BTS(防弾少年団)の写真集を制作すると言って被害者から109億ウォンを騙し取った詐欺グループが、法廷で概ねの内容を認めた。しかし、容疑者である1人は「自分も被害者である」と主張。裁判は泥沼へと発展する可能性が浮上してきた。 (記事・写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

BTS(防弾少年団)の写真集制作に投資すれば、高額収益を保障する」と騙り、被害者72人から約109億ウォン(約10億6000万円)を騙し取った疑いが持たれている詐欺グループが、法廷で全ての容疑を認めた。

BTSは詐欺師にグループ名を利用された

詐欺師にグループ名を利用されたBTS。(写真提供:©TOPSTAR NEWS)

韓国メディアの聯合ニュースによると、済州地方裁判所第2刑事部(裁判長チャン・チャンス部長判事)は、10月25日午後、特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反(詐欺)などの容疑で、裁判に引き渡されたA氏(58)、B氏(58)、C氏(41)、D氏(49)、株式会社Eに対する2次公判を開いたという。

検察の公訴事実によると、株式会社Eの代表取締役A氏とその顧問のB氏、チーム長C氏、理事D氏は、2018年5月から2020年2月までの約1年10カ月の間、被害者72人に投資した以上の収益を返すと嘘をつき、合計109億ウォンを騙し取った容疑を受けている。

彼らは株式会社Eを「BTSの写真集を制作して海外に輸出する投資顧問会社だ」と嘘をつき、E社に投資すれば投資金の保障はもちろん、3カ月ごとに30%の収益を保障すると被害者をたぶらかした。アドバイザーであるB氏は、投資誘致金の3%、チーム長のC氏と理事のD氏は投資誘致金の5%を、それぞれ支給する条件で投資家を募集。

しかし、彼らはBTSの写真集を制作したり、制作に投資した事実がないだけでなく、写真集を制作する権限もなかった。

A氏は投資金を自分と職員の給料に使用し、高リスクの株に投資して使い果たす。さらに被害者の投資金返済に関して、一時しのぎをするために使ってもいた。

この日の裁判で、彼らはほとんどの容疑を認めている。一方でB氏の弁護人は、B氏自身も2018年5月にA氏に騙されて写真集制作に投資した被害者だとし、「問題の投資会社で顧問を務めたり、同社に勤めて投資家を募集したことはない」と主張。

「ただ、B氏がA氏と高校の先輩後輩の仲で、会社に遊びに行って食事を共にした過程で”顧問”と呼ばれたことがある」と言い「公訴状で、B氏が募集したと明示された被害者の一人も、A氏がアクチュアリーを紹介してくれと言ったので紹介しただけで、他に違法なことはしていない」と強調した。

これらに対する第3公判は、12月6日午後3時30分に開かれる予定だ。

BTS

BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。

HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。

デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。

ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。

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