Mnetオーディション番組「プロデュースX101」と「アイドル学校」の、手の施しようもない操作オーディション疑惑が、練習生たちの衝撃的な証言により明らかとなった。その滅茶苦茶な競演過程にネットユーザーたちは驚きを隠せないでいる。

Mnetのサバイバル番組「PRODUCE X 101(プロデュースX101 / プデュX / プエク)」と「アイドル学校(아이돌 학교)」の操作証言が出てきた。

所属事務所の押収捜索に続き、実際合格者が内定していたという参加者の暴露が明らかとなり「PRODUCE X 101」の“操作オーディション”疑惑がさらに大きくなっている。

PRODUCEX101 操作オーディション疑惑

操作オーディション疑惑が大きくなった「PRODUCE X 101」(写真提供:©スポーツ韓国 画像出典:Mnet)

MBC「ニュースデスク(뉴스데스크)」は、10月3日「Mnetオーディションプログラム「プロデュースX101」の製作スタッフから、放送前から合格者を選定して操作をしたという証言が出てきた」と報じた。

「ニュースデスク」は、視聴者たちの投票でアイドルを選ぶと大々的にPRしたが、製作スタッフが放送前からすでに合格者を選定して操作し、競演曲が特定の練習生に事前に流布され、さらにオーディションに来なかった人が合格する場合もあったという証言を確保。

「プロデュースX101」に参加したAさんは、製作スタッフが初めから特定の練習生だけを撮影して放送し、一部の人は競演曲をあらかじめ知っていて練習したと打ち明けた。

さらに「一緒に番組に出演していたある友達は、競演曲をあらかじめ知っていた。どこでそれを知ったのか尋ねたところ、自分の振りつけの先生が教えてくれたと言っていた」とし、初めから出演の機会自体が制限されていたと主張した。

所属事務所の関係者も、製作スタッフがあらかじめ気に入った出演者を決めておく、いわゆる「PDピック(=推し)」が、あからさまに繰り返されていたと明らかにした。

PRODUCEX101の投票操作疑惑について報じた現地メディア

MBC「ニュースデスク」が疑惑を報道(画像出典:MBCニュースデスクcapture)

「アイドル学校」の出演者であったCさんは「Mnetが先に交渉していた出演者は1次オーディションを経ずとも放送への出演機会を得ていた。最初のオーディションをした時も、本戦に進出した40人中4人程度しかいなかった」と伝えた。

また「一度オーディションに入ると再び外には出られず、出ればオーディションを放棄したと思われるため5時間以上閉じ込められて、ご飯も食べられなかった」と、オーディション時に監禁されていたと暴露し「最初のオーディションを受けたという人もいたが、受けなかったという人も沢山いた。人々の夢をもて遊び、詐欺を働いたMnet..」と怒りを表わした。

さらに「アイドル学校」の製作スタッフは、リップシンク(口パク)をした組をボーカル1位として選ぶなど、競演過程も滅茶苦茶だったという参加者の証言も出てきた。

一方、「プロデュースX101」の投票操作疑惑は、番組の最終回の生放送でデビューが有力だと予想された練習生が脱落し、予想外の人物がデビュー組に選出されたことで浮上した。

その後、ソウル地方警察庁サイバー捜査隊は「プロデュースX101」のデビュー組11人中、一部の練習生が脱落組であったという事実を把握した状態だ。

警察は、このような順位変動に事実上投票操作があったと見て「プロデュースX101」の担当PDなど製作スタッフを業務妨害疑惑で立件したという。


PRODUCE X 101の操作疑惑について報じたMBC「ニュースデスク」(動画出典:MBCNEWS
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