元祖K-POPナンバーワンガールズグループと呼ばれた、第2世代アイドルのWonder Girls(ワンダー・ガールズ)。このメンバーだったソネが、再びアイドルグループに挑戦するという。応援の声が寄せられる中、注目が集まったのは当時の脱退劇。あまりにも”自己中”だった彼女の行動に再びスポットが当てられた。
JYPエンターテインメント所属のガールズグループ、Wonder Girls(ワンダー・ガールズ)。

Wonder Girls(画像出典:JYPエンターテインメント)
2007年2月にデビューした彼女たちは、この直後からK-POPを代表する国民的ガールズグループとして国内外で絶大人気を博す。特に、正規1stアルバム『The Wonder Years』のタイトル曲『Tell Me』が空前の大ヒットを見せ、これにより第2世代アイドルのスタートを切ったと言われている。
元祖K-POPナンバーワンガールズグループと呼ばれた彼女たちであったが、2017年2月に惜しまれつつも解散。
現在でもその功績が称えられ、”レジェンドガールズグループ”や、”ガールズグループ系教科書”などと呼ばれている。

元Wonder Girlsのソネ。アイドル復帰を願い、番組に出演中(画像出典:ソネInstagram)
韓国国民を虜にしたWonder Girls。
このメンバーであるソネが、去る10日に初放送となったtvNバラエティー番組『ママはアイドル』に出演。ここで、アイドル復帰を宣言したことで多くの注目を集めている。
『ママはアイドル』は、出産と子育てでアイドル界を離れていたスターたちが完成型ガールズグループとしてアイドルに戻る、レジェンドママたちのカムバックプロジェクト。ソネのほか、元AFTERSCHOOLのカヒ、元Jewelryのパク・ジョンアなど計6人が出演する。
同日の放送を見た視聴者からは、出産や育児でキャリアが途絶えたトップレベルのガールズグループのメンバーらが、再び夢のために立ち上がる姿が素敵だという意見が相次いでいる。
しかしこの一方で、ソネに向けられた視線はそれとは異なっていたよう。

番組では元AFTERSCHOOLのカヒ、元Jewelryのパク・ジョンアら、懐かしい顔ぶれが揃う(画像出典:ソネInstagram)
韓国メディア・スポーツ朝鮮(sportschosun.com)はこれを「Wonder Girls 低迷期は誰のせい? ソネの復帰はファンの心を取り戻せるのか」と題し、やや手厳しい見解を示している。
Wonder Girlsのリーダーだったソネは、グループ全盛期の2013年1月に24歳で結婚を発表し、同年10月に第一子となる長女を出産した。
さらに、宗教上の理由でハイチで宣教活動を5年間行うと宣言したのに続き、「永遠に芸能界に復帰する考えはない」と明らかにし、韓国芸能界を去っている。
同メディアはこれに触れ、「特にガールズグループは、熱愛だけ公開しても、個人の人気に打撃を受けるレベルを超え、チーム全体の人気にまで膨大な損害を及ぼしかねない」と指摘。
続いて「何よりも結婚、出産、引退宣言に至るまで、チームを捨てたと考えざるを得ない行動のため、Wonder Girlsのメンバーが大きな被害を被ったのが問題だった」とし、彼女の言動によりコアなファンまでが”ファン離れ”してしまったと説明している。

番組で、もう一度夢を探すと語ったソネ(画像出典:ソネInstagram)
Wonder Girlsのメンバーが時間的にも経済的にも、さらに心理的にもひどい打撃を受けたにもかかわらず、ソネは一度も謝罪せず、2015年7月に公式脱退している。
そのような過去を持つソネが『ママはアイドル』で再び夢を探すと語ったことについて、同メディアは「当時、アイドルの座をいとも簡単に捨てておいて、今になって再びその夢を求めるとは‥こんな寸劇がどこにあるだろうか」と厳しく批判。
さらに「他の人はどうであれ、自分の望み通りにしなければ気が済まないということだろうか。身の毛がよだつほど勝手なソネの行動に、応援よりは非難の声が高まっているのが事実だ」と報じている。
しかしながら、番組で披露したソネのパフォーマンスは衰えるどころか、さらなる実力を伴ない輝いていた。
ソネの”自己中”な思惑と類まれな才能で、離れてしまったファンを取り戻すことができるのか、その行方に関心が集まっている。
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