世界的な人気を目指し、初の英語詞シングル『The Feels』をリリースした9人組ガールズグループのTWICE(トゥワイス)。すでに多くの人気を得ている彼女たちであるが、さらなる成功を導くため挑戦した今回のシングル曲。そこに秘められた秘策とは。

9人組ガールズグループのTWICE(トゥワイス)が、初の英語詞シングル『The Feels』を発売し、さらなる活躍を予感させている。

英語詞の楽曲をリリースした、9人組ガールズグループTWICE

9人組ガールズグループTWICEが、英語詞の楽曲をリリース(画像出典:TWICE公式Twitter)

今月2日と4日、TWICEの公式SNSに初の英語詞シングル『The Feels』の発売を予告するティーザーイメージが公開された。
画像には、TWICEのロゴスタンプが刻まれた封筒とプロムパーティー”The Feels”の招待状が写っている。これと共に「Where are we going tonight?」という文字が添えられており、期待感を持たせる粋な演出でファンの好奇心を刺激した。

TWICEは、『The Feels』のリリースを皮切りに、新曲に関する情報やティーザーコンテンツを順次お披露目していく予定だ。

グローバル活動に拍車をかけるTWICE

新曲『The Feels』の画像が公開された

公開された、新曲『The Feels』の画像(画像出典:TWICE公式Twitter)

このようにTWICEはグローバル活動に拍車をかけている。

今年6月11日にリリースした10枚目のミニアルバム『Taste of Love』で、米ビルボードをはじめとする海外チャートを席巻。ビルボードのメインチャート”ビルボード200″では6位にランクイン(6月26日付)し、K-POPガールズグループのミニアルバム史上、最高記録を樹立した。

また、別のメインチャートである”アーティスト100″でも最高順位の9位にランクインし、7月10日付の”ワールドアルバム”チャートの1位をはじめ、”ビルボード200″で90位、”アーティスト100″では67位を記録し、3週連続でビルボード3大メインチャートにランクイン。

ワールドワイドな人気を証明したTWICEは、今回の英語詞シングルでさらなる活躍を遂げる勢いだ。

TWICEが英語詞の楽曲に挑戦したのは、”K-POPに馴染みのない人にも楽曲を聴いてもらうため”という背景があるようだ。

現在、K-POPブームは世界中で巻き起こっているものの、その中心にいるのは普段からK-POPを聴いているファンばかりだ。それ以外の人たちから人気を得ているのかと言えばそうでもないのが現状で、TWICEは彼らにも楽曲を聴いてもらうために馴染みやすい”英語詞”に挑戦したようだ。

英語詞にしたメリットとは

チャート逆走中である『What is Love?』はSNSの人気が理由

SNS人気から『What is Love?』がチャート逆走中(画像出典:TWICE公式FaceBook)

新曲を英語詞にしたメリットは多い。

まずは、各種音源チャートに影響を及ぼすということ。チャートにランクインするには、音源販売数だけでなく、ラジオ再生回数などもカウントされる場合が多い。よって、いかに放送局で流してもらえるか、リクエストされるかがランクインのカギとなってくる。

現地の人にとって通じない韓国語よりも聞きなれた言語、つまり英語の方が耳に残りやすい。つまり、英語詞にすることでラジオ局をはじめ、日本で言うところの有線放送など、各放送局やウェブ上で楽曲が流れやすくなるのだ。

これにより得られるのが、プロモーション効果だ。

楽曲を何度も耳にすることでユーザーの記憶に残り、彼らのSNSに登場する回数も増えていく。SNS(主にTikTok)のBGMなどに使用されることが増えれば、楽曲はさらに多くの人の耳に届くようになる。結果、現地リスナーにとってK-POPの敷居がぐんと低くなっていくだろう。

日本でも見られているように、最近のヒット曲はSNSをスタートに火が着くことが多い。現にTWICE自身も、2018年にリリースした『What is Love?』がSNSをきっかけに*チャート逆走を見せた。

*チャート逆走:リリースしてしばらく経った曲が再びヒットし、音楽チャートの上位に返り咲いたり、ミュージックビデオの再生回数が激増したりすること。

BTSの成功のカギとなったのも、この戦略!?

人気の追い風となるのか注目されている英語詞の新曲

英語詞の新曲は人気の追い風となるのか!? (画像出典:TWICE 公式Facebook)

英語詞にすることで、これまで縁が無かった人々に聴いてもらうというきっかけが作れ、さらにプロモーション効果も生む。つまり、人気の追い風となるのに必要な要素が詰まっているのだ。

英語詞ではないから人気がないと言うのではない。馴染みのある言語の方が受け入れられやすいことから、国境を越えた人気へと繋がっていくのだ。

これは、既に世界的な成功を収めたBTS(防弾少年団)の活躍でも見られている。

韓国語で歌うK-POPで知名度を上げた彼らはその後、英語詞の楽曲をリリースした。これまでの人気を軸に、英語詞という受け入れやすい新曲は現地メディアでも多く取り上げられるようになり、その回数は次第に増えていった。

馴染みのある言葉と良質なメロディーはリスナーの心を射止め、その結果、彼らの人気を押し上げている。

つまり、”英語詞”という新たな挑戦はグローバル人気の集大成ということだろう。

TWICEは今、この偉大な一歩を踏み出した。彼女たちが世界中で愛されるガールズグループになる日もそう遠くはないはずだ。




TWICE

TWICE (トゥワイス / ハングル 트와이스)は、2015年に韓国の音楽専門チャンネルMnetで放送されたサバイバルオーディション番組「SIXTEEN」を通して選ばれた9人のメンバーによって結成された。
グループ名の「TWICE(トゥワイス)」には、「良い音楽で一度、素敵なパフォーマンスでもう一度感動をプレゼントする」という意味が込められている。

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