Danmee(ダンミ)では「K-POPファンのリアルな実態を知りたい!」と、推し疲れについてを調査。今回は「イ・スマン氏のいないSM‥日本のK-POPファンとしてどう思いますか?」をテーマにアンケートを実施してみました。どんな結果が出たのでしょうか?

SM買収に意欲をみせるパン・シヒョク氏(左)と、SM商業者のイ・シマン氏(右)

SM買収に意欲をみせるパン・シヒョク氏(左)と、SM商業者のイ・シマン氏(右)(画像出典:HYBE、SMエンターテインメント)

2月に入ってから、SMエンターテインメント(以下、SM)の経営を巡る雑音が絶えません。

2月16日、SM共同代表の1人であるイ・ソンス氏は、創業者のイ・スマン氏に対して、域外脱税などの疑惑を提起。

イ氏をはじめとする現経営陣は、変化と多様性の価値を最優先とし、“ポスト イ・スマン時代”の幕開けに意気込みを見せています。

SMの改革、及び死守を訴える経営陣にとって、イ・スマン氏という存在は“不正の象徴”であり、清算しなければならないレガシーのようです。

しかしイ・スマン氏と言えば、K-POPのグローバル化に大きく貢献した、いわば“立役者”。

東方神起や少女時代、EXO(エクソ)など、彼が仕掛けたアイドルの面々を見てみると、その実績に感心してしまいます。

また上述したように、日本をはじめ、アジア全域でK-POPブームをけん引した、そのビジネス手腕は言うまでもありません。

“第2の本拠地”と位置付けされる日本のファンからも、イ・スマン氏は絶大な影響力を持つ人物と評されています。

その現状が反映されたのでしょうか、Danmee編集部で行った『SMにおけるイ・スマン氏の可否』を問うアンケートでは、イ・スマン氏の実績を認め「イ・スマン氏の退陣に反対」という意見が、63%に達するという結果となりました。

●投票期間:2023年2月9日~2月16日
●有効投票数:144票
●投票ページ:イ・スマン氏のいないSM・・日本のK-POPファンとしてどう思いますか?
●結果
-どちらかという反対:48票(33%)
-反対:44票(30%)
-賛成:34票(23%)
-どちらかというと賛成:18票(12%)

デリケートな問題でありながら、144人の方が投票に参加してくれました。

退陣反対という意見が多かった理由としては、やはりイ・スマン氏という“安定感”にあると推測されます。

前出の実績をはじめ、長年培ってきたノウハウとビジネスセンスに対して、強い信頼があるのかもしれません。

またイ・スマン氏は、自身の応援するアーティストが“経営の主導権争い”という荒波に晒されず「歌手活動に集中できる環境を作ってくれる」「SMというブランドを守り抜いてくれる」という、安心感を与えてくれるようです。

事実、現経営陣の強いけん制に見舞われている前イ・スマン体制は、業界トップのHYBE(ハイブ)やCJ、カカオ(Kakao)から「やりあえる存在だ」と言われました。

しかし現在は、韓国のことわざでいうところの、“歯が落ちた虎(이빨 빠진 호랑이 / かつて絶大な力を持っていたが、現在は弱くなっている様子)”状態。

多くのSMファンが、イ・スマン氏が指揮を執っていた、かつての“栄光の時代”を惜しんでいるようです。

一方で、イ・スマン氏の退陣に賛成する意見も35%と、決して低いとは言えない数字。

彼のモラル問題や帝王的な地位、トップダウン型の経営に「SMの未来がない」と判断したのでしょうか。

実際、近年のSMアーティストの競争力が「著しく低下している」との声も聞こえています。時代の変化に、柔軟に対応できない現状に、焦りを感じるファンも少なくないようです。

賛成と反対で意見を募った今回のアンケートですが、SMアーティストの“安定的な活動”と“成長できる環境”を求めるファンの切実な願いは、それ一つしかないでしょう。

アンケートにご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。

編集長コラム

Danmee編集長のコラムです。韓国芸能界の出来事やネットの話題を分かりやすく解説しております。日本のマスコミが滅多に取り上げない様々な韓国情報を読者の方々と共有していきたいと思います。

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