日本のみならず、韓国でも常に注目を浴び、数々の快挙が大きくニュースで報じられているNiziU(ニジュー)。彼女たちの楽曲が韓国のカラオケでも配信がスタートし、その認知度の高さがうかがえる。

昨年12月2日、デビュー曲『Step and a step』で待望のデビューを果たしたNiziU(ニジュー)。

昨年12月にデビューしたNiziU

NiziUは昨年12月にデビューした(画像出典:NiziU公式Twitter)

日韓合同オーディションプロジェクト『Nizi Project(虹プロ)』で選出された9人のメンバーたちは、デビューから史上最速で『NHK紅白歌合戦』に出場するなど、その快挙が韓国でも大々的に報じられ、常に注目を集めている。

特に、韓国ではK-POPファンがアーティストの情報を参考にするnamuwiki(ナムウィキ / 韓国版ウィキペディア)というサイトがあり、最近ここにNiziUのページが誕生。そこには、メンバーの名前やポジション、ダンス・歌の実力など、韓国のファンによってNiziUの情報が次々と執筆されており、その情報量は日ごとに増している状況だ。

中でも、最近新たに追加された項目が、”NiziU / カラオケ収録目録”。そう、NiziUの楽曲が韓国のカラオケで配信されたのだ。

日本と同様、韓国でも誰もが気軽に楽しめる娯楽の1つであるカラオケ(*ノレバン)。ドラマや映画、バラエティー番組などでもよく見かけることはもちろん、街中を歩いていると大小様々な規模のカラオケ店が至る所で目に留まるほどだ。

*ノレバン(노래방)‥韓国ではカラオケを”レノバン”と呼ぶ。歌(노래:ノレ)+部屋(방:バン)を合わせた単語で、直訳すると”歌の部屋”という意味になる。

日本のカラオケにも”DAM”や”JOYSOUND”などのカラオケメーカーがあるが、韓国にも”TJ(ティージェイ)”、”Kumyoung(クムヨン)”という韓国最大手のカラオケメーカーが存在しており、今回配信されたNiziUの楽曲は、『Make you happy』と『Baby I’m a star』の2曲。『Make you happy』は2社で配信され、『Baby I’m a star』はKumyoungのみの配信となっている。

(関連動画)NiziU ‘Make you happy’ MV

韓国のカラオケでも配信されているNiziUの楽曲

NiziUの楽曲が韓国のカラオケでも配信されている(画像出典:NiziU公式Twitter)

ここで気になるのが、韓国のカラオケでも日本の曲は多く配信されているのだろうか? ということ。その答えは、配信されている、だ。韓国のカラオケでも日本の懐メロや最新曲まで様々な歌を歌うことができる。

例えば、中島美嘉の『雪の華』。これは、ドラマ『ごめん、愛してる』の主題歌にも使用され、男性歌手パク・ヒョシンがカバーしたことで韓国でも大ヒットした曲だ。

その他にも、韓国でもファンの多いX JAPANの『Tears』、サザンオールスターズ『TSUNAMI』、尾崎豊『I LOVE YOU』、平井堅『瞳を閉じて』、倖田來未『キューティーハニー』、米津玄師『Lemon』、SEKAI NO OWARI『RPG』、星野源『SUN』などの人気曲も配信されているようだ。

通常、楽曲がカラオケで配信されるためには、一般的に高い認知を獲得する必要がある。今回、韓国のカラオケでNiziUの楽曲が配信されたと言うことは、韓国国内で彼女たちの認知度がより一層上がっている証拠と言えるのではないだろうか。

音楽市場だけでなく、カラオケ市場でも日韓の文化交流の発展を導いているNiziU。果たして、彼女たちの人気はどこまで続いていくのか、今後の活躍も注目される。



NiziU

JYPエンターテインメントとソニーミュージックによる共同グローバル・オーディション『Nizi Project(虹プロ)』から誕生した9人組ガールズグループ。

メンバーは、マコ、リオ、マヤ、リク、アヤカ、マユカ、リマ、ミイヒ、ニナ。

6月30日に、プレデビュー曲『Make you happy』を発表、12月2日に『Step and a step』で正式デビューした。

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