• NiziUが10月30日にシングル『Press Play』をリリースし、韓国デビューする。
  • 日本で高い人気を誇る彼女たちであるが、韓国で結果を残すためには現地での音源実績が必要不可欠だ。
  • 今回はそんなNiziUたちのライバルである、音源が強いガールズグループをチェックしていこう。

日本で高い人気を誇るガールズグループのNiziU(ニジュー)が、10月30日にシングル『Press Play』を発売し、韓国デビューする。

年々海外ファンも増えているだけに、韓国活動にも期待が寄せられているが、彼女たちが韓国で結果を残すためには、韓国ファンダムの基盤が弱いが故に、音源実績が必要不可欠。そのため、所属事務所のJYPエンターテインメントもNiziUの音源に勝負をかけていると推測されているが、近年、K-POP界では女性アイドルの音源パワーの強さが注目を浴びている。

念願の韓国デビューで韓国市場に挑戦状を突きつけたNiziUだが、彼女たちの前には多くの”ツワモノ”ライバルが立ちはだかっているようだ。

今回は韓国の代表的な音源サービス『Melon』の月間チャートを振り返りながら、強い音源パワーを誇る、NiziUのライバルグループをご紹介する。

※“音源”とは、“デジタル音源チャート”のこと。インターネットでストリーミングやダウンロードの回数を集計したもので、リアルタイム、日間、週間と、様々なデータを提供するグラフ

NewJeans

現在、K-POP界で最も音源パワーを持っているのが、5人組ガールズグループのNewJeans(ニュージーンズ)。

NewJeansは2023年現在、韓国で最も音源が強いとされる

2023年現在、韓国で最も音源が強いとされるNewJeans(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

2022年7月デビューの新人アイドルにも関わらず、これまでリリースした楽曲『Attention』、『Hype Boy』、『OMG』、『Ditto』、『Super Shy』で大ヒットを記録している。

『Attention』はリリースの翌月、2022年8月のMelon月間ランキングで堂々の1位を獲得。さらに『Hype Boy』は爽やかでキャッチーなメロディが話題を呼び、2022年8月〜2023年7月まで10位以内をキープするロングランヒットを記録した。

そして今年、TikTok等のSNSで注目を浴びたのが、1月にリリースされた『OMG』。

ボルチモアクラブのダンスミュージックで、デビュー曲とは異なる魅力を披露し、MVやパフォーマンス時のファッションスタイルも話題に。

さらに同シングルに収録された『Ditto』は、1月〜3月の月間チャートで1位を占め、今年の年間チャートの1位候補としても名前が挙がる楽曲だ。

また、7月に公開された楽曲『Super Shy』は、7月〜8月のチャートで1位入りを果たすなど、新曲を出すたびに韓国主要チャートを席巻している。

最新の2023年9月の月間チャートの上位30位には、NewJeansの楽曲が7曲ランク入りしている。


『Ditto』

IVE

4月10日に1stフルアルバム『I’ve IVE』をリリースし、ダブルタイトル曲の『I AM』と『Kitsch』で、2023年4月〜5月のMelon月間チャート1位を記録したIVE(アイヴ)。

IVEは2023年4月〜5月の月間チャートで1位を獲得した

2023年4月〜5月の月間チャートで1位を獲得したIVE(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

『I AM』は4月のチャートで3位に登場後、5月には順位を上げて1位を獲得。アルバムの先行公開曲として発売された『Kitsch』は4月のチャート1位に名を連ねた。

これに先立ち2022年には、楽曲『LOVE DIVE』、『After LIKE』をリリースし、『2022 MAMA AWARDS』では大賞を受賞。

『After LIKE』は2022年9月のチャートで月間1位を獲得しており、発売から1年経過した現在でも月間30位以内に留まるロングヒットを続けている。

2022年の楽曲でありながら、2023年の年間チャートTOP10候補に浮上する人気ぶりを見せ、今後の成績にも関心が寄せられている。


『I AM』

(G)I-DLE

楽曲制作などを自ら手がける、セルフプロデュースアイドルとして知られる(G)I-DLE(ジー・アイドゥル)は、2023年5月に『Queencard』をリリースした。

(G)I-DLEはセルフプロデュースアイドルとしてグローバル人気を集める

セルフプロデュースアイドルとしてグローバル人気を集める(G)I-DLE(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

『Queencard』は6月のチャートで月間1位を獲得し、8月まで上位10位以内をキープ。10月3日現在、YouTubeでのMV再生数は2億4000万回を突破しており、高いグローバル人気を証明した。

彼女たちは2022年にリリースした楽曲『TOMBOY』、『Nxde』でも大ヒットを記録している。

両曲ともMelon月間チャートでは惜しくも1位を逃したが、『TOMBOY』は2022年4月、『Nxde』は2022年11月のチャートで月間2位に登場。さらに『TOMBOY』は、Melon年間チャートで2位を獲得している。


『Queencard』

 LE SSERAFIM

2022年にデビューを果たしたLE SSERAFIM(ル・セラフィム)の楽曲は、耳に残るサウンドと女性が憧れるガールクラッシュの魅力が人気を集めている。

LE SSERAFIMは強烈なインパクトのある楽曲でファンを魅了する

強烈なインパクトある楽曲でファンを魅了するLE SSERAFIM(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

これまでリリースしたデビュー曲『FEARLESS』や『ANTIFRAGILE』、『UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers)』は国内チャートでも上位を席巻し、メッセージ性の強いインパクトあるコンセプトでファンを魅了してきた。

今年5月にリリースされた『UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers)』は、2023年5月の月間チャートで2位を獲得。

さらにアルバム収録曲である『Eve, Psyche & The Bluebeard’s wife』は、強烈なビートやパフォーマンスが人気を博し、7月のチャートで4位を記録している。


『ANTIFRAGILE』

aespa

仮想世界やアバターなど、独自の世界観でファンの心を掴むaespa(エスパ)。5月8日には3rdミニアルバム『MY WORLD』をリリースし、タイトル曲『Spicy』を公開した。

aespaは独自の世界観の楽曲で人々を魅了する

独自の世界観の楽曲で人々を魅了するaespa(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

ダイナミックで強烈なシンセベースサウンドや、メンバーの個性溢れるボーカルが特徴的な『Spicy』は5月のチャートで初登場4位を記録。6月には順位を上げ、月間3位に登場している。

月間1位は逃したものの、アルバム『MY WORLD』は初動売上169万枚を達成し、歴代K-POPガールズグループの新記録を更新。

第4世代を代表するガールズグループとして、海外の音楽フェスなどにも積極的に参加しており、今後もさらに音源パワーが強まると予想されている。


『Spicy』

K-POP界には他にも第3世代アイドルの代表格であるTWICE(トゥワイス)やBLACKPINK(ブラックピンク)、さらにソロで活躍する人気グループのメンバーなど、錚々たる”ツワモノ”アーティストが名を連ねている。

音源人気の獲得は新人アイドルにとって険しい道ではあるが、日本で根強い人気と実績を積み上げてきたNiziUが、どのような活躍を見せてくれるのか注目が寄せられている。

松原紗乃

K-POPや韓国ドラマ関連の記事を投稿している松原紗乃です。日頃から韓国芸能情報をチェックし、アイドルの活躍や新ドラマの配信を楽しみにしています。トレンドを通して、韓国文化の魅力を伝えられるような記事執筆を心掛けています。

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