昨年のデビュー以来、快進撃を続けているNiziU(ニジュー)。テレビ出演も増え、生歌を披露する機会も多くなった彼女たち。注目をされている分、称賛の声とともに歌唱力に対する声もネット上で聞かれているようだ。

2020年12月2日、1stシングル『Step and a step』をリリースして正式デビューしたJYPエンターテインメント(以下、JYP)所属のNiziU(ニジュー)。

4月7日には、2ndシングル『Take a picture/Poppin’ Shakin’』をリリースし、さらに、4月9日放送のテレビ朝日『ミュージックステーション』への出演を発表するなど、今やメディアを通じて彼女たちの名前を聞かない日はないほどだ。

快進撃が止まらないNiziU

NiziUの快進撃はとどまることを知らない(画像出典:NiziU 公式Instagram)

テレビに出演すれば、すぐにツイッターのトレンドにNiziUやメンバーたちの名前がランクインするなど、圧倒的な存在感を見せつけている彼女たち。

『Nizi Project(虹プロジェクト)』という厳しいオーディションを経てアイドルデビューの切符を手に入れた彼女たちであるため、そのパフォーマンスや歌の実力は折り紙つき。

しかし、テレビ出演が増えて生歌を披露する機会も多くなったことで、称賛の声とともに「生歌が下手すぎる」「CDとの声が違いすぎる」「鼻音が気になる」というライブでの歌唱力に対する声も多く聞かれるようになった。

なぜ、ネット上ではこのようにNiziUメンバーに対する歌唱力の論議が持ち上がるのか。その理由として、過去のエピソードから答えを探してみたいと思う。

実力はあったが、歌唱力問題で苦しんだアイドル

歌唱力不足で苦しんでいだWonder Girls

Wonder Girlsも歌唱力不足で苦しんでいだ(画像出典:Naver Music)

以前Danmeeでは、「NiziUの快進撃を見ていると、異例の速さで国民的アイドルにのし上がったガールズグループWonder Girls(ワンダーガールズ)がフラッシュバックする」と伝えたことがある。

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2007年2月にデビューしたWonder Girlsは、その年の9月に発表した『Tell Me』が爆発的な人気を巻き起こし、老若男女問わず彼女たちのダンスを真似していた。

Wonder Girlsは、基礎がしっかりと鍛えられた実力の高いグループだった。しかし『Tell Me』当時、彼女たちは”歌唱力不足”、”未完成”といった数多くの実力の論議と悪評が付きまとい、彼女たちの人気が大きくなればなるほど、悪評は浮き彫りとなっていった。

その理由の1つが、次に述べる歌唱法にあった。

JYPアイドルを苦しめる歌唱法

Wonder Girlsに向けられた悪評の最も大きな問題は、名プロデューサー パク・ジニョン(J.Y. Park)の「空気半分、声半分」という特有の歌唱法にあったという。

この歌唱法は、パク・ジニョンが『Nizi Project』の韓国合宿当時、NiziUのAYAKA(アヤカ)に対して「空気を胸にためながら歌うから歌声が不安定になります。空気が全部下っ腹のほうにいくようにするべきです」と、下腹部に力を入れて、声を空気と一緒に出すことで歌声が豊かになるというアドバイスを送っていたことで知る人も多いだろう。

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パク・ジニョンは、Wonder Girlsのメンバーに対して、ライブステージでもレコーディングの作業をする時のように「空気半分、声半分」で歌えとオーダー。この歌唱法は、歌を生かすことができても激しいダンスをするライブステージには適していない。

元々声が太かったWonder Girlsのメンバー ソンミ(SUNMI)は安定したライブが可能だったが、ボーカルのテクニックが不十分で、曲の中で最も高音のパートを引き受けたソヒは、ライブの時に頻繁に音を外すことが多かった。

それだけでなく、激しいダンスをしながら歌わなければならなかったため、デビューして1年にもならない新人アイドルにとっては、パク・ジニョン式の歌唱法でライブを完ぺきに行うことは難易度が高かったかも知れない。なお「空気半分、声半分」を完ぺきにこなさなければ、鼻音や音程の乱れを引き起こす恐れもある。

この歌唱法によって、長期間”歌のできない子たち”というイメージが定着してしまったWonder Girls。『Tell Me』以後、『So Hot』と『Nobody』を経て数多くのステージに上がり、ライブに対するノウハウを学んでボーカルトレーニングを続けた結果、歌唱力問題は克服したが、デビュー当初10代だった幼いメンバーたちの心に深い傷を残したことは否定できない事実だろう。

パク・ジニョンはその歌唱法にこだわりを持ち続け、今でもライブステージ上で所属歌手に対して「空気半分、声半分で歌え」と指示しているのかは確かではない。しかし「JYP所属のアーティストにとっては身近」と言われているその歌唱法から、NiziUに対する歌唱力の議論が垣間見えるようだ。

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