- 韓国の月刊誌『月刊中央』が、SМエンターテインメントの元統括プロデューサー イ・スマンの関係者の証言を入手。
- イ・スマンは、HYBEが経営権を持つことに対し「SMアーティストが冷遇を受けるのでは」と不安を抱えていたよう。
- しかし、甥であるSM代表との争いが激化。彼は、HYBEと手を組む作戦を選んだ。

SМエンターテインメントの設立者、イ・スマン (画像出典:SМエンターテインメント)
「HYBEがSMの経営権を持ったら、中国市場でNCT(エヌシーティー)は見られなくなる可能性もある」
これは、SМエンターテインメント(以下、SМ)の元統括プロデューサー イ・スマンの言葉。
韓国の時事月刊誌『月刊中央』は、イ・スマンの長年の知人であるA氏の証言を単独入手。彼がA氏に語ったという衝撃な内容が紹介されている。
SMアーティストは冷遇を受ける
今年(2023年)2月に入ってから韓国を賑わせた、SM経営権を巡るカカオ(Kakao)-HYBE(ハイブ)間の買収合戦は、経営権を確保したカカオの勝利で終わった。
A氏によると、経営権紛争が起きた当時、イ・スマンは「HYBEが経営権を持っていくことを望んでいなかった」と話していたのだという。
『月刊中央』はこの発言が、SMがHYBE傘下のレーベルに入った場合、SMアーティストがHYBEアーティストに比べて後回しにされる状況を憂慮したものと見ている。
これは、HYBEが買収の計画時に明かした「自社は北米、SMは中国チャンネルで強勢であるだけに、両社はシナジー効果を出すことができる」という発言が影響しているよう。
前出の「中国でNCTが見られなくなるかもしれない」という発言からも、イ・スマンは「HYBE傘下になったら、SMアーティストが冷遇を受ける可能性がある」と不安視していたことが推測される。
しかし2月10日、HYBEがSMを買収するというニュースが飛び込む。それは「HYBEがイ・スマンの所有する株全量を買収し、SMの大株主というポジションにつく」というものだった。
結局彼は、業界最大手のHYBEに助けを求める方法を選んだのである。ところが、そこには大きな理由があった。

イ・スマンは、業界最大手のHYBEに助けを求めた (写真提供:©スポーツ韓国、画像出典:HYBE)
地獄に行っても僕と立ってないと・・
SMの内紛で、イ・スマンのライバルだったのが、SMの共同代表イ・ソンス、タク・ヨンジュンの2人。
実はイ・ソンス代表は、イ・スマンの甥にあたるため、経営権を巡る争いは、親族関係における闘いであることをも色濃くした。
イ・スマン自身が恐れていたHYBEと手を組んだ理由には、「甥に負けたくない」という思いも強かったと見られている。
しかし今度は、イ・ソンス代表が反撃に出る。2月16日、公式YouTube(ユーチューブ)チャンネルに『声明発表第1弾』と題した映像を投稿し、イ・スマンに関する情報を暴露。彼の域外脱税や、aespa(エスパ)楽曲の歌詞介入疑惑などを提起したのだ。
また、イ・スマンがマルチ制作センターを基本とした組織改編を防いで、経営陣を懐柔したとし、その録音データを公開。
音声には「地獄に行っても僕と立ってないといけないし、辞めてこそ、お前は良いところにいく」などと話す、イ・スマンの声が入っているという。
彼の暴露は世間の大きな注目を集め、内紛がよりドロ沼化していることを予感させた。

イ・スマンの行動を暴露した、イ・ソンス代表 (画像出典:SBS 뉴스 YouTube キャプチャー)
SMを去るイ・ソンス代表
ところが3月12日、SMのドロ沼買収戦は突然の結末を迎える。HYBEが買収意思を撤回し、プラットフォームでの協力に合意。経営権は、カカオが持つことになったのだ。
しかし、カカオと手を組んでいたイ・ソンス代表は、3月末の株主総会で代表取締役を辞任し、再任を辞退することを発表した。
『月刊中央』の情報によると、SM関係者は「イ・ソンスがYouTubeでSMに関連した暴露映像を上げたことについて、カカオがこのような不安定な人物を経営者に置くことはできないと判断した可能性がある」と話したという。
続けて「カカオが3500億ウォンをかけて設立する新規パブリッシング会社の代表職をイ・ソンスに与える代わりに、(SM代表の)再任を放棄させた可能性もある」と付け加えた。
一連の騒動の過程で、カカオ側の信頼を失ったイ・ソンス代表は、SMからの撤退を事実上宣告されたものと見られている。
これについてネットユーザーらは、「SMを去るイ・スマンが、甥を道連れにした?」「道連れなんてひどい!」などと反応。
イ・スマンがHYBEと手を結んだ作戦は失敗に終わったが、経営権を巡る争いは、イ・ソンス代表のSM撤退という結果をもたらした。「地獄に行っても僕と‥」と話したイ・スマンの狙いは、ある意味成功したようだ。
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