韓国のネットでも、多くの関心が寄せられているNiziU(ニジュー)。メンバーの中でも、特にアヤカはmiss A(ミスエー)出身のスジに似ていることから、歌手活動だけでなく演技活動への期待も寄せられているようだ。
韓国では、演技もできるアイドル‥いわゆる”演技ドル”が、映画やドラマで大活躍している。
演技ドルの活躍が目立ち始めたのは、女性アイドルではmiss A(ミスエー)のスジが、KBS『ドリームハイ(2011)』や映画『建築学概論(2012)』で、新鮮な演技を披露し作品に活力を吹き込んでからだとも言われている。他にも、少女時代のユナや、AFTER SCHOOLのナナ、IUなどが、韓国ドラマや映画界における”演技ドール”の影響力を高めている。
新たな演技ドルが続々と存在感を表している中、古巣のJYPエンターテインメント(以下、JYP)を離れ、女優としてコンスタントにキャリアを積んでいるスジや、JYPの”新生女優”として大きな期待を寄せられているシン・イェウンに似ている、NiziU(ニジュー)のメンバー、アヤカへの関心が高まっている。
ここでは、なぜアヤカの名前があがるのか、その理由を探っていきたいと思う。
なぜ、アヤカへの韓国での関心が高まっているのか
昨年、日本のソニーミュージックと韓国のJYPエンターテインメントが共同で開催した、アイドルオーディション『Nizi Project(虹プロ)』で誕生したNiziU。
韓国の大手事務所JYPのプロデューサー、パク・ジニョン(J.Y.Park)が総合プロデューサーとして関わったこともあり、韓国でも当時から多くの関心が寄せられている。
中でも、韓国のネットユーザーの間で注目されているのが、前述した”演技ドル”の第一人者として活躍している、スジに似ているというアヤカだ。
初登場時から、清楚な容姿で周囲から注目を浴びたアヤカは、パク・ジニョンも「スジに初めて会った時を思い出した。(顔の)雰囲気がとても似ていると思う」と言及したほど。
スタイルの良さはもちろんだが、大胆ではつらつとした魅力と、美しい容姿を兼ね備えているアヤカの評判は徐々に広まり、今では彼女に興味を持つ韓国のファンが右肩上がりに増えている状況だ。
韓国のネット上では、アヤカについて「本当にカワイイ」「整った容姿、背も高くて韓国人が好きなスタイル」「スジに似ているだけあって、彼女の後に続く、次世代演技ドルに成長する可能性がある」「努力でアイドルになった子。きっと演技でも努力すれば認められるだろう」などと囁かれている。
(関連記事) NiziU アヤカは韓国人顔? 国民の初恋 ‘スジ’を思わせる美貌に納得の声
オーディションで発見されたアイドルの原石は、今すぐではなくとも、いつの日か女優界で宝石のように輝く日が来るかもしれない‥と、淡い期待を抱いてしまうが、ここでふと頭をよぎるのが、メンバーが演技の道に進むことによって生じる”チーム内の人気格差”だ。
JYPアイドルで見る”チーム内の人気格差”
NiziUが所属するJYPのガールズグループの中で、メンバーの演技活動がきっかけで”チーム内の人気格差”が顕著に現れたグループがある。
先日、Danmeeで掲載した記事「TWICE メンバーはなぜ演技をしないのか? JYPが配慮したロングランの秘訣」でも触れたが、スジが所属していたmiss Aがまさにそれだ。
スジは、2010年にmiss Aのメンバーとしてデビューした後、2011年にKBSドラマ『ドリームハイ』で女優活動をスタートさせた。
ドラマという新たなメディアを通して、スジの美貌がアイドルファンではない一般の視聴者たちにも広く知られることとなり、彼女は女性アイドルの中で最もホットなスターに浮上。
miss Aはグループ全体の人気も高かったが、特にスジが”国民の初恋”というタイトルを得るほど歌手・女優として爆発的な人気を得たことで、その存在感はグループよりもはるかに上回り、結局、2017年に公式的に解散したmiss Aは、ガールズグループの歴史上で”人気格差”という大きなインパクトを残したまま、姿を消してしまった。
だが、反対にJYPの中で”人気格差のないグループ”として有名なチームにTWICE(トゥワイス)がある。
TWICEには、ドラマや映画に出演したという”演技経験者”がいない。
もちろん、演技活動をしない理由にはトップガールズグループならではの多忙なスケジュールもあるが、演技活動をしないことにより、アイドルメンバーの女優デビューがもたらす”人気格差”が生じず、全てのメンバーが安定的に人気を保ち、ロングランできているとも言われている。
生き残るために選択すべき”道”という声も
ただ、ここまで記載した事とは別に、アヤカに”女優の可能性”が言及されるには、マイナス要素も混在している。
それは、歌唱力だ。残念ながら彼女の歌唱力は、他メンバーに比べて圧倒的に厳しいと言わざるを得ない。それはTWICEメンバーも、韓国ネットユーザーから多々指摘されているが、TWICEの場合は、ラップ担当になるなど、上手に回避している。
しかし、NiziUにはリマという最強のラッパーが存在しているため、アヤカはボーカルラインを担っており、そのため、実力の違いが歴然と目立ってしまっている。
(関連記事)「JYP 最強のラッパー」と絶賛されるリマ(NiziU)が韓国で人気を集める理由
となれば、元々韓国のオンラインコミュニティーでは「JYPが好む女優像」と言われていた通り、その美貌を存分に発揮できる女優業へと、シフトチェンジした方が、彼女の生き残りの可能性はぐんとあがるだろう。もちろん、演技力も磨かねば埋もれてしまうのは、彼女に限ったことではない。
スジであっても、『ドリームハイ』での演技は、相当にこき下ろされたのが良い例だ。
*****
韓国のアイドル市場は競争が激しく、若さを最も大きな武器として活動しているだけに、グループ活動の限界が明確だ。
後に年齢を重ね、アイドルとしての活動を終える時、自らが芸能界を引退しない以上、新たな道を進んでこそ生き残ることができる。
すなわち、芸能界で長く生き残るには様々な分野に挑戦しなければならない必要性があり、その1つとして最近では演技が最も身近な挑戦課題になっているともいえる。
そんなアイドル業界の追い風の中、今後、NiziUのメンバーの中でも、俳優活動に邁進するメンバーも出てくるかもしれない。が、特に韓国ではタレント性を持つアヤカの女優デビューの道を占うファンが少なからず存在するのもそのためだ。
今や韓国ドラマはアジアをはじめ、世界で脚光を浴びているだけに、もし彼女が作品に出演するならば、その話題性でグローバルなファンダムも作品を視聴し、視聴率確保という相乗効果も生まれることだろう。
アイドルだけでなく、芸能人として、ますます発展できる転換点にもなる演技活動。その岐路に立たされたとき、NiziUはmiss A路線、TWICE路線、どちらの道を選択するだろうか‥。
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