HYBEが、傘下のレーベルであるBIGHIT MUSIC所属グループのBTS(防弾少年団)の肖像権侵害と関連して、公式SNSでシンガポールに所在しているとされるコイン取引所”Bitget”に上場される仮想通貨”ARMY COIN”との関係を否定。所属事務所の許可なく、アーティストの肖像権を侵害したとして、法的対応を行う意向を示した。 (記事・写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

HYBEが、傘下のレーベルであるBIGHIT MUSIC所属グループBTS(防弾少年団)の肖像権侵害と関連し、公式立場を発表した。

金儲けのためにBTSの名前が多く使われている現実‥

悪質な金儲けのために、BTSの名前が多く使われている現実‥。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

10月28日、HYBEは公式SNSでシンガポールに所在しているとされる、コイン取引所”Bitget”に上場される仮想通貨”ARMY COIN”との関係を否定した上で、「”ARMY COIN”は、当社と何の交渉なく発行されたもので、当該仮想通貨の広報用に使用されたBTSの画像も、所属事務所BIGHIT MUSICの許可なく使用されたものだ」と説明。

また「当社は現在、当該の仮想通貨が所属事務所の合意なく、アーティストの肖像権を侵害した件を含め法的違反事項を確認しており、これらの件について、全て法的対応を行う意向だ」と明かしている。

「BTSのため」「BTSの収益を最大化するため」という虚偽の内容をグループチャットで流布し、取引参加者を募っていることが確認されていることから、被害が発生しないよう格別な注意をお願いするとともに、「金銭的被害を受けた場合、近くの警察署などの捜査機関などへ、直ちに通報してほしい」と呼びかけた。

これに先立ちオンライン上では、同月27日に”Bitget”取引所で”ARMY COIN”が上場。「当該仮想通貨は、BTSのために作られたコインだ」という噂が出回っていた。

つい最近も、Danmeeでは「BTSの写真集を制作して海外に輸出する」と嘘をつき金銭を騙し取った、詐欺グループの2次公判について報じたが、人気の増大とともに彼らの名前が容易く利用され、傷つくファンが増えている。

(関連記事)「BTS 写真集制作に投資を」109億W規模の詐欺グループ、容疑全て認める

どんなに好きなアーティストであっても、HYBE以外から発生しているものについては、それが真実かどうかは自身で調べ、身を守るしか方法はない。

“好き”の情熱に付け込んだ悪質な人々は、できれば根絶してほしいが、残念ながら今後も絶えず湧いて出る可能性が大きい。甘い投資話には、まず疑うことを基本としたいところである。

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BTS

BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。

HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。

デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。

ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。

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