルのスタンダード”になりつつある。

とはいえ、他国の”新たな試み”を排斥し、音楽やパフォーマンスでの評価をせず、単なる”真似事”と酷評する偏狭な姿勢は、どうにも目に余る。






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