今日11日、カン・ダニエルとTWICE(トゥワイス)のリーダージヒョは、昨夏に交際を認めて静かに愛を育んでいたが、多忙によるすれ違いからか、別々の道を歩むことになったと報じられた。そんな2人が愛を育てた1年3カ月を振り返ってみる。

「Wanna One(ワナワン)で活躍した歌手のカン・ダニエルと、人気ガールズグループTWICE(トゥワイス)のメンバージヒョが熱愛を公式的に認めて、一組のアイドルスターカップルが誕生した」

2019年8月5日、Danmee記事 TWICE ジヒョ & カン・ダニエル 熱愛認める..BIGカップル誕生に祝福の声 では、こう始まっている。

“韓国の文春”と言われるDispatch(ディスパッチ)によりスクープされてしまい、2人の所属事務所は”交際の事実”を認めざるを得なかった。

そうして、カン・ダニエルの所属事務所であるコネクトエンターテインメントと、TWICEジヒョの所属事務所であるJYPエンターテインメントが、公式コメントを通じて「2人は好感を持って会っている間柄だ」と熱愛が事実であることを明らかにした。

カン・ダニエルの自宅である漢南洞(ハンナムドン)の高級マンション『UNビレッジ』でデートをする姿が捉えられたが、セキュリティーシステムが徹底されている同マンションは、スターアイドルの2人にとって、最適なデート場所だったと付け加えられている。

破局が報じられたカン・ダニエルとジヒョ(TWICE)

昨年8月5日から効果恋愛中だったカン・ダニエルとジヒョ(TWICE)の破局が報じられた(画像出典:カン・ダニエルSNS、TWICE SNS)

2人の交際に対して、応援の声が多数上がっていたものの、熱狂的なファンによる誹謗中傷やデマ、睨み合いという”傷”だけが残る戦いが始まるのは明白だった。

つかの間の喜びに忍び込んだ”公開恋愛”

2人の熱愛説報道は、タイミング的に最悪だった。

交際報道の1カ月前となる昨年7月、カン・ダニエルがソロアーティストとしてデビューを予告したものの、前所属事務所のLMエンターテインメントとの法的紛争は、まだ終わっていない状態。ソロデビューを予告した7月12日も、LM側は”専属契約効力停止処分に対する異議”を再度申し立てるなど、晴れの舞台に水を差してくる。そして同社は、6日後の7月18日に裁判所に抗告状を提出するなど、本格的な攻防に乗り出した。

しかし裁判所は「カン・ダニエル本人の同意を得ていない権利譲渡など、LM側がアーティストとの信頼関係を壊した」と判断。カン・ダニエルに有利な判決を下す。

カン・ダニエル本人にとって、そして彼を応援したファンにとっても、歓喜の瞬間だった。
(※最終的には専門機関の仲裁により、両側がすべての訴訟を取り下げることで終了)

しかし喜びもつかの間、ソロデビューの10日後、今度は有名ガールズグループのメンバーとの交際を認める発表に、カン・ダニエルのファンは啞然とする。

韓国芸能界の中でも、スターへの忠誠心が堅固と言われていたDANITY(ファンの名称)同士でも、意見が分かれた。交際を支持するファンもいれば、憎しみを露わにするファンもいる。そして、うっ憤を晴らすかのように、交際相手のジヒョを攻撃し始める。

アイドルであるがゆえに起きた悲劇

カン・ダニエルファンの攻撃により、ジヒョの心は壊れ始めていた。

2019年12月8日、日本でのスケジュールを終えて帰国した際、空港でファンに引っかかり転倒してしまったジヒョの様子が「負傷による苦しみには見えない」という声がネット上に広まった。

涙を見せるジヒョ

空港で負傷し涙を見せるジヒョ(画像出典:STARPIC Youtube capture)

ファンはその証拠として、同年12月4日に日本で開催された『MAMA』での様子を挙げている。授賞式開始前のレッドカーペットに参加したジヒョは、どこか元気がなさそうな様子をみせていたのだ。

レッドカーペットで元気のなさそうな様子を見せていたジヒョ…(出典:Mnet K-POP公式YouTubeチャンネルキャプチャー)

この日、TWICEは4つの賞を獲得し、4回もステージ上で感想を述べたのだが、彼女が姿を見せたのは1つ目の賞を受賞した時のみ。これにファンの心配がさらに膨らみ、帰国時にジヒョが見せた”異常な表情”に納得がいくとの反応を見せた。

MAMAの途中では姿を消すこともありファン達からは心配の声が聞かれていた…(出典:Mnet K-POP公式YouTubeチャンネルキャプチャー)

後にジヒョンは、この時のことをこう記録している(2020年1月7日、自身のSNSにて)。

「昨年8月、プライベートなこと(カン・ダニエルとの交際)が世に知られ、その後、事実ではないことが出回りはじめ、不安感や憂鬱な気持ち、恐怖心があまりにも大きくなった。人々の前で立つこと、喋ること、ステージに上がることが、とても怖くて大変だった」

そう、ジヒョは”不安障害”を患っていたのだ。

そしてその原因は、カン・ダニエルとの交際が明るみになったことで勃発した”誹謗中傷”や”デマ”であることは、想像に難くない。

近年”韓国アイドルの病”とも言われている不安障害だが、K-POPを代表するガールズグループを率いながら、逞しい姿を見せていたのがジヒョだ。

そんな彼女が、大勢の人の前で泣き崩れる姿を見せたことで、4冠の喜びを伝えるはずの”凱旋のセレモニー”に集まった人々は動揺した。きっと大きな闇が彼女を覆っていると、誰もが思った瞬間だった。

“安らぎ”のない昨今のアイドル

その後「男性との出会いが目当て」と、議論を呼び起こした”女子アイドルサッカーチーム”結成の時も、ジヒョは匿名の人々から”男好きな女”呼ばわりされ、ありもしないデマに耐えなければならなかった。

カン・ダニエルに至っても、昨年は悪質なネットユーザーの攻撃により、うつ病とパニック障害の診断を受けて活動休止を発表。今年2月24日には、悪質なユーザーに対して告訴及び進行状況を公式的に公開し、ネットユーザーの間で話題となった。カン・ダニエルの所属事務所であるコネクトエンターテインメントは、この日「カン・ダニエルと関連した虚偽事実の流布、セクハラ、名誉毀損、人身攻撃、私生活の侵害などによる悪質な掲示物に対する法的対応と関連して、進行状況をお知らせします」と公式コメントを発表したのだ。

カン・ダニエルは、昨年12月に悪質なコメントによる苦痛を訴え「あまりにも苦しい。僕の愛する音楽と舞台がゴミ扱いされることが、僕のファンが侮辱されることが、僕の家族が僕の代わりに非難を受けることが、本当に苦しい。誰か助けてくれたらいいのに」という心境を、ファンカフェ(公式ファンコミュニティー)に吐露したことがあるほど、追い詰められていた。

2人が共にした時間――1年3カ月を振り返ってみると、残念ながら傷だらけの”禁断の愛”だったかもしれない。

“アイドル人生”における最大の悲劇が、2人の恋愛にピリオドを打つ。この先は”辛い傷跡の記憶”より、”愛の美しい記憶”が、彼らの人生に残ることを祈る。