- K-POPアイドルグループで活躍する日本出身メンバーの韓国語能力が注目を浴びている。
- 人気グループに所属する日本人メンバーは、共通して言語能力が高いことで知られているが、その中でもTREASUREのハルトは別格であると話題になっている。
- ネイティブが国籍を疑ってしまうほどのハルトの韓国語の実力とは?
韓国国内だけではなく世界的な人気を誇るK-POP。
近年はK-POPアイドルのグローバル化が進み、海外出身メンバーの存在は今や当たり前のものとなってきた。
日本人の活躍も目まぐるしく、K-POP第4世代を代表するガールズグループIVE(アイヴ)やLE SSERAFIM(ルセラフィム)、Kep1er(ケプラー)には日本出身のメンバーが所属。
他にもTWICE(トゥワイス)やaespa(エスパ)、NCT(エヌシーティー)、ENHYPEN(エンハイプン)など、数々の人気グループで日本人メンバーが存在感を発揮し、人気を集めている。
(関連記事) K-POPアイドルの外国籍の勢力図「日本出身」VS「タイ出身」
日本出身の韓国アイドルの共通点として挙げられるのが、韓国語能力の高さだ。
彼らは外国人メンバーでありながらも母国語ではない韓国語を駆使し、日々の活動を行っている。
韓国では度々、海外出身アイドルの韓国語力が話題となるが、日本人メンバーの中でずば抜けた韓国語能力を誇ると称賛されているのが、TREASURE(トレジャー)のハルトだ。
TREASUREのラップ担当であり、ビジュアルメンバーとしても人気を集めているハルト。
彼は福岡県出身の日本人であるが、あまりに自然な韓国語を話すため、韓国ファンの間で日本国籍であることを疑われているという。
ハルトの韓国語が称賛される大きなポイントは、母国語のように韓国語が口から飛び出す反応速度にある。
韓国語が上手い外国人でも韓国語を話す場合、一度頭の中で話を整理したり考えたりすることから、反応がワンテンポ遅れることが少なくない。
しかし、彼は頭で考えるのではなく、感覚的に韓国語を理解し、ネイティブのような返しと反応を見せる。さらに韓国語の正確な発音と、豊かな語彙力もハルトの韓国語が高く評価される理由の1つだ。
4月5日には韓国オンラインコミュニティーにて、「日本人なのか疑われるアイドル」というタイトルのスレッドが登場。
そこにはファンたちが彼の国籍を疑わざるを得ない、過去のエピソードやSNS投稿が掲載され、大きな話題となっている。
掲載されたあるSNSの投稿では、ハルトが生配信中に受けたファンからの質問が取り上げられた。
彼が1人でライブ放送をしていると、「ハルトは日本のアニメを字幕なしでみるの?」というファンからの質問が登場。
ハルトはすぐさま「当たり前じゃないですか?僕は日本人です。聞けば全部分かりますよ」と韓国語で語り、笑顔を見せた。
さらに別の日の生配信では日本語を忘れてしまい、検索して調べる姿を見せたハルト。
彼は自分の着用している服の色の名前を忘れ、「なんだっけこれ?グレーじゃなくて、”남색”。”남색(紺色)”って日本語でなんていうんだっけ?」と日本語を話しながらスマホで検索をかけた。
韓国語が出てくるのに日本語が分からないという状態に、「かわいい! やっぱりハルトは韓国人だね」「日本語が上手な韓国人を見ている気分」とコメントが殺到。
彼が日本人ファンの質問に対し、日本語で回答した際には「どうしてそんなに日本語が上手なの?」「あ!日本人なの忘れてた」「突然流暢な日本語でびっくりした!」とファンから驚きの声が上がっている。
ハルトがYGのサバイバルオーディション番組『YG宝石箱(2018)』に出演していた当時の映像を振り返ってみると、彼はたどたどしい韓国語で意思疎通をしていることが分かる。
しかし、彼はデビューまでの約1〜2年の間に努力を重ね、韓国人が日本国籍であることを疑うほどの韓国語の実力を身につけた。
会話能力だけではなく、発音やイントネーションに関する「どこを切り取っても完全に韓国人の発音」「日本人特有の訛りが一切ない」「本当の韓国人だから、彼の韓国語勉強法を本で公開すれば絶対売れる」というネイティブ韓国人の評価からも、彼の韓国語レベルの高さが伝わってくるだろう。
韓国ファンの間では、外国人アイドルの韓国語能力の格付けなどが行われているが、ハルトは韓国人に劣らないトップレベルの韓国語を話すメンバーとして、常に上位にランクインしているという。
そんな彼の所属するTREASUREは、3月29日に日本1stシングル『Here I Stand』をリリースし、Billboard JAPANの総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”で1位を獲得した(集計期間:3月27日~4月2日)。
彼らは現在、アジアツアー『2023 TREASURE TOUR[HELLO]』を開催中しており、4月8日にはシンガポール、4月14日、15日にはマニラで公演が行われる。
2023年も多忙を極める彼らの今後の活躍にも期待が寄せられている。
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