去る5月23日、『ビルボード・ミュージック・アワード2021』を通して、その名を世界に広めたフィリピンのアイドルグループがある。K-POPトレーニングを受けて、米ビルボードで飛躍した彼らの正体とは?

去る5月23日、アメリカ・ロサンゼルスで開かれた『ビルボード・ミュージック・アワード2021』で、見慣れないアイドルグループの名前が話題となった。

グループ名は、SB19(エスビーナインティーン)。フィリピンの5人組男性アイドルグループだ。

SB19はフィリピンの5人組男性アイドルグループ

フィリピンの5人組男性アイドルグループSB19(画像出典:SB19公式FaceBook)

彼らが候補に名を連ねた部門は『トップ・ソーシャル・アーティスト』。東南アジアのアーティストが、米ビルボードの授賞式で候補になったはの史上初という。

『トップ・ソーシャル・アーティスト』部門は、K-POPファンにとって、その思い出と意義が深い。なぜなら、今や世界でもっとも有名な韓国ボーイズグループとなったBTS(防弾少年団)が、初めて世界でその名を馳せたきっかけとなった部門であるからだ。4年前の2017年に彼らがこの部門を賞を受賞し、世界的人気に火が付いたのである。

SB19のツイッターを見る(外部リンク)

SB19のジャンルは、”K-POP”だ。韓国のエンターテインメント企業・SBT(Syobiti)が約3年間、K-POPトレーニングで育成したアイドルである。

なので、彼らのファッションやメイク、ヘアスタイルなどはもちろん”K-POPアイドル”そのもの。楽曲の歌詞にも、韓国語が盛り込まれているなど、K-POP感を全面に出している。

SB19の自慢は、やはりSNSである(だから、『トップ・ソーシャル・アーティスト』の候補に選ばれた)。曲やパフォーマンスだけでなく、SNSを通してファンと疎通するという、K-POPのノウハウも取り入れられた。

今回の候補に名を連ねたことに満足せず、いつかBTSのようなグループを目指すSB19のさらなる挑戦に、世界のK-POPファンの注目が集まるだろう。

彼らのように「韓国人のいないK-POPアイドル」「韓国でデビューしていないK-POPアイドル」といった”K-POPの現地化”は、世界で年々進んでいる。日本に至っては、JYPエンターテインメントが排出したNiziU(ニジュー)が代表例だ。

NiziUは9人組ガールズグループ

9人組ガールズグループNiziU(画像出典:NiziU公式Twitter)

SB19の成功は、同じ”K-POP現地化”の成功事例と言われているNiziUも、アメリカ市場、いや世界的スターになれるという、明るい展望を見せてくれる。アメリカのビルボード授賞式で、NiziUがステージに上がり、受賞する日がそう遠くないという展望を・・だ。


SB19『What?』MV(動画出典:SB19 Official)

NiziU

JYPエンターテインメントとソニーミュージックによる共同グローバル・オーディション『Nizi Project(虹プロ)』から誕生した9人組ガールズグループ。

メンバーは、マコ、リオ、マヤ、リク、アヤカ、マユカ、リマ、ミイヒ、ニナ。

6月30日に、プレデビュー曲『Make you happy』を発表、12月2日に『Step and a step』で正式デビューした。

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