国により日にちが違う母の日。日本は5月の第2日曜と決まっているが、韓国では毎年5月8日に”어버이날(オボイナル/両親の日)”と言い、両親別々ではなく、2人に感謝する日が設けられている。今回、BTS(防弾少年団)のジミンの母への温かい思いを思い出させるエピソードがあるので紹介したい。

最近、BTS(防弾少年団)がモデルとして活動しているサムスン電子のスマートフォン、Galaxy(ギャラクシー)の公式YouTube(ユーチューブ)やツイッター、ティクトック、インスタグラムなどのSNSで『母の日記念”MakeMomEpic”チャレンジ映像』が公開され、話題を集めている。

その動画では、メンバー全員がそれぞれ母の日にちなんだ短いメッセージを伝えているが、その中でも穏やかで甘い中低音ボイスでささやいているジミンの「This Mother’s Day」という言葉が、多くのファンの心をとらえた。

温かなボイスが話題のジミン

BTSジミンの温かなボイスが話題(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

これを聞いたファンからは、「孝行息子パク・ジミン!!」「短い瞬間でも心を感じる」「世界中の母親が聞いたら本当に幸せになりそう」「やさしさの擬人化=ジミン」など、温かな反応が集まった。

今回、このジミンの温かいメッセージから思い出す、ファンを感動させたエピソードをご紹介したい。

2019年に、大衆文化・ファッション・時事問題を取り扱うアメリカの有名雑誌『Vanity Fair』のインタビューを受けたBTS。

「自分に幸運をもたらすラッキーアイテムは何?」という質問に対し、ジミンは「母が送ってくれた2ドル札」と答えた。

2ドル札といえば、あまり目にすることのない紙幣で”幸運のお守り”として財布に入れて持ち歩く人もいるらしい。

そんな貴重な紙幣を息子のためにプレゼントしたジミンの母親の気持ちも温かく、またその紙幣を大切に持っている、ジミンの母に対する愛情が強く感じられるエピソードだ。

ジミンと母親のエピソード

ジミンのラッキーアイテムは”母が送ってくれた2ドル札”(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

またこのほかにも、BTSが出演しているバラエティー番組『Run BTS!』で、韓国の大手免税店であるロッテ免税店の一部を貸し切り”007ゲーム”に挑戦した際、数あるブランド品を見ながら「このブランド、お母さんに全部買ってあげたい」と言うなど、何かあるとすぐ母親のことを考えてしまうジミン。

年を取ると、親に対する思いを伝えるのが照れて恥ずかしくなることもあるが、ジミンはストレートに母親への言葉を口にしながらピュアな姿を披露し、これからもさらにファンを増やしていきそうだ。


Galaxy x BTS / Make Mom Epic(動画出典:Samsung Philippines YouTube動画キャプチャー)



BTS

BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。

HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。

デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。

ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。

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